安倍首相

通算在任期間 18日で歴代5位 1576日

 安倍晋三首相の通算の在任期間が18日で1576日となり、池田勇人元首相の1575日を超えて歴代5位となった。2012年12月の第2次政権発足以降、首相は安全保障関連法を制定し、靖国神社を参拝するなどタカ派色の強い「公約」を実現。しかし、昨年後半からは社会保障や格差是正など暮らし優先の政策に徐々に軸足を移したとの指摘も出ている。【佐藤慶、高橋克哉】

 「おじいさん(岸信介元首相)がやったことと、(元首相の)池田さんがやったことの両方をやる必要がある」。集団的自衛権の行使容認を含む安全保障関連法案が審議中の昨夏、自民党の谷垣禎一幹事長は首相に進言した。池田氏は1960年、新日米安保条約成立と引き換えに退陣した岸氏の後を受けて首相に就任。「所得倍増計画」を掲げ、日米安保改定で生じた国民世論の亀裂修復に努めて「1億総中流社会」を作り上げた。

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