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環太平洋火山帯の地震の連鎖が収まらない。この1週間でのマグニチュード4.5以上の地震の発生数が150回に達している

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USGS




 

先日、最近の地震の発生に関して以下の記事を書かせていただきました。

いよいよ地球が「地震の時期」に入る前兆? 環太平洋火山帯で「24時間で53回の大地震」が連続。そして、日本の硫黄島では過去5年で最大の地震が発生すると共に群発地震化している

この記事では、8月19日から 20日にかけて、アメリカ地質調査所が「大きな地震」と定義しているマグニチュード 4.5以上の地震が「 24時間で 53回発生した」ということについてご紹介させていただきました。

そのほぼすべてが環太平洋火山帯で発生しています。

環太平洋火山帯

express.uk

そして、次第に各地のマグニチュードも大きくなってきている感じもあります。

この1週間ほどのあいだにマグニチュード 6を超える大地震が以下のように起きているのです。

2018年8月17日から23日までのM6以上の地震

8月17日 M6.7 インドネシア・フローレス海
8月17日 M6.6 日本・硫黄島
8月17日 M6.1 コスタリカ
8月19日 M6.9 インドネシア・ロンボク島
8月19日 M8.2 フィジー近海
8月21日 M6.5 バヌアツ
8月21日 M7.3 ベネズエラ
8月22日 M6.2 米国オレゴン州沿岸

それぞれの震源は以下のようになります。


USGS

さきほどの環太平洋火山帯の図と照らし合わせていただければおわかりになるかと思いますが、これらの規模の大きな地震は、すべて環太平洋火山帯で起きたものです。

ベネズエラのマグニチュード 7.3は、規模の大きな地震でしたが、震源の深さが 120キロメートルという深い場所でのものでしたので、いくつかの建物に被害があった他は、人的な被害はなかったようです。

この環太平洋火山帯の「地震の集中」が今後も継続するのかどうかは、今のところは何ともいえないですが、現時点では収まってはいません。

また、フィジーでは「 500キロ以上の深い場所を震源とする M4.5以上の群発地震」という、やや異様な状況が継続しています。

秋にかけて、なかなか気になる動向となってきているのかもしれません。







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