高橋みなみがパーソナリティをつとめるTOKYO FMの番組「高橋みなみの『これから、何する?』」。4月26日(木)の生放送は、経済評論家・上念司さんに「経済学から見た今、気になるニュースベスト3」を伺いました。



「日本の財政は、実は危機的状況ではない」と、1つ目のテーマを発表する上念さんに、たかみなは「財政難って聞いていますけど……」と尋ねます。上念さんは「今、政府の資産はアベノミクスが始まってからものすごいペースで増えていて、資産は毎年50兆円増加しています」「東京オリンピックで資産超過の状態になるかも」と返答しました。

その証拠となるのが日本の国債金利です。上念さんによると現在、日本の国債金利はマイナスで「(日本の)100万円の国債を買うと、返ってくるとき99万円。金利を取られちゃうんです」とのこと。

そんな状況のなか、なぜ消費税アップの動きがあるのでしょうか。「財務省が上げたいんですよ。彼らは税率が上がると予算を大盤振る舞いできる。大盤振る舞いすると役所の権限が強くなって、嘘の報告をしたり、セクハラをしたりしても何も言われない。おいしさを手放したくないんです」と上念さんは持論を展開します。

2つ目のテーマは「米中貿易摩擦」です。

現在、米国の鉄鋼・アルミニウム製品の輸入制限が発端となって米中貿易摩擦が巻き起こっています。これについて、上念さんは「中国との貿易不均衡を解消するならアメリカは景気を悪くして、(中国から輸入せずに)国内の生産力で賄えるようにすればいい話」と分析します。

しかし、上念さん曰くトランプ米大統領が貿易赤字を口実に関税引き上げを打ち出す本当の理由は「経済問題じゃなくて安全保障の問題」だとか。領土拡大を試みる中国へのけん制として貿易不均等を問題化しているそうです。

3つ目は「野党の経済政策で日本はどうなってしまうのか」。アベノミクスによる格差の広がりなどを理由に、野党が与党を攻撃しています。しかし、上念さんは、野党の主張する経済政策を導入すると、弱者がより貧しくなる可能性があると言います。デフレ脱却のための安倍政権の経済政策に野党はストップをかけていますが、上念さんは「野党の政策だと緊縮財政で財政支出が減ります。そうするとますますみんなお金をため込み、デフレが戻ってきてしまう」と述べていました。

政策のあり方について、たかみなは「すごく難しい。ちゃんと見ていかなければいけないと思いました」と感想を述べました。上念さんは「お金の価値が将来的に上がるような政策はダメ。下がるような政策で、みんながじゃんじゃんお金を使うようになると景気がよくなる」と主張していました。



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聴取期限 2018年5月4日(金・祝) AM 4:59 まで

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【番組概要】

番組名:高橋みなみの「これから、何する?」

放送日時:毎週月〜木曜 13:00〜14:55

パーソナリティ:高橋みなみ

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