フィンランドの国樹
白樺が届きました



白樺はサウナの燃料や
若葉を束ねヴィヒタとして
サウナ内で利用されています

また日本でも知られている
キシリトール成分など
フィンランドの暮らしの中に
広く浸透しています


今回はこの白樺を用いて 
marimekko茶会用に
茶杓 を作ります

茶杓は単に
一生懸命削れば良いのですが
一見するとどんな茶杓も
薄く華奢なようで
実はそうでもありません

櫂先に向けゆるやかに広がっていたり
雉子股から船底になっていたり
あの細く小さな世界に実は
沢山の見所が閉じ込められています


切止めが五ツ切や三ツ切
共包の真行草などもあります






茶碗もそうですが
茶杓も自分で削ると
全てが分かりますので
ぜひご自身で茶杓を削って
一服してみてください


・参考書

    池田 瓢阿著 淡交社刊
    はじめてつくる茶杓・共包



・利休 作   銘「泪」 徳川美術館より

【桃山時代16世紀 古田織部・徳川家康所持】


日本でもっとも知られている茶杓は
利休居士最期の茶杓です

天正19年(1591)2月
豊臣秀吉に切腹を命ぜられた
千利休が自ら削り
最後の茶会に用いた茶杓として
知られています

茶会後古田織部に与えられ
織部は長方形の窓をあけた筒をつくり
その窓を通してこの茶杓を位牌代わりに
拝んだと伝えられます



利休居士の時代とは違って
これだけ情報も道具もある
便利な現代だからこそ
ただ買い求めてきた道具を
並べるだけの茶の湯ではなく

高価な唐物から
安価で身近な竹を用いて
花入や茶杓を削り
崇高な美を築いた利休居士

その創造性や
心入りの振舞いを

現代の茶の湯の中でも
大切にしたいと私たちは思っています

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〇 marimekko茶会メイキングブログ

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【 marimekko茶会 お申し込み 】

日時 平成30年5月3日(祝) ・ 4日(祝)
10:00~/10:45~/11:30~
13:00~/13:45~/14:30~/15:15~

会場 茨城県陶芸美術館
    当館地階オープンギャラリー
   マリメッコ茶室「真理庵」

席主  section
   沼尻宗真/海老澤宗香

定員 各回とも先着10名
   (先着順・事前予約可能)

参加費 500円

茨城県陶芸美術館にて
電話またはFAXでご予約受付中です
電話 0296-70-0011
FAX  0296-70-0012


※当日はこれまでの茶会記をまとめた
  section作品集 500円税別
 を茨城県陶芸美術館SHOPにて
 販売しております。

 

 

 

 

 

【海老澤 宗香 茶道教室のごあんない】

次回の

 

お稽古は 2018年 5月26日(土)

毎月 歳時記と和歌のお話しつき音譜

1月から夜7時の回も追加しました


ワークショップは 2018年5月27日(日)

茶道の神髄「侘び」を体感する

ワークショップですキラキラ

 

いずれも経験問わず募集中ですビックリマーク

見学も歓迎しております

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