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1月8日(現地時間7日)に行われたトロント・ラプターズ戦。99-99の同点で迎えた試合終盤に、ポートランド・トレイルブレイザーズの大ベテラン、カーメロ・アンソニーが自らのショットで試合を決めた。
残り13.6秒。ブレイザーズはタイムアウト明けでスローインしようとするも、ラプターズがデイミアン・リラードに対して2人のディフェンダーを送り込み、ボールを入れさせない。
すると右コーナー付近でCJ・マッカラムがボールをもらい、チャンスをうかがうも、ショットまで持ち込めない展開に。そこで右45度付近にいたカーメロへとボールが渡る。カーメロはドリブル2回でフリースローラインへ持ち込み、OG・アヌノビーをプルアップで交わして鮮やかなジャンパーを残り3.3秒に放り込んだ。
ラプターズは逆転のチャンスをカイル・ラウリーに託したものの、ベテランの3ポイントはリングをくぐり抜けることはなく、101-99でブレイザーズが昨季の覇者を下した。
「僕は自分がやっているワークアウトを信じてるし、自分のショットも信じてる。あのショットは毎日練習しているショットだからリングに吸い込まれたのさ」
値千金のゲームウィナーを突き刺し、自信にあふれた言葉を発したカーメロ。この日のカーメロは、フィールドゴール17投中10本(うち3ポイントは8投中5本)成功、フリースロー3本全てを決め切る抜群のシュートタッチを見せ、ゲームハイの28得点に7リバウンド2スティールと殊勲の活躍。
『ESPN』によると、過去20シーズンのうち、第4クォーターまたは延長残り5秒以内で勝ち越しとなるショットを決めた本数で、カーメロ(17本)がコービー・ブライアント(元ロサンゼルス・レイカーズ/16本)を超えてトップに立ったという。
カーメロの決勝弾について、リラードも「ディフェンダーは1人だけだった。彼は自身のスポットへ向かい、プルアップに持ち込んだから、俺は決まると思ってたよ」と語っており、大きな信頼を寄せていたことがわかる。
ブレイザーズではカーメロのほか、リラードが20得点9アシスト、ハッサン・ホワイトサイドが14得点16リバウンド4アシスト7ブロック、アンファニー・サイモンズが12得点、マッカラムが10得点5リバウンド6アシストをマーク。
16勝22敗でウェスタン・カンファレンス10位のブレイザーズにおいて、カーメロの存在感は日に日に増していると言っていいだろう。
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