北朝鮮ミサイル

政府、新迎撃体制を検討 4発同時発射

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北朝鮮ミサイルの落下地点
北朝鮮ミサイルの落下地点

 政府は6日、北朝鮮が弾道ミサイル4発を日本海に向けてほぼ同時に発射し、一定の範囲内に着弾させた事態を踏まえ、弾道ミサイル防衛(BMD)システムを増強する方針を固めた。北朝鮮のミサイルに対し、より重層的に対応できる新システムの導入を視野に、検討を本格化させる。

 現在のBMDは、海上自衛隊のイージス艦搭載の迎撃ミサイル「SM3」と地上配備型迎撃ミサイル「パトリオット」(PAC3)の2段階でミサイルを撃ち落とす仕組み。政府高官は今回のミサイル発射を受け「このままでよいとは思っていない。2層体制のままで対応できるのか」と述べ、BMDの体制強化が必要との考えを示した。

 検討は「終末高高度防衛(THAAD)ミサイル」か、SM3とレーダーなどを地上に配備する「イージス・アショア(陸上のイージス)」の導入が軸となる見込み。THAADの場合、高度約500キロで迎撃するSM3▽同約150キロのTHAAD▽同約15キロのPAC3--の3段構えの対応が可能となる。

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