「玲香と私の意識については基本的に同じで、よく番組でネタにされる親友を超えるようなおかしな関係ではないのは当然。だけど決定的に異なるのはそういった話題になった時、真向から私は否定するが、玲香は否定をしない。いつも曖昧。だから変な噂がいつまでも消えない。」と述べる若月佑美発信からのトーク。


若月佑美:先に言っちゃえば、玲香の好きな所は、あまり無い。本来は玲香の務めであるキャプテンとして為すべきことを、玲香がやる前に私がやっちゃうことがあったから、意見を玲香から発信しない限り私は何も言わないようにしたりとか、意識してキャプテン強化をしていた。玲香が客観的におかしなこと、ポンコツ発言をしていても、あえて私はその誤りを肯定し、正したり否定したり直したり指摘したりしないで、玲香自身で間違いに気づくことを待つようにもした。玲香に内緒でやっていたキャプテン強化月間。

桜井玲香:待っても変わらないから。気づくこともない。若が否定しなければ正解と思って、自信を持って、今までポンコツなりにキャプテンやってきたのだから。

若月佑美:「玲香の好きな所は無い」という言い方は少しおかしいけれど、なんだろ、喩えば家族の好きなところってよくわからないじゃん。家族のここを直して欲しいのはどこかって言われたらそれはあるけれど、ここが好きとはいえない。っていうのと一緒で、玲香は家族ぐらいの意識で見ているから、ピンポイントでここが好きっていうのはあんまりない。羨ましいなってところはある。ダンスが上手いし歌が上手いし。まとめるところはまとめているし、最近まとめていないけど(笑)

桜井玲香:褒めてー

若月佑美:わかった、ごめんね。


(これだけ仲がいいのに、メールの返信がないとか、最近疎遠になってきてやいないかとか、番組企画のパートナーを自分以外の誰かを選んだりするとか、そういったことは気にしないのか、の質問に対し)

若月佑美:気にしないといえば変だけど、性格をよく知っているから、玲香だったらこの時間にこのタイミングで連絡しても返事は来ないな、ってとこまでわかるっていうか。だから気にならない。


能條愛未:(若月、桜井に対し)お互いに許しあえることは何?他の人だったら許せないけれど、みたいな。


桜井玲香:仲がいいから、逆に気になっちゃうかもしれない。他の人だったら別に、何とも思わなくても、若は気になる。








玲香と若月が買い物、食事の約束をしていた日、直前で玲香が「やっぱ行かない」とドタキャンした場面を観て他メンバーが「なんで?!」と驚いた時、若月が一言。

「玲香、そういう人だから」










能條愛未:他にもメンバー内で、例えば飛鳥ときいちゃんは超仲が良くて、私が飛鳥にハグしたりするとあからさまにきいちゃんが嫉妬して引き剥がしに来る。あの2人はどちらかと言えばきいちゃんの方がガチ。(きいちゃん=北野日奈子)まいやんとまっつん(白石麻衣と松村沙友理)もかなりベタベタしてるのに誰もあの2人をガチペア扱いしないのが不思議。

高山一実:そういうメンバー内のガチのペアの話が一番好きなのは生駒ちゃんだよね。

若月佑美:その「ガチ」ってなにww











俺はこのトークをしている若月の顔や声が好きだ。

それを聞いている玲香の表情もいい。

若月は玲香のスーパーサブ。理解者。

理解者だからこそ冷たくする。距離をおいたりする。

実質、キャプテン向きな性格は若月。

それでも乃木坂46は玲香をキャプテンとして現在は認めている。

その影に若月セコンドの力あり。





このトークは表情や声のトーンから判断する限り、若は本当にクソ真面目、超真剣。「こういう場を設けてもらったのだから、じゃあ、ここまで言ってしまおう」というような潔さを感じる。若のこの喋りを続けられたら、喩え誰もがわかる嘘をつかれても引き込まれそうである。

玲香に対して若が放つ「わかった、ごめんね。」のシーンなど、本当の、普段着の彼女らが見えたような気がして。そういう意味でもガチ感があった。こういう感覚を公開してしまうアイドルも稀、企画も稀。

玲香は若の冷静な分析に耳を傾けながら、「(この放送当時は)もう少しベタベタしてる仲を魅せてもいいのに。(ベタベタしていれば相変わらずの二人に見えるので視聴者は冗談に感じるだろう、意。)それを若がここまで冷静に話すと、本当に二人の仲の良さは尋常ではないと証明したようなもの。私は若との仲が違うとも言えない、ガチとも言えない。だから曖昧になる。」とか、「若が滅多に語らない内容を今話していることは興味深い。関心がある。だけれど、ちょっと冷たい。好きなとこないと言われたりしたらやっぱり、寂しいというか、これ放送して企画意図に沿っているのかな。とか考える」のように、思考を組み立てては口数少なくなっていったように見えた。


2017年2月4日追記

若は玲香のセコンドであるが、そろそろ主役になるべき時期だと思う。その素養も充分にある。

二人の仲は親友を超えている理解者。その理解度は家族や姉妹をも超えているのかのように見える。二人は似ていないので、多卵性双生児、というべきかな。

いつか若と玲香が卒業しても、ピンのお仕事だけではなく、かつてのW(ダブルユー)・WINKのように、ペアユニットでパフォーマンスするところも見てみたい。

きっと2人は女優の道を行くのだろう。中森明菜・安田成美の「素顔のままで」のような役をこなして欲しい。







セコンド

選手の傍らについて指示やアドバイスを送る役割。研究熱心で、選手がトレーニングしている間にデータを集めることに奔走している。縁の下の力持ち。
実際には表舞台に立たないが、選手の能力を最大限に引き出すには必要不可欠。