新天皇皇后両陛下の即位により、久しぶりに皇后陛下の第一ティアラが国民に披露されました。
(近年の美智子さまは首への負担からか他の女性皇族や、他国の王族がティアラをつけている場面でもティアラをつけられていませんでした。)


ティアラの輝きも美しいですが、皇后雅子さまの笑顔も輝いています。

この皇后陛下の第一ティアラは明治天皇のお妃である昭憲皇后の為に作られ、代々日本の皇后に受け継がれています。
昭憲皇后は日本の皇室で初めて洋装をした皇后です。当たり前ですが、明治より前は和装でしょうから当然ティアラもお使いになりません。



今とティアラが違いますね。
星形の部分を円形のダイヤにリフォームされたという話も聞きますが、こちらをご覧ください。


それぞれ撮影された日付は不明ですが、分かりやすいように時系列で矢印を入れました。
何度もリフォームされるのは不自然です。
円形のダイヤと星形のダイヤを付け替えて2通り使用できるティアラなのではないでしょうか。

残念ながら美智子さまの皇后時代には星形は拝見することができませんでした。



皇后の第一ティアラをつける美智子さま


香淳皇后はお若い頃にも晩年にも星形の第一ティアラを付けられています。



また香淳皇后は星形のダイヤも円形のダイヤも付けない最もシンプルなバージョンも披露されています。




なんと3way仕様のティアラだったのです!


令和の皇后陛下は第一ティアラで何パターン披露していただけるでしょうか。
ぜひ星形のダイヤをセッティングしたティアラも拝見したいです。





第二ティアラ(左)と美智子さまが第三ティアラとして使用されていた秩父宮妃勢津子様のティアラ(右)です。
こちらも雅子さまに受け継がれているのでしょうか。
こちらの2つのティアラをつけた雅子さまのお姿も楽しみです。





ここからは海外王室の2way,3wayティアラをご紹介します。




まずオランダ王室です。
星形のバージョンはマキシマ王妃のウェディングティアラとしても使用されました。
星形のダイヤのパーツは日本の皇后第一ティアラと似ています。



こちらもオランダ王室です。
マキシマ王妃はダイヤバージョン、右上のベアトリクス元女王(現国王の母)はルビーバージョン、右下のローレンティン妃は中央のみルビーで両サイドはダイヤ。




スウェーデン王室のソフィア妃のウェディングティアラです。
結婚式ではエメラルド(右下)、エメラルドをパールに付け替えたバージョン(左下)、パールもエメラルドも付けずダイヤのみのバージョン(左上)。
2019年のノーベル賞授賞式では新たにターコイズのセッティングも披露されました。(右上)
付け替える宝石が多くサイズも細かいので、付け替える作業は一番大変そうです。




イギリス王室です。
エリザベス女王もパール、エメラルド、ダイヤのみの3パターンを使い分けます。




グロスター公爵リチャード王子(エリザベス女王の従弟)の妻、バージット夫人です。
センターのパーツが3パターンに付け替え可能です。宝石の色だけでなく、デザインも変わるのでかなり雰囲気が違いますね。



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