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フィットネス

運動がメンタルヘルスに良い理由

汗をかくことは我々が知っている以上に脳に好影響を与える可能性がある。
Written by Jamie Hellier
読み終わるまで:3分公開日:
アクティブに活動することは身体に様々な好影響をもたらす。健康な心臓や関節の機能向上などが良い例だ。しかし、メンタルにも好影響を与えることを知っていただろうか?
そこで今回は、自信を失っている、ストレスの多い環境で仕事をしている、または単純な気晴らしが欲しいという人のために、今回はアクティブな活動やワークアウトがメンタルヘルスに好影響をもたらす理由を5つ挙げていく。

1:運動はストレス発散に最適

信じられないかもしれないが、ストレスを感じるだけで脳に「戦うか逃げるか反応」が生まれ、血圧が上昇し、ホルモンとアドレナリン、ノルアドレナリンの影響で発汗する。しかし幸運なことに、心臓血管系の運動をすれば身体のストレスレベルを下げることができる。最近はジムがあらゆる街でチェーン展開されている上に、タイトなワークスケジュールにパーフェクトな20分間の時短トレーニングなども用意されているので、ジムに通って汗を流すようにしよう。

2:運動はメンタルをシャープにする

ランチ後にどうもやる気がでないという人は良く読んでもらいたい。ウォーキングやジョギング、スポーツなどの一般的なエクササイズは注意力と集中力を高めるので、メンタルをシャープにできる。また、適度な運動をして血圧とエナジーレベルを高めることはメンタルヘルスに有用だという研究結果も出ている。適度な運動は、脳内の記憶回路を繋ぎ合わせてくれる脳由来神経栄養因子(BDNF:Brain-Derived Nuerotrophic Factor)の分泌を促すので、脳内の記憶力を司る部分を刺激することができる。

3:運動は依存を解消する

楽しいことをすると脳内にドーパミンが分泌されるが、ドーパミンはアルコールや薬物、そして食べ物への依存を生み出す物質でもある。しかし、ジムでのワークアウトをはじめとする運動には、意識を逸らして依存を解消する効果がある。また、依存症からの復帰を目指す中で概日リズムの影響から睡眠障害を体験する人は少なくないが、ワークアウトは概日リズムをリセットして通常の睡眠パターンに戻してくれるので、依存症からの復帰を早めてくれる効果も備えている。

4:運動は心配や落ち込みから解放する

我々の多くは、仕事中に休憩を取らなかったり、疲れているのに頑張り続けてしまったりする。しかし、毎日1時間ほど頭のスイッチを切るようにすれば、落ち込む気持ちを上手くコントロールできるようになるばかりか、まったく落ち込まない自分にもなれる。また、ハーバード大学の研究論文には、抗うつ剤のような薬物とは違い、エクササイズには副作用がほとんどないと記されている。HIIT(高強度インターバルトレーニング)セッションをこなしたり、ヨガクラスに参加したりして、心配や落ち込みしらずの生活を送ろう。

5:運動は認知症や認知疾患のリスクを低減する

世界の平均寿命が延びる中、記憶力や注意力が散漫になる認知症や認知疾患を煩う人も増えてきている。しかし嬉しいことに、Alzheimers.org.ukの調査によると、アクティブな活動や定期的な運動は、認知症や認知疾患を煩っている人の病状の進行を遅くする効果がある上に、発症の確率自体も20~30%下げる効果があるので、積極的に身体を動かすようにしよう。