こんばんは!
ファイターズガール3年目、あすみんこと藤原明日美(ふじわらあすみ)です♪
ちょっぴり遅めのメリークリスマス♪
皆さんどのように過ごされましたか?
私はというと、恥ずかしながらちょっぴり体調を崩してしまっています(T . T)
シーズン中は風邪すら引かないくらい元気なのですが、この時期になると必ず一度は体調を崩します…
たくさん食べて、たくさん寝て、強くなろうと思います。゚(゚´ω`゚)゚。
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さて私もいよいよ今年最後のブログになりました。
2017メンバーがここ数日間かけてブログを更新してきましたが、いよいよ今日が最終日になります。
最後のブログということで、内容についていろいろ悩みましたが、やはり最後まで自分らしくブログを書きたいなと思ったので
決して誰かに感動してもらえるような内容ではありませんが、自分なりに真剣に、ガールとしての3年間を振り返ってみようと思います。
楽しいことはもちろん、辛いこともたくさんあった3年間。
・・・と何となく書き始めてみましたが、
こうして思い返してみるとガールになって辛かったことはひとつもなくて、
大変だな、嫌だなと思ったことも正直ありませんでした。
ガールとして自分の瞳に映るものは何もかもがキラキラと輝いて見えて、
起こる出来事の全てが、必ず自分を成長させてくれると思えることばかりでした。
(綺麗事だと揶揄されることも承知の上です)
その中でも、特に自分を成長させてくれた、
「選ばれること」と「選ばれないこと」について今日は書こうと思います。
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ファイターズガールとしての日々は、
「選ばれること」と「選ばれないこと」の連続です。
当然のことですが、どんな時も選ばれることを心の底から望み続けます。
大きな仕事でも小さな仕事でも、
「選ばれなくても別に良かった」と思ったことは一度もありませんでした。
初めて選ばれたのは、最初に受けたオーディションです。
しかしその後は、選ばれた中からさらに選ばれなければならないので、選ばれる確率はぐんと低くなります。
私が1年目の時は人数も多く、それに加えてダンス経験も浅かった自分がガールとして試合に出演させてもらえる回数は、1ヶ月のうちせいぜい2~3試合でした。
1試合しか出られない月もありました。
それゆえガールのルールやパフォーマンスに慣れることができず、常に分からないことばかりでした。
今では10人選ばれる遠征も、当時はトップチームの先輩方を除いた実質5人の枠を20人以上のメンバーで争っていたので、
1年目の、まして通常の試合にもあまり出ていない自分が遠征に選ばれることは、当たり前ですがほとんどありませんでした。
2年目以降は体制も大きく変わり、
試合も1年目の時とは比べ物にならないほどたくさん出させていただきました。
また、幼稚園訪問や優勝祝賀会など、拙いながらも球場の外で仕事をする機会もいただきました。
しかし、選ばれることで素晴らしい経験をさせていただく一方で、
「本当に自分で良かったのか」という疑問とはずっと戦い続けてきました。
その思いは今でも常に自分の心の中に、重い鉛のように残って、ずっと動きません。
話を戻しますが、
「選ばれること」は多少なりとも肯定の意味を持ちます。
その場に相応しく、必要であると、第三者に判断されなければ選ばれないからです。
では「選ばれないこと」には何の意味があるのでしょうか?
ガールになって最初の頃は、先ほども書きましたが全くと言っていいほど選ばれない日々が続き、
頑張っても選ばれないことがとても悔しく、どうしても後ろ向きな気持ちになりがちでした。
悔しい気持ちが人を成長させるとよく聞きますが、私の場合は悔しさ自体を糧にできる性格ではないため、
自分に必要な壁なんだと分かっていながらも、やはり選ばれないことは自分にとって受け入れがたい出来事でしかありませんでした。
しかし、そんな考えを改めることになったきっかけがありました。
ある日のレッスンの中で、先生が、
ピルエットのダブルを回れないメンバーに対し、
「いま回れる子も最初から簡単に出来たわけじゃない、(練習に練習を重ねて)吐くほど回ってきたから今、回れるんだよ」
という話をして下さったことがありました。
ダンスが上手なみんな。
みんなが本当に小さい頃から、きっといろんなことを犠牲にして、厳しいレッスンを乗り越えて、ひたむきにダンスを練習してきた時間が、今のみんなを作っているということ。
そしてその蓄積は決して今の自分にはないものであるということ。
だからこそ、自分には弛まぬ努力が必要であること。
全て最初から分かっていたことでしたが、頭を打たれたような思いでした。
それ以来、どんな時も、
選ばれたメンバーを羨ましく思うその前に、
「吐くほど回ったか?」
と自分自身に問いかけ続けてきました。
吐くほど回るという表現は大げさですが、
選ばれたメンバーの過去の蓄積と今も継続されている努力に匹敵するほどの努力を自分はできたのか?と考えると答えは一つでした。
それゆえ、選ばれなくて悔しいという気持ちは正直あまりなく、
選ばれない度に、選ばれたメンバーに比べ自分の努力が足りていないという現実を冷静に思い知り続けていました。
みんなに追いつくことは、決して容易いことではない。
そう感じながら、選ばれたり選ばれなかったりする日々を悩みながら過ごしていくうち、
少しずつですが自分にとって答えに近いような、
或いはポリシーに似たようなものが自分の中に芽生えてきました。
大切にしたいものが具体的になったという言い方が一番近いかもしれません。
一つ目は、
与えていただいたポジションは休まず全力でやり通すこと。
二つ目は、
今目の前にいるファンの方に喜んでもらうために、自分に何ができるか考えること。
そして最後に、
選ばれることを諦めることは絶対にせず、
かつ、選ばれなかったことに対して絶対に卑屈にならないことでした。
選ばれないことを恐れて、選ばれることを諦めてしまうことは、目の前のチャンスを自ら無駄にすることになります。
それなのに、なぜ自分は選ばれないことを恐れてしまうのでしょうか?
