そろそろ卒業シーズンを迎えるが、芸能界にも3月に卒業式を控える人気者がたくさんいる。芦田愛菜たち“子役の黄金世代”と言われる面々も小学校を卒業し、4月からは中学生になる。

 高い演技力を持つ子役たちが同い年に多くそろったことから“黄金世代”と呼ばれているのは、芦田愛菜、鈴木福本田望結、谷花音、小林星蘭鈴木梨央たち。驚くことに彼らはみんな同じ学年なのだ。最近では、すっかり大きくなったと話題になることもある黄金世代たちは皆、3月に小学校を卒業して4月から中学生になる。

 黄金世代の筆頭である芦田が子役とは思えない演技力を発揮し、注目されるきっかけとなった日本テレビ系ドラマ「Mother」が放送されたのは2010年。翌年、フジテレビ系ドラマ「マルモのおきて」の主題歌「マル・マル・モリ・モリ!」を鈴木福と共に歌いブームを巻き起こしたことで、人気を不動のものにした。

 ほぼ同時期に日本テレビ系のヒットドラマ「家政婦のミタ」に出演していた本田や、カルピスのCM出演から注目されていた小林らも頭角を現し、才能ある子役にスポットが当てられる機会が増え、知名度が高まるにつれ“注目の子役”として黄金世代たちのメディア露出も格段に増加していった。

 そんな彼らもこの春からは中学校に進学する。子供のうちから活躍していると子役時代のイメージが強く残ってしまい、大人の俳優として成功するのは難しいと言われる一方で、神木隆之介や志田未来など第一線で活躍し続ける役者も多くいる。黄金世代と言われる芦田たちはこれからどういった道を進んでいくのか、期待しつつ注目していきたい。(山田貴子)