不思議のメダイの聖母の聖堂:パリにある奇跡のメダイユ教会 | O'BON PARIS BLOG

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不思議のメダイの聖母の聖堂
住所:140 rue du Bac 75340 Paris Cedex 07
アクセス:メトロ10番線セーヴル(Sèvres)駅/ メトロ12番線バビロン(Babylone)駅
営業時間:火曜以外 7:45-13:00, 14:30-19:00/火曜 7:45-19:00/祝日は宗教祝日以外は閉館
WEBSITE : こちらからリンクできます

 

 

 

日本で「奇跡のメダイユ教会」として知る人ぞ知るこの協会は正式名称は「不思議のメダイの聖母の聖堂」です。この教会は、聖ヴィンセンシオ・ア・パウロと聖ルイズ・ド・マリアックによって創立された教会。パリで最も古いと言われる百貨店のボン・マルシェのすぐ後ろにあり、モダンな建物の奥の方に隠れるようにあるので気づきにくいかもしれません。不思議のメダイの聖母の聖堂は信者にとって、由緒のある大切な場所。日本のサイトではまるでパワースポットのように取り上げられることが多いですが、キリスト教にとって大切な、様々なストーリーと歴史がそこにはあります。

 

 

 

聖ヴィンセンシオ・ア・パウロは、特に貧者に尽くしたカトリック教会の司祭です。フランスのダクスで人文科学を学び、トゥールーズで神学を修めました。その後トルコ人海賊によって囚われの身となり奴隷として売り飛ばされるなど悲惨な経験をしますが、第二主人をキリスト教徒に改心させてボートで逃亡することでまたヨーロッパへ戻ります。彼もパリ6区のサンジェルマン界隈にいました。今でもこの聖ヴィンセンシオによって創立された貧しい人や苦しい人々の自立を助けるための愛徳姉妹会の本部はこの教会にあります。

 

 

 

Saint Catherine Laboure
 不思議のメダイの聖母と聖カタリナ・ラブレ(Saint Catherine Laboure)は1806年5月2日ブルゴーニュ地方の小村で生まれました。9歳の時に母が亡くなり、11歳で農家の仕事をした彼女は23歳で愛徳姉妹会に入会します。1830年の4月21日に修練院に入ったあとの7月18日の23:30に守護の天使に起こされ聖堂で聖母マリアとともに長い時間を過ごします。それから四か月後に再度現れた時には、メダイを作る使命をカタリナに託します。

 

 

 

それでは早速教会の中へ入ります。以前はなぜなのか、写真が撮れませんでしたが今回は撮ることができました。

 

 

 

ここが教会の内部です。聖母マリアの像は手を広げて光り輝く指輪をつけており、光線を放っています。これらはマリアの創造者と子への忠誠心の強さと信頼の証拠です。

 

 

 

こういった四角い石で閉じられた蓋のようなものをよく見かけると思います。

教会に直接確認できていませんが、ここには故人(の中でも特に教会において重要だった人物など)が眠っています。

私はいつも、踏んでしまって大丈夫なのかと不安になってしまうのですが、現世の人々に踏まれることで、現世とつなぐような意味合いもあるようです。

 

 

 

教会の手前の写真はこちら。下には二つガラスの箱が置いてあり、聖カタリナ・ラブレの遺体が眠っています。

彼女の遺体は年数がたっても全くその形を変えない不思議な力があるとのことです。

本物なのかは見ただけではわからないのですが、本物かどうかと議論するものでもないのかもしれません。

 

 

 

ここが不思議のメダイが売っているショップです。運が良ければ、シスターがお店の外で待っていることがあり、メダルと共にお祈りをしてくれますキラキラ

 

 

 

色は様々選ぶことができ、シルバーやゴールド、ターコイズブルーなどがあります。ネックレスのものもあり、それぞれの人が身に着けやすいように工夫がされています。1メダルあたり約1ユーロから3ユーロほどとお値段も良心的です。転売したものは効果がなくなるとされていると同時に、前提として文化や宗教への敬意として控えましょう。

 

 

 

マリアの数回の出現の数カ月後、カタリナはパリ第12区にあるアンギアンのホスピスで老人の世話をする任命を受け、早速仕事に取り掛かります。しかし、心の奥でメダイを作らせるようにとの声がします。カタリナはそのことを聴罪司祭アラデル神父に話します。
1832年2月、 パリで恐ろしい疫病コレラが発生し、二万人以上の人が亡くなります。その年の6月、愛徳姉妹会はアラデル神父の要請で最初に出来たメダイ2千個を配布し始めました。
ご加護、回心という癒しの例が数を増し、パリの人々は次々に «不思議» のメダイと呼ぶようになりました。1834年の秋には 50万個以上、1835年には全世界に100万のメダイが配られました。1839年には、1千万以上、1876年、カタリナが亡くなる時には、10億以上のメダイが配布されました。(ホームページ参照)

 

 

 

このメダル、十字架を抱える「M」の文字、二つの心臓、その周りの12の星が描かれており、十字架はイエス、「M」はマリア、「I」は”immaculata”で無原罪の意味、12の星はイエスの12の使徒を意味するとともに教会のシンボルです。左側の心臓は荊で覆われておりキリストの聖心を表します。右側の苦しみの剣で貫かれたのはマリアのものです。

 

 

 


この小さなパンフレットはテーマや対象ごとにそれぞれ分かれていて、30セントほどで購入できます。日本語でも利用可能なので、不思議のメダイの「不思議」の所以をよりよく知るために選ぶなり、より深い理解ができます。

 

 

いかがでしたかかお

私は個人的にネックレスがつけやすく、胸元にメダルが来るのがしっくりくるのでので選びました。

 

 

 

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