2017年の剣山夏祭り
劔山本宮劔神社例大祭は
7月23日に開催されました。
私達は7人で例大祭前日の
22日に剣山へ登り
剣山頂上ヒュッテに宿泊しました。
私は剣山に登るのは今回で3回目です。
今回は
天地一切の悪縁を断ち
現世最高の良縁を結ぶ
と伝えられている
大剣神社がある
コースを登りました。
また、大剣神社から
少し下ったところには
日本の名水百選にも選ばれた
御神水が湧き出ています。
「病気が治る若返りの水」
という云われもあるそうです。
私達は頭から
じゃぶじゃぶとお水をかぶりました。
頭がツーンとして
冷たさで痛いぐらいでしたが
スッキリして
とても気持ちが良かったです。
浄化された感じです
空を見上げると
御神体である大剣岩が
そびえるように佇んでます。
夜中に
土砂降りの雨が降りましたが
翌日は雨も止み
翌朝
御来光を拝むことが出来ました。
とても、ラッキーでした。
剣山登山3回目で
初めて拝むことができました。
この素晴らしい御来光は
泊まった部屋から
見ることが出来たんです。
感動!
感無量です!
標高1955mの剣山頂上で
剣山本宮例大祭は開催されます。
御神輿は
朝9時ごろから
組み立てられます。
組み立てられた御神輿です。
ほら貝を吹かれる山伏さん
天狗のお面を付けた
サルタヒコノオオカミでしょうか?
10時からご神事が始まりました。
組み立てた御神輿を
宝蔵石神社まで担ぎ運びます。
宝蔵石神社にて
神幸祭
神事
神事
(修祓・大祓・神幸祭祝辞・玉串拝礼)
遷御の儀
神様の魂を神輿に御乗りいただきます。
御祭神は安徳天皇と素戔嗚命
宝蔵石神社には
安徳天皇が所持する三種の神器のうち
源氏方の手に渡らなかった
宝剣を納めたと伝えられている
巨石「宝蔵石」があります。
宝蔵石の前にて
「御宝剣加持」という御神事
神輿担ぎ手やお供の人達のお祓いです。
平家一門のシンボルである
赤旗を持つ人々が待っています。
11時になり太鼓、ほら貝の音と共に
お祭りの始まりです。
ご神体は、安徳天皇
ご神体を乗せた神輿が山頂を練り歩き
急な斜面のクマザサの中を登ります。
前を引っ張る人
神輿を担ぐ人
見ているだけで圧巻です。
かけ声は「六根清浄」
祭りを仕切る人は
年配の人が多くて
祭りを見に来た若い人に
担ぐのを手伝っていただくそうです。
今回、一緒に来た
若い友達2人が
祭りに参加しました。
神輿を担いだ友は
結構重くて大変だったと
神輿の前で綱を引っ張った友は
クマザサの山道で転んでしまったと
でも、お祭りに参加できて
とても幸せだったと言っていました。
すごく貴重な体験ができたものね。
祝詞を唱えて御神事です
そのあと平家の馬場を
御神輿を担ぎ
剣山山頂三角点
(標高1955m)を目指します
全国に神輿の出る祭りは
たくさんありますが
標高2000m近くの
高山山頂の平原で行われる
神輿渡御は他に例をみないそうです。
ここ剣山だけです。
そんなお祭りを見ることが
できてほんとに良かったです。
御神輿に続き
赤旗を持つ人や
大勢の登山者もついて登ります。
頂上に到着後にもご神事が執り行われ
その後、また神輿を担ぎ引き返します。
一字書奉納
書家の女の人が
今年の一文字を書きます。
毎年、文字は異なるそうです。
今年は「龍」でした。