2018年4月15日放送のアニメ「ちびまる子ちゃん」(フジテレビ系)で、まる子の「おばあちゃん」が同じ場面に2人いるシーンがあり、視聴者からツッコミが相次ぐ出来事があった。

フジテレビ広報室は16日、J-CASTニュースの取材に対し、話題の場面について「作画上のミスです」と回答した。

「おばあちゃん2人おる」

まさかの事件が起きたのは、番組後半に放送された「中野さん、さくら家に泊まるの巻」のワンシーン。

この回では、まる子の祖父・友蔵と仲の良い中野さんが、自宅の鍵を忘れてしまいさくら家に泊まることに。夕食時、一同がちゃぶ台を囲んでテレビを見ている場面で、おばあちゃんに「異変」が起きた。

テレビのチャンネルを変えるため、座布団から立ちあがったおばあちゃん。画面は天井の辺りからお茶の間全体を映すアングルに変わり、おばあちゃんはテレビのすぐ脇まで移動している。

しかし、この場面をよく見ると、友蔵の隣にもおばあちゃんの姿が。つまり、テレビ脇まで動いたおばあちゃんと、移動前の座ったままのおばあちゃんの2人が、同じ画面に同時に登場していたのだ。

この事態に気づいた視聴者は騒然。ツイッターやネット掲示板には、

「おばあちゃん席立ったのにもう1人席にいるんだけど...」
「確認したら本当にお婆ちゃん分身してたwただの作画ミスだよね」
「リアルに放送事故やん(笑)おばあちゃん2人おる」

といった驚きや困惑の声が相次ぐ騒ぎとなった。

フジ「今後このようなことがないように...」

こうしたハプニングは、スポーツ報知がウェブ版で15日深夜に報道。そのほか、複数のネットメディアもSNS上での反響を取り上げるなど、今回の「ちびまる子ちゃん」をめぐる騒動には大きな注目が集まった。

実際、翌16日昼時点でツイッターの検索欄に「ち」の一文字を入力しただけで、関連ワードの候補には、「ちびまる子ちゃん 作画ミス」「ちびまる子ちゃん 放送事故」などと表示された。

同じシーンにおばあちゃんが2人いた件について、フジテレビ広報宣伝室は16日のJ-CASTニュースの取材に対し、「作画上のミスです」。その上で、

「今後このようなことがないように一層の注意を払って制作してまいります」

と反省の旨を述べた。