4月からのオープンを前に世田谷の「早川さんちの体験農園」に行ってきました。
野菜をつくって楽しもう!「体験農園」の募集が始まりました。
大都会東京・世田谷の住宅街の真ん中で、今もふんばる農地があります。
昔に比べると少なくなったとはいえ、世田谷区でもときどき見かけます。
その多くがこの「生産緑地」。
先祖代々受け継がれてきた土地ですが、いわゆる「宅地並み課税」だと、相続税が払えない事態が起きて、
どんどん農地を切り売りしなければならず、結果、都市に農地は減ってきました。
しかし、それではいけない。
都会にも農地(農園)があるほうが、農園主本人だけでなく、
地域住民にとっても、憩い、安らぎ、直売所で新鮮野菜が買えて住みやすい街となり、
多くのメリットがあるという考えから、
農地は宅地とは別の税制にして、都市農地を残しやすくするために生まれたのが「生産緑地」です。
特に近年は集中豪雨で、大洪水や浸水が起こりますが、そんなときのバッファ機能として、
また、猛暑のヒートアイランド現象の気温上昇を畑の土や緑化で涼しくやわらげてくれる、
虫や鳥のすみかとなる生物多様性、
なにより、近隣住民に季節感や自然の豊かさを与えてくれるなど、畑にはいろんな力があります。
ただ、公園と農園の大きな違いは、あくまで農家が農業を営むことで保たれているという点です。
毎年毎年、土を耕し、種を蒔き、苗を植え、世話をしてから収穫する、また土を耕す、
その農業の繰り返しから、農園は保たれているのです。
とはいえ、都市の農家も後継者がついでくれないことには、維持が大変です。
そこでJA世田谷目黒がいよいよ「体験農園」をはじめることになりました。
これまでも生産者が個別に畑を体験農園にしている例はありましたが、
都市の農地、東京農業を守る方策としてJA世田谷目黒自ら運営に乗り出したのです。
農園主の早川さんは、世田谷のど真ん中で、この道50年?60年?の大ベテラン。
これは古代エジプトから続くツタンカーメンのエンドウ豆という珍しい品種です。
畑の中に直売所があり、地域の住民が毎日のように買いに来ます。(近所の人うらやましー!)
今の時期は、畑から掘り出したばかりの白菜、大根、ねぎなど。
鮮度バツグンはもちろんのこと、
土づくりと栽培技術の評価も高く、周りの農家から
「玉ねぎの神様」「ネギの神様」と評されるほどです。
そんな早川さんの畑で、いよいよ4月から、体験農園が始まります!
参加者の募集が始まりましたー!
畑の一角では、早川さんはこれまで通り、野菜づくりを続けられるので、
栽培技術や困りゴト相談などもできて安心です。
野菜づくりしたい世田谷区近辺の方へ嬉しいニュース♡
ご近所のよしみでわたしも4月から農園の応援PRを兼ねて耕すことになりました~!
やったーー!
ちなみにこちらは、
育ち過ぎてとうが立って、スの入った大蔵だいこん(江戸東京野菜)、
売り物にはならないと言われましたが、試しにいただきました。
(さっそく帰って煮物にしました!スは入っていましたが、
その部分を避けて切って食べると、めちゃくちゃ甘くてみずみずしくてやわらかい大根で感動しました!)
立派な泥ネギを前に早川さん。
この日も畑には入れ替わりお客さんが買いやってきて、まるで畑の八百屋さんです。
ご近所さんは早川さんの野菜じゃなくちゃだめというファンが多いそう。
長年営農されてきましたが、お年のこともあり1人では大変なので、体験農園をはじめることにしたそうです。
もちろん畑の一部では野菜づくりを続けるので、ご近所さんは安心して買えます。
体験農園は大小合わせて20区画、技やコツを教わりしながら野菜づくりが楽しめます。
泥ネギどーーん!
ツタンカーメンのえんどう豆
大蔵だいこんの菜の花もいただきましたー!
こんなんなんぼあってもいいですからね~。んね!
わたしもこのところベランダ菜園しかやってこなかったので、野菜づくりを一から学びま~す。
早川さんにいろいろお話伺うのも楽しみですー!
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#玉堤小学校の近くです @ Tamazutsumi
※体験農園と市民・区民農園の違い
市民・区民農園は、市や区が管理運営のため、指導してくれる人がおらず、
苗や肥料や道具もすべて自分でそろえなければなりません。
(作付け自由度=高い、準備物=多い。よって慣れている人向け)
体験農園は、あくまで農園主=農家さんに習いながら、野菜づくりを楽しむもので、
肥料や苗、種、クワやスコップなどまで、農園側が準備してくれるので、手ぶらでいけます。(農作業の格好は各自)
(作付け自由度=低い、準備物=少ない。よって初心者向け)
ベジアナ・野菜つくります あゆみ