《戦犯は誰だ!?ドキッ!オバカだらけの野球大会!》
第二回
『弁慶高校に迫る』
前回は明訓の強さについてさらりと説明しました
それでは明訓を破った
弁慶高校とは一体どのようなチームなのでしょうか?
一言で言い表すと
『なんか不気味なチーム』
って!
おいおいww
抽象的過ぎだろ!!
と思うかもしれません
しかしそうとしか言いようのないチーム
逆に言うと
何が不気味なのか
特に作中で表現されて
いないんです
県予選を全て一点差、
しかも九回の一点で逃げ切るという、聞くだけなら守備力重視の貧打チーム
ただ、全て一点差勝利という点が不気味と言えば不気味かな?程度
また、弁慶高校は
岩手から甲子園のある兵庫県まで
チームみんなで徒歩で移動します!
(体力作り・精神鍛練の一端かww)
その距離直線約1500㌔!
(タロスケ感覚)
不気味を通り越して異常です(笑)
そんな
地球に優しい
エコなんだか貧乏なだけなんだか判らないチームを引っ張るのは二人の男
打の柱
武蔵坊数馬
同じく投の柱
義経光
明訓四天王の四人に対し
たった二人で立ち向かいます
ただこの二人が
超高校級!
武蔵坊は、とにかく凄まじい打撃!凄まじい肩!凄まじい洞察力!
義経光は、ダイナミック投法で最高速140㌔!カーブシュートもあり!(ただし作中で投げたシーンは一度も無し…)
…と。野球を余り知らない人が聞いたら
『おぉ!スゲー!』
と思うかも知れません
しかしこの二人…
本当に周りが怖がる程凄いんでしょうか?
まずは武蔵坊ですが。
なるほど、確かに
武蔵坊の洞察力には一応読者を納得させるだけの描写はあります
なんとライトの位置から(!)里中のバントを見破ったり、山田のゴロ打ちを見破ります!
凄い視力!
まずキャッチャーが見抜けよって話ですが
里中の上手投げからのフォークも見破りました
洞察力というか動態視力は素晴らしい物があります
ただ。
バッティングに関しては 実はさほどでもないと僕は思うんです
明訓戦前に弁慶が戦った
土佐丸高校戦で
武蔵坊は相手ピッチャー
犬神のフォークを捕らえ、豪快なホームランを放っています
ただこのホームランは、
1、2打席目ストレートを見逃し三振の連続のあと
犬神&武蔵バッテリーが、というより犬飼監督が
武蔵坊の狙いを無駄に考えすぎて、狙われているフォークを投げ打たれるのです
いわば『空城の計』なんです
描写を見た限り
腰ベルト付近からフォークが落ちて膝付近でバットに捕らえられています
つまり
アウトコースかインコースかは描写からは判断しかねますが、高さはど真ん中コースから落ちるフォークなんです
コースも判断しかねるとは書きましたが
バットに当たるボールの位置からして
まず間違いなくど真ん中コースから落ちるフォークでしょう
ベルト付近の高さから落ちるフォークは1番ホームランが出やすいのですから、同じフォークを投げるにしても何故アウトコース低めで様子を見る等探りを入れなかったのか。
一発を避けなければいけない場面でストライクのフォークから入る
はっきり言って有り得ません
自分達の方が強いという過信・慢心からきた油断に他なりません(これは明訓にも当て嵌まります)
漫画的には『武蔵坊がそうさせる雰囲気があった』という事なんでしょうが、ボーンヘッド以外の何物でもありません
同じ様に
明訓戦でも里中が武蔵坊にホームランを打たれました
これは敬遠のボールでしたが…
これまたボーンヘッド!!
ザ!油断!
バットが届くコースに敬遠の球を投げる里中も悪いし
投げさせる山田も悪い!
その昔、巨人のクロマティーが敬遠の球をサヨナラヒットした事があります
日ハムの柏原もホームラン打った事あります
1番最近では阪神時代の新庄が槙原からサヨナラヒットを打ちました
(ちなみにこの時、新庄は敬遠の球は打っていいものなのかチームメイトに確認していたらしい(笑)
同じ水島漫画の主人公Kジローも最終回で敬遠球をサヨナラホームランにしていました
つまり
敬遠の球ってその気になれば打てるんです
しかも、仮に150㌔投げるピッチャーでも
敬遠の球はキャッチボールの山なり球
ボールの反発力は利用できませんが、打てば飛ぶんです(当たり前ですが)
もちろん、黙って敬遠されれば一塁歩く訳ですから
そのリターンを犠牲にしてリスク覚悟でハイリターンを取りにいく精神力は素晴らしいですが。
武蔵坊はホームラン以外の打席は二試合で内野安打が一本と、その凄まじさを表現するには足りない結果です(この内野安打は弾かれなければホームランだったらしいですが…あくまで結果が全て)
明訓戦第一打席だって
初球を簡単に打ち上げサードフライ
これを岩鬼が落球したため打ち直しの時も
普通のアウトコース低めを流し打ちサードライナー
でアウト
たいしたことないんですよ武蔵坊は
はっきり言って
武蔵坊の凄まじさを表現したいなら土佐丸高校戦で四打席または三打席連続ホームランぐらい打たせてもよかったと思うんです
どう見ても普通の強打者レベルなのに、明訓は武蔵坊を怖がりすぎていたのが僕には納得できませんでした
過去にハリー・フォアマンという外人に三打席連続ホームランを打たれた事もある里中が
何故に一本も打たれてもない武蔵坊にビビるのか…
というか何故作者が明訓バッテリーにビビらせたのか
この理由は僕なりの解釈があるので
このシリーズ最終回で触れたいと思います
知らない間に話が長くなってました…
ピッチャー義経君については
また明日\^o^/
今日の一枚
ヨーコさん
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☆ キャッチだよ☆
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