こんばんは!
最近ひたすら中日ドラゴンズを応援しているRYOGENです(^-^)/
崖っぷちですがひたすら応援したいと思います!!
がんばれー
そしてもうすっかり夜が早くなりましたね!
先日所要で秋田に行ってきたのですが
名古屋の数倍季節が進んでいました
紅葉真っ盛りというか終盤で
来週ぐらいから初雪が降るそうです
それにしても
きりたんぽ鍋
めちゃめちゃおいしかったです
はたはたも食べたのですがこれもまた絶品でした
はたはたは漢字で書くと
鰰or鱩
と書くそうです
字がつぶれてしまっていますが
魚ヘンに神or雷だそうです
なんともスペシャルな名前のお魚ですね
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さてそんな今日のテーマは修行道場の食にも関係する
洗鉢
(せんばつ)
です
これはそもそもは字の如く
鉢を洗う
という行為を意味します
高校選抜のセンバツではありません
そしてこの鉢というのは持鉢(じはつ) を表しまして
修行僧が持っている自分専用のお椀のことです
要するにこの洗鉢とは
修行僧が自分のお椀を洗う
ことを意味するわけですが・・・・
お椀を洗うといっても
ほれスポンジに洗剤をつけてちょいちょい
なわけにはいかないのが修行僧の生活であります
修行道場に洗剤なんてありません
というのもあるのですが
その前に
修行僧は自分の胃袋で鉢を洗うんです
要するに
洗鉢=全部食べつくす
というわけです
禅宗の食事作法では
すべてを食べ終えた後に
お椀に温かいお茶orお湯を入れて
沢庵などのお漬物を使用してお椀を洗う
というものがあります
たとえご飯粒一粒さえもついていないお椀でも
ご飯の粘り気はお椀について残ってしまいます
それも食べ物
ということで修行道場では
最後にお湯できれいに流して飲み干すわけです
そしてこの飲み干す行為のことを修行道場では
洗鉢する
なんて言い方をします
「きれいに洗鉢せい」
と怒られる場面もなんかもあるわけです
さてそんな洗鉢というのは
とても理にかなっており素敵な作法の一つであります
しかしながらやはり修行道場
一筋縄ではいかない洗鉢というものも登場します
例えば大皿
これは要するに取り分け皿のような大皿も
もちろん洗鉢の対象になるというものです
飲み会などでよく出てくる大皿のようなものです
大皿なため洗鉢のお湯の量も大量です
察しの通り
ありがたくゴクゴクと飲み干します
まるでスープの一気飲みです
そして中々の強敵はマヨネーズ
こういった油系は要注意です
もちろん普段はマヨネーズなんて代物はつけれませんが
修行生活ではご飯をいただく機会がたくさんあります
そのたえたとえ修行生活といっても
一年365日精進料理を食べているわけではありません
そのためマヨネーズのかかったサラダ
なんてものもいただく機会があるわけです
そしてそのお皿に残ったマヨネーズを洗鉢するわけです
お湯とマヨネーズのコラボレーション
これは想像以上に想像以上の味です
水と油はやはり混ざらないものでした
他には
鍋の残り汁を洗鉢
天ぷらのお皿を洗鉢
カレーを洗鉢
などなど修行僧はあらゆるものを洗鉢する機会があります
自分が経験した中でやはり厳しかったのは
ポテトサラダの洗鉢だったように思います
おいしくいただいた後の
ハードパンチでした
もちろん皆で協力して洗うわけですが
洗って飲み干した後のあのタプタプ感も忘れれることはないように思います 笑
しかしながらこの洗鉢もやはり
いただいた食べ物をありがたくいただく
という食事における基本的なことを学ぶ良い勉強であります
そして良い勉強をするには辛い思いもまたしなければならない
という教訓を修行道場では身体で
そして実践で教えてくれているように思います
まずは自分で洗う
食事を食べたらお皿を洗う
この行為をしっかりと身体に叩きこむ修行が
この洗鉢のある理由であると思います
無門関(むもんかん)という禅の指導書でも
第7則 趙州洗鉢(じょうしゅうせんばつ)
という題目で禅僧が持鉢を洗うシーンがでてきます
内容は割愛しますが
そのぐらい食べた後にはお椀を洗う
という行為は重要とされているわけです
この洗鉢という行為は
普段の生活においても簡単に実践できます
ご飯やお味噌汁のお椀などはとてもやりやすいです
食後に湯のみのお茶など少し流して
箸でお漬物やおかずの残りをつまみ
クイクイとお椀の内側を洗って飲み干せば完了です
ぜひぜひ機会があったら試してみてください
禅の生活に少しでも触れることができるかもしれません
ただ序盤から飛ばしすぎず
やはりマヨネーズはやめておいた方が無難です
良玄合掌
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