【バンコクからのおすすめ1泊旅行】アンパワー水上市場への旅

(夕方のアンパワー水上市場)

バンコクから約100km、サムットソンクラーム県に、アンパワー水上市場地図 )という観光地がある。

旅行ガイドなどを見ると、日帰りで行けると書いてあることが多い。実際に日帰りでも行けるのだが、ここに行くなら1泊2日で行くことをおすすめしたい

なぜなら、アンパワーには

  1. 夜は舟に乗ってホタルを見る
  2. 早朝は舟でやって来るお坊さんに托鉢する

という2大イベントがあるのだ。

日帰りで行くと、舟に乗ってホタルを見ることはできるけど、夜になってからバンコクまで戻ることになり、疲れるし、早朝の托鉢もできない。

時間に余裕があるなら、ぜひ1泊してほしい。

この記事では、

「バンコクから1泊2日で行く、アンパワー旅行のおすすめプラン」

を提案している。アンパワー水上市場へ旅行に行くときの参考にしてほしい。

ちなみに、同じサムットソンクラーム県には「ダムヌンサドゥアク水上市場」もあり、こちらも有名だ。しかしこちらは観光地化されていてあまり面白くない。行くならアンパワーをおすすめする。

目次

アンパワー旅行のおすすめの時期

まず、アンパワー水上市場は、金・土・日のみ開いているので、平日に行かないように注意してほしい。

ホタルがたくさんいるのは5〜10月だが、いつ行っても少しはいるので、季節はあまり気にしないで良いだろう。

アンパワーへの行き方

ロットゥー(乗り合いヴァン)は、モーチットバスターミナル、エカマイバスターミナル、旧南バスターミナルから出ている。所要時間は1時間~1時間半程度。

しかし、タイ在住の方なら、自家用車またはレンタカーがおすすめだ。車なら近隣のレストランや観光地にも行ける。自分で運転するのが不安な人や、途中でお酒を飲みたい人は、車&運転手を雇ってもいいだろう。以下のスケジュールは、車があるという前提で書いているので、車がない方は適当にアレンジしてほしい。

アンパワー旅行のスケジュール

1日目 – 午前

軽く朝ごはんを食べてから、バンコクを午前9時頃に出発する。バンコクからの下り線は、土曜日は渋滞していることが多い。それでも9時に出れば十分だ。

行きの国道脇では、塩田で採れた塩を売っている。

(出典:pantip.com)

気が早いが、ここで売っている塩はお土産に最適だ。値段は 1kg あたり 20~30バーツ程度と安いので、たくさん買っていこう。料理をする人にプレゼントすると喜ばれる。

運が良ければこの辺り で猿に会える。

(出典:www.77jowo.com)

1日目 – 昼食

ナムティップ2・レストラン

目的地はナムティップ2(地図 )という、海沿いにあるタイレストラン。

このレストランは、もうちょっとアンパワー寄りの場所にも支店がある(地図 )。どちらも美味しいタイ料理を食べさせてくれる店だ。

ここで、近くの港から運ばれた新鮮なカニ、エビ、イカをたっぷり食べよう。この付近で採れるマテ貝の料理も試してみたい。レストランについては、下記のブログにも情報がある。

シーフード・レストラン「ナムティップ2」に足を踏み入れると… 閑散としてます(笑) まぁ、平日だしシーズンでも無いですからこんなもんなんでしょうね。 でも海べりの1列だけはほぼお客さんで埋まってま

1日目 – 午後

ドーン・ホイロート海岸公園

ご飯を食べ終わったら、すぐ近くにあるドーン・ホイロート海岸公園(地図 )へ行こう。

(出典:pantip.com)

ここでは潮干狩りもできるのだが(3~4月のみ)、貝はあまり採れないらしいし、暑くて大変なので、あまりおすすめはしないが、やりたい人はチャレンジしてほしい。

この海岸からは観光船が出ている。

(出典:www.bansansuk.com)

1艘・1時間400バーツ程度で付近を一周してくれる。船頭さんにもよるが、運河を軽くさかのぼったり、遠浅の海で舟を停めて、海中を歩かせてくれたりしてくれる。

(運河に入ったところ)

潮風が気持ち良い。

(船上から)

面白い体験ができるのでぜひ乗ってみてほしい。

舟遊びを終えたら、宿にチェックインするもよし、他の観光地をめぐるのもよいだろう。アンパワー水上市場までは車で約20分だが、市場はに行ったほうが良い。

ここでは、付近にあるおすすめの観光地を紹介する。自分で車で回ると楽だが、アンパワーからのツアーも出ている。1日目の時間が足りなければ、2日目の午後に回っても良いと思う。

聖母生誕大聖堂

サムットソンクラーム県には美しい聖母生誕大聖堂地図 )がある。

(聖母生誕大聖堂)

