洗浄後ローラが粉っぽい | 保存版印刷虎の穴

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●2ユニット目でゲンカンをやるためにローラー洗浄していたんですが、洗浄終了後にローラーを見てみたらゴムローラーが粉っぽいんです。何回洗浄しても落ちません。

心当たりと言えば、自動洗浄中にローラーが鳴いていたことぐらいです。鳴きを止めるため、仕上げローラー側から洗い油を足していました。1番粉っぽくなっていたのが仕上げローラーの上側辺りの投げ込みでした。ハイデルベルクでいう6番ローラーです。

はじめての経験なので全くわかりませんが、とりあえず洗浄プログラムを変更して様子はみています。

nak 投稿日:2012年11月 9日(金)22時40分36秒


●ローラが粉っぽくなったんですか?
洗浄前に使用していたインキは普段使っているインキだったのかな?
特練りもしくは特殊インキだったのではないですか?

ウェスを水で濡らし、固く絞ったものでローラを拭いてみて貰えませんか?多分、粉が落ちるんじゃないかと思います。

インキに使用している炭酸カルシウムや沈降性硫酸バリウムではないかと予想しています。
体質顔料と呼ばれるこれらの無機顔料は本来吸湿性であり、油より水と仲良しなんです。オフセット印刷用のインキに使用する場合は、表面処理を施し湿し水を吸わないようにしたものを使うのです。が、原価低減等の目的で安価な原料を選択した時に表面処理が不十分なものを使ってしまうことがあります。

インキ中の粉もんが湿し水を吸い込む性質を持っていると、印刷中に湿し水を吸い込んでしまいインキからハジキ出されてしまいます。吸水した粉もんは油とは反発しますので、通常の洗浄溶剤では落ちないので、ローラ上に粉っぽく残ってしまいます。

やってほしくはないのですが、印刷機洗浄中に水をローラに撒くと、ローラはきしみ音を出し、ドクターブレードでもキーキー鳴く状態になります。

通常のローラ洗浄で落とすなら、ドクターを付ける前にエマルジョンタイプの洗浄液を撒いて十分にインキと混ざった所で通常洗浄溶剤で洗浄することをお勧めします。これは、エマルジョンタイプ洗浄剤に含まれる界面活性剤で水を吸い込んだ粉を再度インキ中に取り込んで洗浄します。本当は、ローラ一本ずつ拭き掃除した方が確実なんですが・・・

もちろん、印刷目的によっては、オフセットインキでも表面処理を施していない体質顔料を使う場合もあります。

いんちきや 投稿日:2012年11月10日(土)05時38分55秒


●次に乗せる仕事が、減感インキであったため、空いているローラに減感インキを巻いて20分程空転しながら仕事をしてました。その後、洗浄した時にこの現象が起きました。はじめは粉に気がつかず減感インキを巻き直して印刷を開始したのですが、前色が浮いてきて2度洗いをして再度印刷をしましたが変化現れず何度も洗い直していました。流石におかしいと思い、ローラを外して見たところ発覚した次第です。

ローラ洗浄の際に、水は使わない方が良いとのことですが、自動洗浄プログラムの中に水洗浄プログラムがあるので洗い油を落とすためのものだと解釈していました。よく考えれば確かにゴムと水は相性が良いはずがありませんね。

ここで再度質問ですが、洗浄終了後に薄く残った(もしかしたらグレーズかも、、、)溶剤残りはどのように落すべきですか?
やはりドクターが外れてから水を巻いてリンスした方が良いですか?

エマルジョンタイプの洗浄剤にそんな効果があるとは知りませんでした。ここ数年使用していなかったので、来週から使用します。

nak 投稿日:2012年11月10日(土)08時28分20秒


やっぱり減感インキでしたかぁ

インキ中の体質顔料と言うより、減感インキ内のアルカリとローラ上の何らかの成分と反応して粉もん発生した可能性ありますぞー

以前、保さんも減感インキでブランが真っ白になったとか言ってました。

減感インキ経験者に教えて貰った方がよろしいかと思います。

ちなみにモリチンさんのシルバーのローラ上の残りはアルミ粉。マットニスの残りは塩ビビーズやシリカ等のマット剤の残りだと思います。どちらも比重が大きいため、洗浄初期に大量の洗浄剤を撒いちゃうと、ドクターまで運び切らずローラ上に残ってしまうのだと思いますよ


いんちきや
投稿日:2012年11月11日(日)07時19分30秒

●粉もん?すか!一日の最後の洗浄時にエマルジョンタイプの洗浄液で洗って、最後に水を巻き普通の洗浄液で洗い落とす。という手順で洗ってますが、白い粉が残る事はあります。
ただ減感インキのような特殊インキでなく、普通の中間色の洗浄でも起きてました。
ローラーも巻き替え時期をとうに過ぎた状態のため、グレーズなのかな?と思ってました。

最近は減感印刷自体あまりやらないため、どうだったかな?なんて思います。(汗)
ただ減感インキそのものは、ベタベタしているのでローラーも丁寧に洗います。
水棒にも絡みやすいしいい事ないですね。
どうしても逆トラが起き易いので水は上げぎみで印刷してました。

シルバーよりゴールドの方が洗浄後もローラーには残りやすいですよね。
特に仕上げに残るので、以前つとめた会社の同僚は、洗浄しながらドクターの下からウエスで仕上げのふき取りを同時にすると良いと言ってました。
でも仕上げがいくら上に(ドクターの方)回転するとはいえ、危ないので自分はやりません。


投稿日:2012年11月11日(日)09時54分26秒