EXID、デビュー秘話

EXID

EXIDはバナナカルチャー所属の5人組ガールズグループである。2012年デビュー当時のメンバーは、ハニ、 LE、ジョンファ、ヘリョン、ダミ、ユジの6人だったが、4月30日ヘリョン、ダミ、ユジが脱退した。その後、新しいメンバーとしてヘリンを迎え入れ、さらにボーカルトレーナーとして連れてきたソルジもメンバーに合流してソルジ、ヘリン、ジョンファ、ハニ、LEの5人組ガールズグループとなった。

BEASTや4MINUTEのメインプロデューサだったシンサドンホレンイが代表を務めるABエンタは、新しいガールズグループを作るためJYPエンタから数名の練習生のスカウトを計画していた。ユジは最初にABエンタに移籍し、ユジの紹介でJYP練習生だったハニ、ヘリョン、ジョンファがABエンタに移籍した。さらにシンサドンホレンイはインディーズで活躍していたラッパーLEを第5のメンバーとしてスカウトし、既にAB練習生だったダミを最後の6番目のメンバーとしてグループに加入させた。そして、2012年2月16日シングル「HOLLA」でデビューした。

グループ名EXIDは「夢を越えて（Exceed In Dreaming）」の略である。当初は「Exceed」を公式名称に採用しようとした。しかし、麻薬の一種であるエクスタシーと語感が似ていて、発音がとても強いという理由で「Exceed」の代わりに「EXID」とした。

EXIDは、有名作曲家シンサドンホレンイのABエンタ所属だったが、ABエンタがイェダンエンタ（ウェルメイドイェダン関連会社、バナナカルチャーエンタ）に買収されたため、所属会社を移した。イェダンエンタに移籍した後も、シンサドンホレンイがプロデューサとして支援した。現在はイェダンエンタがウェルメイドイェダンから独立して、所属事務所名をバナナカルチャーエンタに変更した。

EXIDは2014年ファンが投稿したハニの映像がきっかけで人気に火が付き、「UP & DOWN」が音楽番組1位となった。「UP & DOWN」ではセクシーガールズグループというイメージで通したが、続く「AH YEAH」活動やストリート活動を通してガールクラッシュイメージを作っている。実力的にもガールズグループの中で最上位圏にランクされる。

※2019年5月3日所属事務所バナナカルチャーは、「EXIDは5月15日ミニアルバムを発売し放送活動と国内外の公演などを終えてチームの活動は休息期を迎える。再契約しないハニとジョンファはすべての日程を消化した後、新しい所属事務所を探すことで協議した」と発表した。

それではメンバー毎にデビューまでの道のりを紹介する。

ハニ

EXIDのエースで、逆走行の立役者である

ハニは1992年生まれ。中学3年生の時JYPの練習生2期オーディションを受験した。SISTARヒョリン、INFINITEホヤ、AOAチョアと一緒だった。JYPオーディション決勝でAOAチョアとライブ舞台で対戦し、結果はチョアとホヤは落ちたが、ハニとヒョリンが合格した。

高校1年の時JYP練習生となり、SISTARヒョリン、SECRETジウン、BESTieユジと「JYP版ビックママ※」でデビューを準備したが、その企画が中止になり、1年でJYPを除名になった。その後ヒョリンがスターシップに移籍し、SISTARでのデビューを控えハニに一緒にすることを提案したが、以前にデビューが中止になった傷が大きく、その提案を断った。
※ビッグママ：4人組女性ボーカルグループ。2003年デビュー、2012年解散。デビュー当時の所属事務所はYGエンターテインメント。

当時弟が中国で勉強していたこともあり、ハニは中国留学したが（心理学専攻）、6ヶ月経った頃、再び練習生生活を決心し、帰国した。この頃、ハニは整形をしてみたい考えがあったが、ハニの母は「君が整形してもキムテヒとなるわけではない」と反対して整形を諦めた。また、「君がきれいなのは事実であっても、世の中にはきれいな子供たちが多いので、芸能界で成功することは難しい」と話したという。

ハニは高校に通いながら練習生と学業を並行し、本当に熱心に勉強し成績も良かった。だからハニの両親は歌手デビュー直前まで反対をした。デビュー後は3年という期間を与えるので成果がなければ辞めようと提案した。しかし、ハニは2012年EXIDでデビューし、まさに3年目となる2015年にブレイクした。

ジョンファ

EXIDの無名時代を支えた末っ子ビュジュアルエース