綿スタでのWS終了しました!
参加してくれた皆様ありがとうございました★

使ったスライドはこちらです。
(今回は「念」をおしたので、忘れませんでしたw)




講座の内容をブログでもシェアしますね。


瞑想には大きく分けて二種類あります。
サマタ瞑想とヴィパッサナー瞑想です。
(マインドフルネス瞑想はミックスしてます。)




サマタ瞑想は、「止」の瞑想

ロウソクやマントラなど一点に集中し、
心の働きを止めていきます。

極度の集中状態によって、
自分と対象がひとつながりになった状態
(=三昧)が訪れます。





一方で、
ヴィパッサナー瞑想は、「観」の瞑想です。


文字通り、ものごとをあるがままに観察していく瞑想です。
「観察瞑想」、「気づきの瞑想」とも言われます。



お釈迦様が悟った瞑想法で、
ブッダは、この修行の事を、
「唯一の道」と言っています。



自分の心と身体を
客観視していく練習によって、
気づく力(アウェアス)が養われます。



この「気づき」によって、
苦しみの根っこにある妄想、色眼鏡を外すことができ、

また「裸眼」で世界を観察することで、
「智慧」や「洞察」を得る事ができると言われています。




ビパッサナー瞑想法は、サマタ瞑想ほどの、
深い集中状態(三昧)は得られにくいですが、

「無意識」のパターンを「意識化」することで、
苦しみのパターンの素(抑圧してきた感情、記憶、信念etc)
に光を当てて、根っこから心と身体をきれいにする効果があります。




この枠組み(=認知)の部分を
ブッダは細かく四つに分けています。






以下、
「ゴエンカ氏のヴィパッサナー瞑想入門」
より、いいとこどりで引用しますね。



 ===引用スタート===




ブッダは心を観察して、
心が意識・知覚・感覚・反応という
四つのプロセスから成り立っていることを発見した。





第一の心のプロセス『意識』:

意識は心のアンテナのようなもの。
察知し入力信号をとらえる。
判断を加えずに、起こった生のデータを受信する。






第ニの心のプロセス『知覚』:

知覚は意識が捉えたものを読み取る作業を行う。
データをチェックし、えりわけ、分類する。






第三の心のプロセス『感覚』:

入力信号が識別されるでは感覚がはっきりしない。
データが識別され価値判断が下されたとき、
それに応じて快不快の感覚が生まれる。







第四の心のプロセス『反応』:

感覚が心地よければ長引かせ、強めようとする。
感覚が不快であれば取り除こうとする。
こころは好き嫌いという形で反応する。





この四つの心の働きは物質を作る
微粒子よりスピードが速いという。



電光石火のごとく四つのプロセスが走るが、
速すぎて通常気付くことがない。



からだというプロセス、
意識・知覚・感覚・反応という心のプロセス
-この五つの流れ続けるプロセスへの執着が
「苦(不満)」である。



心はたえず反応する。


反応が意識の流れにはずみをつけ、次の瞬間へと繋がる。
累積された反応は強大になり来世まで意識の流れを維持していく。



反応は無知によって引き起こされる。
自分という存在は無常、無私なのだが
その事が分からない(無知な)ので盲目的に反応してしまうのだ。



自分の中にこの力(無知)が潜んでいて、
自分がその力の奴隷になっていることに気づいていない。



真理をとらえるためには、
この内なる暗闇を一掃しなければならない。



心の条件付けを取り除き、
解放されると心は限りない愛に満たされる。



 ===引用終わり===

以上、
「ゴエンカ氏のヴィパッサナー瞑想入門」より引用しました。




簡単に言うと、

観察する瞑想は、「気づき」によって、

「心の条件づけをとりのぞく」メソッドです。



「気づき」によって、
心の中にある不健全なものを取り除かれると、
健全なものだけ残って、心が浄化され、本来の状態に戻る。




というわけで、
私のクラスではとくに経験者向けのクラスでは、
この「観」の瞑想をベースにしています。



方向性としては、、



第一の心のプロセス『意識』:
意識は心のアンテナのようなもの。
察知し入力信号をとらえる。
判断を加えずに、起こった生のデータを受信する。



の、BEINGモード(真我)で、
感覚に専念した状態をつくります。


そして、



第ニの心のプロセス『知覚』:
知覚は意識が捉えたものを読み取る作業を行う。
データをチェックし、えりわけ、分類する。


の、「ジャッジ」する連鎖反応が
なるべく起きないようなメンタル面の誘導をしたりします。


レッテル、先入観を排除して、
感覚を感覚として、言葉でくくらず、
直接「受信」した集中状態をつくれたらいいなぁ

と、そんな理想を掲げてます。







もちろんスポーツクラブや公共施設では、やりませんw


初心者向けのクラスでは、
対象が一点にあったほうが、
心の働きが止まりやすいので、

呼吸をカウントしたり、
視線や感じる部位を限定して、
サマタ的(止)な瞑想誘導を心がけてます。


なんか、最後は
「クラスで気をつけていること」的な
テーマになりましたが、それもよしとします。


今日も読んでくれて、
ありがとうございました。



昌生



ーーーーーーーーーーーー


無知によって、反応が起こる、

反応によって、意識が起こる、

意識によって、心と物が起こる、

心と物によって、六つの感覚器官が起こる、

六つの感覚器官によって、接触が起こる、

接触によって、感覚が起こる、

感覚によって、渇望と嫌悪が起こる、

渇望と嫌悪によって、執着が起こる、

執着によって、生成のプロセスが起こる、

生成のプロセスによって、誕生が起こる、

誕生によって、老と死が起こる、

そして嘆き、悲しみ、
心とからだの苦しみ、諸々の苦難が起こる。

こうしてありとあらゆる苦が生じる。


「ゴエンカ氏のヴィパッサナー瞑想入門」より


ーーーーーーーーーーーー







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神奈川県(湯河原~真鶴)で活動中のヨガ・瞑想講師 
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