電気通信主任技術者の試験対策。
まずは書籍。
過去問をベースに理解していくか、テキスト本で理解していくかは科目によって違って来ますが、まずは以下の書籍を揃えましょう。

問題集:
http://www.nr-shuppankai.co.jp/html/tusin.htm

問題集はこれ、この共通編と専門編、1冊が 税込6,480円で高い上に分厚くて持ち歩くのも大変です。
私は購入後、科目毎にバラバラに分解してファイリングして持ち歩きました。

テキスト本:
電気通信教科書 電気通信主任技術者 伝送交換設備及び設備管理・法規編
http://amzn.asia/iriG0lw

これも値段が6,264円です。
これも分厚くて持ち歩きが大変でしたが、勉強中は持ち歩いてました。(^^;
受験料が高い上に問題集2冊とテキスト本1冊買っても合計で3万円以上はかかります。
こうなると真剣勝負でしたねぇ。

「電気通信システム」 については私は工事担任者資格取得のため試験免除だったので、確実なことはわかりませんが、この問題集の過去問での勉強だけでなんとかなりそうな気がします。

「法規」については問題集の過去問をベースに上記のテキスト本でひたすら暗記です。
工事担任者の時の法規と同様に短期集中でひたすらパターン認識するしかありません。
私は試験前の5日間だけ法規に集中して合格点(60点)まで行きました。

問題は「専門的能力」と「伝送交換設備及び設備管理」です。
この2つは過去問の比率も少なくて、根本的に全部の知識を理解していないと合格点まで到達できません。

「専門的能力」については私の場合は「データ通信」を選択しましたが、IT業界で仕事している人は「データ通信」を選択するケースが多いようです。
また、「専門的能力」についてはあんまり有効なテキスト本とかもないみたいで、私の場合は過去問をベースにひたすらネットにある情報を拾って勉強して行きました。
もし、情報処理のネットワークスペシャリストとかを持ってる人だとかなり勉強する領域が重なるので「データ通信」は合格しやすいかもしれません。
なので、ネットワークスペシャリストのテキスト本とかを活用する手もあります。
ただし、電気通信主任技術者よりネットワークスペシャリストのほうが奥が深いですけどね。

「伝送交換設備及び設備管理」については、私のように回線業者での実務経験がないIT屋の場合は、かなり経験したことのないジャンルが多く、また技術的に幅広い知識がいるので苦労します。
光ファイバーの特性とか光増幅器、光中継器、パラボラアンテナの特性とか......
日頃業務でもう見たことない機器とかの勉強をしないといけません。
ひたすら過去問と上記のテキスト本で勉強し、さらにネット上の情報を拾いまくりって勉強するしかありません。

私は1回目の受験の時は、「電気通信システム」を除く3科目合格目指して行きましたが、この「伝送交換設備及び設備管理」については過去問5年分を2周くらいしか出来ず、合格点には及びませんでした。
過去問5年分を反復で回答できるようにしても、過去問出題率が50%くらいでしょうか?
そうなると自力で新出の問題にも対応できないといけません。

で、2回目の受験の時は、「伝送交換設備及び設備管理」だけになったので、まずは過去問5年分を3周回して、その後に自分で過去問が電気通信主任技術者スキル標準のどの項目にに分類されているかの一覧表を作って苦手なところを集中的に勉強することにしました。
 
電気通信主任技術者スキル標準:
http://www.soumu.go.jp/main_content/000086013.pdf


自作した過去問対応表:
https://drive.google.com/open?id=0B0GV-1XQQ1WjcEpkTUprcmFVYzg

(excelファイルです。DLとかして活用してください。)

 

とにかくこの試験は情報処理のネットワークスペシャリストとかに比べると1つ1つの技術に対して奥深さより、広範囲の情報通信技術に対しての知識がカバーリング出来ていないと合格まで持っていけない資格です。