自分のミスを棚に上げて人に偉そうに注意するってどういうことよ?!・2 | 医療、看護、介護福祉系などサポート職のあなたの魂が本領発揮する! 魂の幸せサポート力集中開花プログラム

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●自分のミスを棚に上げて人に偉そうに注意するってどういうことよ?!・2


先日は、 「自分のミスを棚に上げて人に偉そうに注意するってどういうことよ?!・1 」 について書きました。


それでは、「自分のことを棚に上げてしまう人の心理」について、考察をします。



「いいか、悪いか」の視点は、今回は完全に抜きにして下さい



あくまでも、今回の場合、「どのような心理状態が働くのか」という視点で考えることとします。


1)自分は、ちゃんとできていると思い込んでいる


ミスの程度にもよりますが、自分がミスをした場合、「あれま。ミスっちゃった」と何の悪気もなく済ませてしまう場合があります。


つまり、自分がミスをしたことに対しての「重要視」の認識が薄い。


これは何故かというと、「次から気をつけよーっと♪」などというように、ある意味、自分なりに処理ができている状態だからです。


「自分の思考」(失敗した→原因を探す→次から気をつけるなど)に関しては、自分自身のことですから、理解できますよね。


しかし、他人がミスをした場合、相手がどのような思考過程を辿っているのかということは当然わかりません。


なので、「ちゃんとミスをした理由を考えて対策を立ててよ」などと、何の悪気もないどころか、当然のように言うのです。


つまり、「失敗の原因を探し、対策を立てる」ことは、自分なりに出来ていると考えていますし、自分が失敗した時に、わざわざみんなに「私はこのような失敗をしたんだけれど、これが原因だから、次からこういうことに気をつけようと思う」などということは、言う必要もないと考えています。


ですから、このような人は、そもそも、自分のことを棚に上げている自覚がないのです。


2)思っている以上にミスをしていることに気がついていない


これは、周囲のスタッフが、「いちいち、(ミスをした相手に)毎回毎回、指摘するほどのものでもない」、あるいは「言っても仕方がない」など、何らかの理由で敢えて、本人に伝えない場合があります。


また、相手の性格に関する理由(例:「伝えれば、いつも嫌な顔をするので、伝えるのが嫌」「相手のミスがあまりにも多すぎるので、いちいち自分が指摘するのもどうかと思う」「相手が先輩なのでいいにくい」など)もあれば。


「指摘しようと思ったけど、気づくのが遅くて、相手が帰ってしまっていたので、言うタイミングを逃してしまった」などという環境的理由もあります。


しかし、いずれにしても、相手は、当然、自分のミスを伝えられていないので、知らない場合が多い。


これが積み重なると、「あんた尻拭いを、こっちはどれだけしてるか知らねーくせに!」とキレる原因になる場合があります。


3)立場上、どうしても指摘しなければならない


確かに、私たちは人間である以上、多かれ少なかれ、必ずミスはします。


しかし、私もミスをするし、人のことは言えないから・・・という理由で、言わないままでいることが、かえって相手のためにはならないことも、往々にしてあります。


特に、新人指導の場合、きちんと、指導者として言うことは言わなければならないという「責任感」も働きますし、実に細かい所まで指摘が必要な場合も多々、あります。


しかし、時には「指導者としての責任感」というのが邪魔をする場合があります。


つまり、「指導者はきちんとしなければならない」「指導者は役割モデルでなければならない」という思いが強ければ強いほど、人に対して、きつく言ってしまう分、自分がミスをした時には、できるだけ、事を荒立てないようにしてしまう。


だから、さりげなく隠そうとしたり、ミスを指摘されても「ああ。そう」と、あっさりと流そうとするのです。


それでは、次回は「人には注意するくせに・・・」と不満を抱く側の気持ちに立って、考察をしてみることにします。



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