ブルームーンとは
2020年のハロウィン当日(10月31日)は、今月2回目の満月です。ひと月に2回満月が訪れるとき、2回目の満月のことを「ブルームーン」といいます。
「ブルームーン」を直訳すると「青い月」。しかし、月が青くなるわけでも、青く見えるわけでもありません。通常毎月1回訪れる満月は、それぞれ暦から付けられた呼び名があり、それに該当しない2回目の満月を「ブルームーン」と呼んでいるのです。ちなみに10月1回目の満月は「ハンターズムーン」と呼ばれています。
各月の満月に付いている名称
- 1月の満月:ウルフムーン(Wolf Moon=狼月)
- 2月の満月:スノームーン(Snow Moon=雪月)
- 3月の満月:ワームムーン(Worm Moon=芋虫月)
- 4月の満月:ピンクムーン(Pink Moon=桃色月)
- 5月の満月:フラワームーン(Flower Moon=花月)
- 6月の満月:ストロベリームーン(Strawberry Moon=苺月)
- 7月の満月:バックムーン(Buck Moon=男鹿月)
- 8月の満月:スタージョンムーン(Sturgeon Moon=チョウザメ月)
- 9月の満月:ハーベストムーン(Harvest Moon=収穫月)
- 10月の満月:ハンターズムーン(Hunter’s Moon=狩猟月)
- 11月の満月:ビーバームーン(Beaver Moon=ビーバー月)
- 12月の満月:コールドムーン(Cold Moon=寒月)
2020年のハロウィンは「奇跡の日」
月の満ち欠けは約29.5日周期のため、満月が訪れるのはたいてい月に1度。2度目の満月である「ブルームーン」が見られるのは2〜3年に1度で、
「blue moon(ブルームーン)」という言葉は、「ありえない」「めったにない」という意味で”once in a blue moon”のように使われたりします。(tenki.jpより引用)
というように、それだけでレアなことです。
前回のブルームーンは2018年3月31日、次にブルームーンが観測できるのは2023年8月31日、その次は2026年5月31日。「月に2度目の満月」ということで、月末に観測されることが多いのですが、それがハロウィンの当日に起こるのは、相当めずらしいことです。
フジテレビ「とくダネ!」(2020年10月30日放送)で、天達気象予報士が「ハロウィンの満月は46年ぶり」と伝えていました。つまり今年、2020年10月31日のハロウィンはブルームーンと重なる「奇跡の日」ともいえそうです。
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