以前、個展会場で一人のオジサンから「嫁も誘ったんだけど、断られたよ。ウチの嫁、西野君のことが嫌いでさ(笑)」と声をかけられました。
当然、僕は、そのオジサンのことを知りませんし、「奥さんは僕のことをどう思っていますか?」と訊いたわけでもありませんので、とても薄気味悪かったです。

この仕事をしていると、こういった『余計なことをワザワザ言ってくるオジサン(ときどきオバサン)』によく遭遇します。

「前は西野さんのことが嫌いだったけど…」
「私、西野さんより、◯◯さんの方が好きなんです…」

…などなど。
これらすべては「訊いてもいないのに、言ってくる」んです。
告白してもいないし、告白する気もないし、まったく眼中にない人からフラれるような感じです。
怖い話ですよね。


| 『余計なこと』を言われる時は毎回同じシチュエーション

興味深いのが、僕が「余計なこと」を言われる時は毎度同じシチュエーションで、それは僕が「その場の主役」である時です。

僕の個展会場や、僕のイベントや、僕のオンラインサロンなどです。

言ってしまえば、僕がチヤホヤされている場所ですね。
こういう場所で、だいたい僕よりも歳上の方が、「西野よりも◯◯の方が好きなんだよね」と僕に言ってきます。

本人はそれよってマウントをとって、自分のポジションを獲得しようとしているのですが、その姿があまりにも幼稚で、みっともなくて、「ああ、この人は、こういう行為でしか自分をアピールできないぐらい、普段の生活が上手くいってないんだなぁ」という哀れみしか生まれません。

当然、『ワザワザ余計なことを言う人』と話していても楽しくないので、距離をとるようにしているのですが、きっとこれは僕だけじゃなくて、皆さんもそうされていると思います。

そうなってくると『ワザワザ余計なことを言う人』はドンドン孤立しちゃって、「もっと自分に注目して!」「自分はすごい人間なんだ!」とドンドン承認欲求や自己顕示欲が膨らんで、『これまで以上にワザワザ余計なことを言う人』に変身します。


これ以上、『ワザワザ余計なことを言う人』が増えられるのも困るし、『ワザワザ余計なことを言う人』に、これ以上、寂しい思いをさせたくはありません。

『ワザワザ余計なことを言う人』は、自分からなりたくて『ワザワザ余計なことを言う人』になったわけではなくて、『ワザワザ余計なことを言う人』にならざるをえない状況にあったから、『ワザワザ余計なことを言う人』になったわけで、彼らを攻撃しても仕方がありません。
改善すべきは「システム」です。


| 僕らはどうすれば『ワザワザ余計なことを言う人』を世界から無くせるのか?

問題は、『ワザワザ余計なことを言う人』が、「ワザワザ余計なことを言うことでマウントがとれる」と信じていることです。

彼らは、「キミにしては頑張ったね」とワザワザ余計な一言を加えることで、『俺>キミ』の立ち位置になると信じています。
驚いたことに、その方法でマウンティングできると信じているのです。

この問題を解決するには、「その方法ではマウンティングできないよ」と教えてあげることで、その具体的な策としては、彼らに、
『マウンティングおじさん』
『マウンティングおばさん』
という恥ずかしい名前を付けてあげることではないでしょうか?

「アイツ、マウンティングおじさん(=Mおじさん)だよねぇ~」となれば、プライドをこじらせたワザワザ余計なことを言う人は「自分は『マウンティングおじさん』になってないだろうか?」と自問自答をして、そこでようやくブレーキが搭載されると思います。

他にも、「ワザワザ余計なことを言う人を撲滅するには、こういう方法もあると思うよ」というアイデアがあれば、『#マウンティングおじさん』でTwitterで呟いてください。
エゴサーチをかけて確実に見に行きます!

世界平和の為に年内中には『マウンティングおじさん』を撲滅したいと思っておりますので、宜しくお願い致します。

【追伸】
「#マウンティングおじさん」でエゴサーチしていたら、マウンティングおじさんの撲滅方法として、『写真を撮る』というのがあって、完全に吹きましたww


【オンラインサロン】
毎日、議論&実験&作品制作&Webサービスの開発&美術館建設を進めています。
んでもって、ビジネス書に掲載するレベルの記事を毎朝投稿しています。
今日は「オンラインサロン戦略」というテーマで一本書かせてもらっています。
興味がある方はコチラ↓

Instagramで楽しみたい方はコチラ↓