【術後11日目②】ダイレーションの手順 | さつきぽんの性別適合手術(SRS) 体験談 MtF タイ ダイレーション 性転換

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性同一性障害でMtF(男→女)のさつきが

タイで受けた性別適合手術の記録です

これから性別適合手術(SRS)を受けようと思っている人の参考になれば幸いです。

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ただ今、鎮痛剤をのんで

ダイレーションの準備中。



今回は、ざっくりとしたダイレーションの流れを書こうと思う。







まず、今書いたように

ダイレーションの前に強力な鎮痛剤を飲みます。


名前はちょっと分からないけれども、おそらくかなり強力なもの。


アスピリンの26倍だそうです。
これを2錠。




おそらくこれを飲まずにやると、痛みに耐えられないのでしょうね。


飲んでも痛いけど。

まぁ、たしかに考えてみたら


切り立てホヤホヤの傷口に棒でグリグリえぐるわけだから

常人なら耐えられないだろう。



ちなみに毎日飲む薬が、この量






そして、用意するもの




・レジャーシート
・犬用のおしっこシートみたいなやつ
・ダイレーター
・ゴム手袋
・コンドーム
・手鏡
・固定用のバンド
・ローション
・ティッシュペーパー



まず、手順としては手を洗います。


そしてレジャーシートと、犬用のおしっこシートみたいなやつをベットに敷きます。

これが無いと、終わったあとシーツがローションと血だらけで大変な事になります。








そしてゴム手袋を装着

次にダイレーターにコンドームを被せて


それにローションを塗りたくります(気持ち多目に)

このローションも、ぞくにいうぺぺローション的なものではなく

医療用のもの



そして、ベットの上で座った状態になり背は壁に預けます。
間に枕を挟むといいかも。




足は真っ直ぐに伸ばし、つま先まで伸ばすとなお良し。


ここで一旦、深呼吸。


力が入ってしまうと余計に痛いので、リラックスするように。


私はいつも何か音楽をかけるようにしてます。


手鏡で膣の位置を確認し

いざ、切腹。

違う、ダイレーション開始


毎回5センチ入るくらいで痛みが襲ってきます。


そしたら無理せず、そのままキープ。



1分~2分で痛みが少し和らぐので、再度ダイレーターを押し込みます。


この時もやはり、痛い。

なので、無理をせず、ゆっくりゆっくり


「フゥゥー」と息をゆっくり吐きながらするといいです。


1秒で1ミリぐらい進むイメージで。



途中痛さが我慢出来なければ、少し止まって休憩。


そして、再開。


この繰り返し。


10分程で最深部あたりまで到着します。


が、最深部までの「あと1センチ」が本当に痛いし、狭い。


やはり奥の方から、体が塞ごうとするので(傷口だから)

これを多少無理にでも、こじ開けないと最深部までは到達しない。



なんとか勢いで、最深部まで到達したら


そこで片手に固定用のバンドを巻き付け、30分キープ。


もちろんその間もバンドに圧力をかけ続けなければならないので、当然痛い。


この瞬間が一番、鋭利な傷み。

ツキーン、ツキーン、と1秒ごとにきます。


そのまま30分経過するまでは、もう片方の手は自由になるので


メールを打つのも良し、YouTubeみるのもTwitterするのも、なんでもOK。


30分経ったらダイレーターを抜き取ります。


この時に必ず出血してるので、ベットを汚さない用に注意。


その後にシャワー室へ移動し


今度は消毒作業

必要なものは


・注射器(針無し)
・イソジン
・コットンのボール
・ピンセット
・患部専用の洗剤(赤色の液体)
・抗菌クリーム
・ミネラルウォーター






まず、注射器にミネラルウォーターを50cc吸いとり

それを膣内に注射。

要は、膣の中を水洗い。痛くはない。


これを3回繰り返す。


そして4時回目のみ、それにイソジンを5ミリリットルを混ぜ、注射


その後はシャワーを浴びて、患部を専用の液体で洗浄。


医療用なので、泡立ちにくいし、全く良い匂いもしない。


洗うときは、出来るだけソフトタッチに


この時洗うのは、患部の外側のみでOK。

中まで洗う必要は無い。


シャワーから上がってタオルで体を拭いたら


今度はピンセットでコットンボールをつまみ、そこにイソジンを染み込ませる。


それて、傷口の回りを消毒。
ポンポン、て当てるの。

そして最後に抗菌クリームを、患部の中心部に塗って


作業は完了。

ちなみに、おしっこの度に

水洗いと、抗菌クリームは塗らなければならないので

出来ればう○ことセットですると、多少の手間が省けるかもしれない。


あとは、使用した器具の洗浄で


ダイレーションは終わりです。


ちなみに、生理用のナプキンは常時着用。

なぜなら、常時血が流れているため。






だいたいお分かり頂けたかな?



痛みの他に「手間」がかかるダイレーション。



今後、性別適合手術を受ける方の参考になれば幸いです。



と、ブログを書いていたらダイレーション開始の時間になったので



行って参る。



さらば!




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