13日放送、日本テレビ「ナカイの窓」では、「師匠と弟子SP」としてリオデジャネイロ五輪レスリング女子63キロ級金メダリスト・川井梨紗子と、至学館大学レスリング部監督・栄和人氏がゲスト出演。川井は、栄氏の一言でブチギレし、怒りで強化ガラスを蹴り破ったエピソードを明かした。

母・初江氏と親子で指導を受けてきた川井は、今も母校・至学館女子レスリング部で登坂絵莉や土性沙羅といった金メダリストをはじめとした多くの強豪選手達と日々ハードなトレーニングに明け暮れている。

師・栄氏について「最初は本当に怖かった」という川井は、高校1年生で出場した全日本選手権で世界選手権2位を相手に2ポイントを奪って善戦するも、敗れた試合後、栄氏から無言で往復ビンタを喰らったエピソードを披露した。

ここで栄氏は、軽率な一言で川井を怒らせた過去を告白。それは川井の妹・友香子が世界ジュニアの代表に決まりながらも肩のケガで欠場を余儀なくされた時のこと。同じチームの選手が繰り上げで代表に選出されると、栄氏は川井姉妹がいるところで、その選手に「よかったな、代表になって」と声をかけたという。

「いつの間にか、妹と川井選手が急にいなくなった」と振り返った栄氏は、「『パーン』ってすごい音がしたので歩いて行ったら、網目模様の窓ガラスがボーンって穴があいてる」と苦笑い。

すると川井も「代わりになった選手が妹をケガさせた。それで手術して『半年以上レスリングできません』って言われている状況で、(栄氏は)その目の前で『お前でよかったな、頑張れよ』って。本人いるじゃん」と説明。栄氏の一言が聞こえた時に妹を気遣って一緒に帰宅しようとするも「だんだん私もイライラしてきて『監督なんだから、もっと選手のこと考えるべき』って足が出ちゃった」と釈明した。