25歳のレオパ
先日宮崎の爬虫類マニアの方達とお酒を飲ませて頂いた時の事・・・
お一人は亀マニアで有名な方(ご自宅のお庭はまさに亀天国)
他に来られている方も爬虫類マニアとして年期の入った方達
ある一人の方が、初めてレオパ買ったのが高校生の時で、25年位前だという話をされました。
私もお酒を飲みながら、ほうほうと聞いておりましたら、その方がこう呟きました。
「今も生きてるんですけどね」
飲んでた焼酎のロックをその方の顔面にめがけグレートカブキバリに吹きかけそうになりましたが
喉越し熱い焼酎と高鳴る熱い気持ちを押さえつけてると
さらに・・・
「来たときにはすでにアダルトだったから本当の歳はわからないんですけどね」
ということは最低でも26歳以上は経っているかもしれない。
話を聞くと興味深く、♂であること、そして未だに♀と一緒にすると尻尾を震わせ繁殖行動をとるというのです。
結局交配させてないので種が今もあるかは分からないとのことですが、これには正直驚きました。
我が家でも、ベビーから買った子が今や10歳になろうというのに、それよりも15歳も上の個体で、尻尾までふる逞しさ!
その方は、その当時2匹買われたそうで、どっちも♂で飼育して1~2年で今回来られていた同級生の方に1匹あげたそうです。
そうするとその方の同級生の方が
「そのうちに来たレオパもまだ生きてますよ」
危うく興奮しすぎてグレートムタのドラゴンスクリューばりのはしゃぎっぷりを居酒屋で繰り出しそうになりましたが、グッとこらえ、お話を聞きましたら
そちらもまだ元気でやってますよとのこと
16~18歳のレオパを飼育してる人の話を聞くことはありますが、実際に20年を超える超高齢のレオパを飼育している人に会ったこともありません。
しかもお二人も
明日持っていきましょうかそのレオパ
という事で、小さなプラケに気軽な感じでもってきていただけました。
25歳のヒョウモントカゲモドキ
持った感じは40g台
正直もっとよぼよぼの骨と皮だけの姿を(コラ)想像しておりましたが
何のことない、まだまだ若々しく驚きました。
海外では30年生きた話も聞きます。
日本でも25年も未だに生きているレオパがいることを誇りに思います。しかも2匹も
ちなみに名前はどちらも『ない』そうです(笑)
このレオパの長寿の秘訣のカギとなる飼育スタイルを聞いてみました。
『特に手をかけてないというかほとんどかけない』
とズバッとおっしゃってました。
ケース:フラットのプラケース
床材 :ピートモス
温度環境:(聞くの忘れました。)
餌はコオロギメイン
餌の頻度は:少量を個体に合わせて適度に与える
その個体は高齢であることを踏まえて大分控えめでありました。
(詳細はその個体に長年向き合って来て、その個体を把握しているからこその給餌と思いますので
具体的にはあえてここでは書きません)
そしてこの飼い主の方が、このレオパを20年以上外に出したことも勿論日光にも一度も当てたことがなく
今回の持ち出しで20年以上ぶりに日光を浴びたとおっしゃってました。
これも貴重なご意見です。
若い頃はコオロギを手に入れるのもやっとで、近所の虫を捕まえてはあげていたそうです。
今は簡単にコオロギやワームなどが手に入る時代で本当にレオパにとっても飼育者にとっても良い時代になりました。
今回長寿のレオパに出会えたことで、我が家のご老体もまだまだ若いひよっこのような気持ちになりました。
我が家で隠居しているレオパ達も、この名もない長寿のレオパを見習って、いつまでも元気で長生きしてほしいものです。
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