その原因は、選ばれないことを過度に後ろ向きに捉えてしまっていたことにありました。
選ばれないことは、もちろん嬉しいことではありません。
何度経験しても、ズキンと心が痛みます。
しかし、選ばれないことをきちんと受け入れることで初めて得られたことは多くありました。
まず、メンバーへの敬意です。
見えないところで努力し続けて選ばれたメンバーを素直に尊敬して、自分も見習いたい、いつか同じ舞台に立ちたいと綺麗事ではなく真剣に思えるようになりました。
そして何よりも、選ばれなかったという事実と向き合い、きちんと理解し、どうして選ばれなかったのか、何が足りなかったのか理由を考え、
それらの改善に向け必要な努力を積み重ねていくことで初めて成長できるという、
言葉にすると本当に笑えるくらい当たり前のことですが、
自分に欠けていた、人として大切なことに改めて気付くことができました。
選ばれることが全てだと思っていた自分が、
選ばれない度に自分の様々な感情に出会い、
自分の甘さや、周りのメンバーの影の努力、普段は気付けない沢山のことに気付くことができ、
それらの気付き一つ一つが、自分自身にとってかけがえのない大きな財産になりました。
こうして振り返ると、
選ばれたことで得たものと同じくらい、若しくはそれ以上に、
選ばれないことで得たものが多くあったなと感じます。
そしてもちろん、選ばれたことで得られた経験、挫折、そして発見した新たな課題、それらの一つ一つも大切な自分の要素として今の自分を構成し続けています。
おそらくこの先の人生も、選ばれることを自ら放棄しない限り、
選ばれることと選ばれないことの連続だと思います。
選ばれることにも、選ばれないことにも、
どちらにも大きな意味があることを決して忘れずに、
それでももし、成功している人を妬んでしまいそうになったり、心が折れそうになったときは、
「吐くほど回ったか?」
と自分に問い続けて行きたいと思います。
…
思いつくままに書いたので、結局何が言いたいのかよく分からずすみません。
みんなが泣けるブログを書いてる中、何一つ泣きどころがなくて自分でもびっくりしています。
ただ、些細なことではありますがガールとしての自分を常に支えてくれた言葉だったので、こんなタイミングにはなりましたが、文章にしました。
きっと、ずっと忘れないと思います。
***
この3年間、本当に沢山の方にお世話になりました。
メンバーや球団関係の方々にも日々支えてもらいましたが、
それ以上に、数え切れないほどの方々に支えていただきながらの活動でした。
試合の度に私たちが乗る応援ステージを設営してくださっているスタッフの皆様、
試合中ずっと支えてくださっていた音響スタッフの皆様、ボランティアの皆様、警備の方々、
イベントに呼んでくださった地域の皆様、企業の皆様、後援会の皆様、
ここには書き切れませんが、様々な場面でお世話になった皆様。
そして何よりファイターズを愛し、応援してくださった全てのファンの皆様。
皆様の支えなしには決して成り立たない活動でした。
心より御礼申し上げます。
そして、来シーズンも皆様どうぞ変わらぬご声援を宜しくお願いいたします。
最後なので、このブログという場にも感謝したいと思います。
個性的なメンバーの中で、特に秀でているところもなく、掴みどころがない自分に疑問を抱いていた頃、
せめて毎月のブログをもっと丁寧に書くことくらいはできるんじゃないかと思い、
普段より言葉を丁寧に選びながら書いてみたことが、ブログへのちょっとしたこだわりの始まりでした。
他のメンバーはあすみは文章を書くのが上手だねとよく言ってくれますが、
自分では正直、得意ではないと思います。
書いては消してを何十回も繰り返し、出来上がったら何度も読み返して推敲し、
かなり苦しみながら、何日もかけてひとつの記事を産んでいました。
そんな中、ブログを楽しみにしているよという声を少しずついただくようになり、
それが大きな励みとなり、いつしか自分にとってこのブログが心の拠り所のようなものになっていました。
人見知りがちで、なかなか自分の考えを上手に人に伝えられない私にとって、
皆さんにまっすぐに自分の思いを伝えられる、かけがえのない場所でした。
写真や動画でのスマートな表現が主流となりつつある今の時代に、
こんな文字ばかりで読みづらいブログを毎回最後まで読んでいただいた皆さんには本当に感謝しています。
お付き合いいただき、ありがとうございました。
長くなりましたが、このあたりで終わりにしようと思います。
皆様、どうぞ体に気をつけて、良いお年をお迎えください。
最後になりますが、改めて今まで出会った全ての皆様に心より感謝申し上げます。
本当にありがとうございました。
☆asumi☆