DJ OZMAの裸同然ダンサー事件で、揺れに揺れた2006年の『紅白歌合戦』。筆者はこの「紅白」が大好きなのだが、昨年観賞していて不思議に思ったことがある。それは、“巨大なドレスを身にまとった歌手が多いこと”だ。浜崎あゆみに平原綾香、水森かおりの計3人が、巨大な裾広がりのドレスで登場していたのだ。

 調べてみると、これは通称「お恵ちゃんドレス」と呼ばれる形らしい。発祥元は、昨年亡くなられた歌手の松山恵子。「お恵ちゃん」という名で親しまれた彼女がよく着ていたことから、このような名前が付いたのだとか。驚くのはその巨大な実態。裾幅3.5メートル、重さ20〜30kgにまで及ぶこともあったという。

 裾幅3.5mのドレスを着て歌う姿は、さぞかし大迫力だったことだろう。お恵ちゃんのファンサイト『松山恵子2』の管理人さんは、コンサートの思い出を振り返ってこう語る。

 「地方公演では“初めて生の松山恵子を見る”という人が多かったため、巨大ドレスでお出ましになると、『うわー』という歓声と大拍手で興奮のるつぼでした。舞台の袖が小さい劇場や会場では巨大ドレスを着ることが出来なくて、残念がっていましたね。また、会場によっては別の袖口から出るために楽屋から遠回りをしたりと、苦労もしていました」(ファンサイト『松山恵子2』 管理人)

 客に感動を与えるためには、苦労も疎まない・・・これぞ、真のエンターティナーの姿だろう。浜崎あゆみなど後世の歌手たちが巨大ドレスを着ることについても、お恵ちゃんは非常に喜んでいたという。巨大ドレスは、彼女の生きた証なのだ。

 ちなみに某ドレス店で「これと同じドレスをオーダーするとしたら、値段はいくらになりますか?」とお恵ちゃんドレスの写真を提示したところ、ニッコリ笑って「詳しくはわかりませんが、ウン百万です」と言われてしまいました。お恵ちゃんドレス、恐るべし・・・。(安田明洋/verb)

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