先日行った 日光 のお話の続きです。

 

日光と言えばここ。

 

 

日光東照宮 にやってまいりました。

徳川家康 を神格化した東照大権現(とうしょうだいごんげん)を祀る

言わずと知れた日本を代表する世界遺産、日光の社寺 のひとつであります。

 

 

表門をくぐる前に五重塔をパチリ。カメラキラキラ

 

 

表門の先で賑わっているのは神厩舎

 

 

見ざる 聞かざる 言わざる

神厩舎と言えば三猿が有名ですね。猿猿猿

厩に猿・・・これは馬の病気を猿が治すと言われているからだそう。

 

神厩舎には全部で8コマのストーリーある猿の彫刻が施されていて

それは人間の生涯の生き方を教えてくれるお手本と言われています。

どのコマの彫刻も それぞれ意味があるのに

なぜに 見ざる 聞かざる 言わざる だけが有名なんでしょう?

 

ちなみに 「三猿」は古代エジプト文化をはじめ、インド、中国、朝鮮半島にも見られ

シルクロードを経て日本に伝わったと言われているらしいですが

アメリカにもあるそうな。

意味することは日本の「三猿」とほぼ同じなんですって。

 

 

鳥居の向こうに陽明門。

日光東照宮は日本屈指のパワースポットと言われていますが

その日光東照宮の中の最強のパワースポットは

陽明門が手前の唐銅門の中にすっぽり入って見えるところにある

石畳の上なのだそうですよ。

 

 

陽明門、とっても美しい門です。

 

ところで・・・

私はこの陽明門の写真を撮るのが どうも苦手なようでして。チーン

↑の写真は傾いて撮れてますが

2年前に撮った陽明門も同じように傾いて撮れてました。。。

 

 

 

 

陽明門には、故事逸話や子供の遊び、聖人賢人など500以上の彫刻が施され

いつまで見ていても飽きないということで

別名 「日暮の門」 とも呼ばれているんだそうです。

 

 

先日の明智平の記事の 天海=明智光秀説 のお話の中で

明智光秀の桔梗紋が東照宮にあるらしい

って話を書いたのですが、ココにありました。

 

 

随身様の袴でございます。

でもコレ、実際は桔梗紋ではなくて 織田家の木瓜紋だそうで。

なーんだ、残念。

まぁ、私は袴の紋より 随身様が跨る虎模様のイノシシみたいなのが気になったのですがね。

でも、虎模様のイノシシかと思われたあれは虎が正解だそうで・・・。

随身様が家康公の干支である虎に跨っているのは

何故なのか???謎らしいです。

 

 

陽明門は12本の白い柱で支えられています。

柱には 「グリ紋」 と言われる渦巻きのような模様が施されているのですが

12本のうち1本だけグリ紋の向きが違うのも有名ですね。

11本は上矢印この向き。

 

1本だけは 下矢印 この向き。

魔除けの逆柱と呼ばれる柱です。

 

 

完成された建物は、いずれは崩壊する。正に完成した瞬間から崩壊が始まる。

という言い伝えから

敢えて1本だけ逆にして、まだ完成してませんよ???

と、カモフラージュしているという訳。

 

 

 

陽明門の狛犬さんはカラフルです。

 

 

陽明門の左右に延びる廻廊には 日本最大級の花鳥の彫刻が飾られています。

一枚板の透かし彫りで、見応えあります。

 

 

唐門の白い色は貝殻から作られる顔料で塗られているそうです。

この門はお正月や祭典の時に国賓に相当する人だけが通れる門で

一般人は通ることができません。

 

 

奥宮への入口には眠り猫。

 

 

警戒心の強い猫も安心して眠りにつける平和な世の中の到来・・・

 

 

眠り猫の裏にある雀の彫刻は

天敵の猫が眠っていれば雀も安心していられる。

弱い者も安心して過ごすことができる平和な世の中である、という意味が。

 

さて。

 

眠り猫の下をくぐって 207段の石段を上がります。

207段って大したことないな、と思うかもしれませんが

この石段、1段1段の高さが結構高いところがあるので かなりキツイ。

太腿にくる・・・。ゲッソリ

でも、リタイヤしようとする旦那さんを置き去りにして、ワタクシ一気に上がり切りました。

しかし 息切れが・・・。チーン

 

 

石段を上がり切った所には奥宮拝殿。

かつては歴代将軍しか昇段が許されなかったんだとか。

 

 

奥宮拝殿の後ろに鋳抜門。

 

 

その先に徳川家康公の神柩が納められている宝塔が。

 

 

でも、この宝塔は建立以来 1度も開けられたことがなく

実際のところ こちらに家康公の御遺骸が納められているかは不明のようです。

日本にはこちら日光東照宮の他に

静岡の久能山東照宮にも家康公のお墓がありますからね。

そして、久能山東照宮に家康公の御遺骸が納められている説が有力だそうで。

そうなの?真顔

 

 

願い事を叶えてくれるという叶杉。

写真には写ってませんが、途中から切られていて上がなくなってました。

聞くところによると どうやら枯れてしまったようです。

 

 

ところで、境内のあちこちで見かけるこの石。

亀みたいなこれ何だろうか???と、写真を撮っていたら

通りすがりの知らない人が 「誰かが勝手に置いたやつでしょ?」と言って去ってゆきました。

んなわけあるかい。真顔 と帰宅後調べてみたら・・・

 

んなわけありました。笑い泣き

 

真ん中の大きな石は「兜石」と呼ばれるもので、兜石をどけると下に穴が開いているそうです。

東照宮の祭礼の時に立てる「幡」という旗を立てる穴で

兜石はその穴の蓋の役割をしているのだそう。

兜石のまわりの小さな石は、訪れた子供やなんかが

亀に見立てて勝手に置いたものだそうですよ。

 

通りすがりのお方、疑ってすいません。

 

 

奥宮の御朱印をいただきました。

 

 

眠り猫のシール付きでした。

 

日光東照宮は訪れるたびに新しい発見があります。

いつか1人でゆーっくり思う存分時間をかけて参拝してみたいです。

 

 

つづく