みなさんこんばんわ
先週末は東京でアラガン社主催の "Allergan campaign aword" というイベントがあり、グローバルビューティークリニックも表彰していただきました
私はKLの日程と重なって行けず、杉崎院長が出席してくださいました
TVでお馴染みの植松晃士さんが司会をされていたそうです
杉崎先生と自慢の美人スタッフ
とっても華やかですね
やっぱりこういう華やかな場所には院長がお似合いです
来年もお招きいただけるように、これからもボトックスとヒアルロン酸の素晴らしさをお伝えしたいと思います
ということで、
今回は咬筋と耳下腺ボトックスの症例をご紹介します。
40代男性
咬筋が張っていますが、診察してみると耳下腺肥大もみられました。
耳下腺は咬筋より表層にあり、耳を囲むように存在しています。
咬筋:masseter
耳下腺:parotid gland
この耳下腺肥大は正常成人男性でも意外とよくみられる症状ですが、フェイスラインがぼやけて首が短く見える原因になることも。
BMIとの相関があるという報告もありますが、個人的にアルコール摂取習慣がある方や喫煙男性に多いように思います。
ボトックスを咬筋に60単位、耳下腺に40単位注入しました。
施術前→1ヶ月半後
→
フェイスラインがシュッとして、ダンディズムが増しましたね
・施術内容
えら(咬筋)ボトックス、耳下腺ボトックス
・料金
えらボトックス 28,000円+税(通常上限50単位)
耳下腺ボトックス 28,000+税
・ダウンタイム、副作用
内出血、腫れ、咀嚼時の筋肉痛、表情の違和感、口渇感なと
・効果持続期間
約6ヶ月
・お問い合わせ先
グローバルビューティークリニック(大阪梅田)
ヒアルロン酸でエラを含めたフェイスラインをデザインするJw codeがリリースされたばかりですが、ヒアルロン酸がプラスの治療ならこちらはマイナスの治療というのかな?!
肥大した咬筋や耳下腺など、余分なボリュームを減らすことでフェイスラインがシャープに見えます。
男性の場合、フェイスラインは丸みを帯びているより、カクッとしてる方がクールでスマートなように思います
今回は健康男性の症例でしたが、耳下腺肥大は摂食障害の方によくみられる症状でもあります。
ここでちょっと唾液の分泌について↓
正常な方の1日の唾液分泌量は1,000ー1,500mlといわれています。
唾液分泌は交感神経と副交感神経の両方の支配を受けていて、ストレス状態下では交感神経が働いてノルアドレナリンがアドレナリン受容体に結合することで粘性(粘度の高い)の唾液が分泌され、リラックス時には副交感神経が働いてアセチルコリンがムスカリン受容体に結合することで漿液性(さらさら)の唾液が分泌されます。
すっごく緊張する食事会では交感神経が優位になりますが、普段の食事では副交感神経が優位になり、そんな場面での唾液分泌の主役はアセチルコリンになります。
摂食障害、なかでも過食症や習慣性嘔吐の症状がある方は咀嚼過多により唾液腺が腫大ことがあります。
唾液腺の多くは大唾液腺(耳下腺、顎下腺、舌下腺)から分泌されますが、咀嚼時の唾液分泌は耳下腺からが約60%、顎下腺からが約30%を占めることから、最初の症状として耳下腺腫大を認める方が多いようです。
体はスリムでもお顔は真ん丸の下膨れ、というアンバランスな状態になります。
ボトックスはアセチルコリンをブロックするため、咀嚼時の唾液腺刺激を抑制することで、唾液腺腫大を改善します。
※耳下腺には顔面神経がたくさん走っています。
耳下腺、顎下腺ともに周辺組織や神経に影響を及ばさないように慎重に施術します。
唾液腺ボトックスはあくまで症状に対する対症療法であり根本的治療ではありません。
摂食障害は心の疾患なので心療内科的なアプローチが最優先です。
一方で、治したくてもなかなか治らず悩んでおられる方がたくさんいるのも事実です。
摂食障害を克服しても唾液腺腫大が治らずに悩んでいらっしゃる方もおられます。
カウンセリングやインスタやブログのメッセージで勇気を出して相談してくださる方の数を見ても、この症状で悩んでいる方は多いんだなと感じます。
センシティブなことなのでなかなか人には話しづらいかと思いますが、
多くを語っていただかなくともお顔を拝見すれば、咬筋なのか、脂肪なのか、唾液腺(耳下腺、顎下腺)腫大なのか、ある程度わかります。
ご状態を拝見した上で、現時点での治療のご提案、そして今後の心のケアをさせていただけたらと思います。
佐藤
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