時間帯によっては内部も見学できる。ウィキペディアのラーチャブリー教区 や下記ブログを参照。

バーンノーイ水上マーケットまで来た際にバスを降りた市場前に戻ってバスを待ちます。7,8分も待つと読みどおりにバスがやって来ました。おや、今度は大きなバスですね。乗り込みまーす。時刻は12:58。やはり1時間に1本のようですね。椅子につくと男性の車掌さんが
バーン・ノーイ水上市場

バーン・ノーイ水上市場地図 )は、アンパワー水上市場に比べるとこじんまりした市場で、人も少ないが、ノンビリした雰囲気があって良いところだ。教会への通り道なので、少し寄って散歩すると楽しい。

(出典:http://www.paiduaykan.com/76_province/central/samutsongkhram/bangnoi.html)

詳細は ThailandScanMe.com の記事が詳しい。

バーン・グン寺

バーン・クン寺は、タークシン王が軍事拠点とした由緒ある寺。菩提樹に覆われた本堂は必見。馬にエサもあげられます。

(引用元:http://dooteepak.blogspot.com/2014/12/blog-post_26.html)

バーン・グン寺については下記ブログが詳しい。

1日目 – 夜

アンパワー水上市場

(夕方のアンパワー水上市場)

アンパワー水上市場は夜が本番。夜店でいろいろ買い食いするも良し。市場付近に夕食を食べれるお店はたくさんある。

(アンパワー水上市場付近の露店)

暗くなってから、ホタル見物のボートに乗ろう。ひとり50~60バーツ程度。夜は寒いので、上着を持っていくと良い。

(ホタル見物ボート)

(出典:pantip.com)

実際にはここまで大量のホタルが見えることは珍しいので、あまり期待しすぎないこと。

アンパワーの夜は早い。夜10時ころになると、ほとんどの店が閉まる。

1日目 – 宿泊場所はどうやって選ぶ?

宿は、アンパワーの中心部が良いだろう。理想的なのは、アンパワーの運河沿いにある宿だ。翌朝早く、運河で待っていれば、お坊さんが舟で托鉢にやってくる。

(出典:oknation.nationtv.tv)

アンパワーの宿を2つ紹介したい。

「タニカ リゾート」は大人2人+子供2人まで泊まれ、朝食付きで1泊1,000バーツ~と手頃な宿だ。駐車場もある。ただし週末はすぐ満室になるため、予約は難しいかもしれない。

Agodaで「タニカ リゾート」の詳細を見る

車があるなら、中心部から少し離れた場所でも大丈夫だ。場所はメークロン川沿いがいいだろう。メークロン川にもお坊さんが舟で托鉢にやってくる。

「バーン・シリポーン・リゾート」は、メークロン川沿いにあり、托鉢の用意をしてくれる(確か200バーツ)。朝食付き、駐車場もあり、1泊1,000バーツ~。

Agodaで「バーン・シリポーン・リゾート」の詳細を見る

週末の宿はすぐ満室になるので、早めに予約することをおすすめする。アンパワーの宿は他の場所より高めなので、値段の割に設備が古いのは勘弁してやってください。

2日目 – 早朝

早朝に起き、托鉢を見学して、朝食を食べたら、メークロン鉄道市場へ行こう。

メークロン鉄道市場

(出典:www.ท่องทั่วไทย.com)

メークロン鉄道市場(地図 )は、誰もが一度は写真で見たことがあるだろう。汽車が通過するとき、お店が傘をたたむ光景が有名だ。

どうせ行くなら、お店が傘をたたみ、鉄道が通過するところを見たいよね。

鉄道の時刻は

  • 06:20 メークロン発
  • 08:30 メークロン着
  • 09:00 メークロン発
  • 11:10 メークロン着
  • 11:30 メークロン発
  • 14:30 メークロン着
  • 15:30 メークロン発

となっているので、ぜひ時間に合わせて行ってほしい。
メークロン鉄道市場については下記のブログが詳しい。

列車が市場を通過する摩訶不思議な観光地「メークロン市場」の観光ガイド。メークロン市場の歴史やバンコクからのアクセス方法を詳しく解説しています。

2日目 – 昼食

ゲーソンでプーカイ(蟹の卵)を食べる!

そろそろ帰ってもいい頃だけど、せっかくなので少し足を伸ばして、レストラン「ゲーソン」(地図 )でプーカイ(蟹の卵)を食べておきたい。

(出典:www.wongnai.com)

ゲーソンのプーカイ(蟹の卵)については下記の記事参照。

サムットソンクラーム県|茹でたプーカイ(蟹の卵)で舌鼓!

まとめ

1泊2日のアンパワー水上市場への旅、いかがだったでしょうか。

バンコクから近いとは言え、シーフードは絶品の美味しさ。

また、ホタル見物の舟に乗ったり、鉄道市場を見たりと、楽しいイベントも盛りだくさんで、2日間を目一杯楽しめる内容だと思います。

バンコク在住の方は、一度と言わず、何度でも行って楽しんでほしい場所です。