春を迎えるまで | 保護猫&ドッグラン 『 さばいでぃ』

保護猫&ドッグラン 『 さばいでぃ』

犬猫の殺処分0を目指し、人と行き場のない動物たちの新たな出逢いのきっかけを作りたい。

ボランティアのみほです🥰

去年の秋に美唄のある会社に遺棄され、不憫に思った会社の方々から生肉を貰って、厳しい北海道の冬を必死に生き抜いた2匹の飼い猫がいます。

別件でご相談を頂いた保護主さん経由で入って来た相談案件でした。

ちょうどその日はボランティアのももかな姉妹が、手術を予定している別の保護猫たちを江別の病院へ連れて行く日だった為、美唄の2匹の捕獲が可能であれば一緒に連れて行く予定で現地へ向かいました。
ただ、外にいる猫のこと、こちらの思惑通りに上手くはいかずショボーン限られた時間内にペアの2匹を一緒に捕獲することはできませんでしたえーん

こぼりから『2匹一緒に保護すること!』という命を受けてももかな姉妹は会社の方にケージを預けて一旦仕切り直します。

前日からハードスケジュールを組まれていたももかな姉妹と、同じく朝から夜まで分刻みの予定をこなさなければならないこぼりと私のペア。
美唄の2匹の捕獲は会社の方々にお任せしてそれぞれの予定をこなすために進みます。

江別での手術、買い出し、札幌でのフォローアップ&窓策と任務を遂行し、1日の終わりに向けて江別で手術を終えた猫を引き取り滝川に戻るももかな姉妹の元に入って来たのは、『美唄の2匹捕獲!至急回収に向え』とのこぼりからの非情な指示でしたニヒヒ

会社の皆様のご協力で捕獲した2匹は、長い毛で覆われた身体は一見モコモコとしてふくよかに見受けられましたが、その長い毛も外の過酷な野良生活により絡んで大きな毛玉となって身体の至る所に張り付いておりましたガーン
後日すぐにかかりつけ医の所へ行き、事情を説明して毛刈りと手術ができるかどうかの、最低限の血液検査と糞便の検査もお願いしました。

さばいでぃでは大人しく、撫でられても抱っこをされても抵抗をしなかった2匹。
大きな音のするバリカンでの毛刈りは、よほど恐ろしかったのか、大人2人がかりでも暴れてしまい、過呼吸まで起こしてしまいましたえーん
毛刈りを担当して下さった看護師さんから、『鼻ぺちゃで毛も長く、元は凄く良い血統の子だったようなのに、棄てられていたんですか?』と聞かれ、私は『ペルシャ系だと思うのですが、本来ならゴージャスで美麗な子ですよね』とお話しておりました。


温かいお家に暮らし、外で生きる術を知らない飼い猫です、捨てられ必死に寒さと飢えに耐え、不安の中、外で生き抜いてきた子たち、口内環境は良くありませんでしたが、血液検査の結果に異常はありませんでした。

目や歯を診て頂いた先生からは、『男の子は4歳以下で、女の子は4歳から8歳くらいだと思うけど、男の子とそう離れてはいないと思うよ』との見解でした。
耳ダニもおらず、耳の中も綺麗でした爆笑生肉を貰って食べていたので、さばいでぃでの普通のカリカリや缶詰を食べてくれるか心配しておりましたが、好き嫌いすることなく何でもよく食べてくれていますウインク



ガリガリに痩せてしまっている2匹、これからは少しずつでも適正体重に戻ってくれたらと思っています。