道東撮影の旅 2018 ~中編~ 2月15日(木) | □■□■ おぎさく スタッフブログ ■□■□

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2月14日(水)から16日(金)の3日間、道東の釧路・羅臼を巡る撮影研修旅行、
前編に引き続きまして2日目、15日(木)のレポートです!

 

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夜中過ぎまでの撮影から間もない早朝5:30、この日はクルーズ船「はまなす」に乗船し、

船上から流氷とオオワシ・オジロワシの撮影…のはずでしたが…。

 

流氷が…接岸していません(T▽T;)

天候や風向きにより刻々と移動するため、こればかりは仕方ありませんね。。

 

例年流氷の無い年は乗船撮影はしていませんでしたが、
今年は船上からの朝日と海を背景にした撮影に初挑戦しました。

 

夜明け前の船上はとにかく寒い…! シャッターを切る指の感覚が無くなっていきます。


刻々と日が昇り、同時に撮影条件も変化してゆきます。

 

 

機材:NIKON D500 AF-S 80-400mm f/4.5-5.6G ED VR ★ F5.6 1/1250秒 ISO6400(撮影:櫻井)

 

ニコン D500はフルサイズフラッグシップD5のAF性能を引き継いだAPS-Cフラッグシップ機です。
まだ日が明けきらない薄暗い中でしたが、オオワシの素早い動きを捉えてくれました。

普段はD5500を使用しており、D500のAF性能の良さは頭では理解していましたが、実際使ってみて、
どんなシーンでも気持ちよくピントが合う高性能に心底驚きました。
ペットの写真や動き回るお子様の写真等でも、威力を発揮してくれる筈、お値段は少々高価ですが、
思い通りの写真が撮れてしまう高性能マシン!エントリークラスのカメラをお使いの皆様 
思い切ってD500にお買い換え 如何ですか♪

 

 

機材:FUJIFILM X-T2 XF100-400mm F4.5-5.6R LM OIS WR ★ F5 1/500秒 ISO400(撮影:元吉)

 

 

船の揺れと獲物を狙う鷲たちの予測がつかない素早い動きにはかなり苦戦しました。

近年発売になっている上位クラスデジタルカメラの被写体追従性能はどのメーカーも一定水準以上の性能を
持っていますが、ファインダーをのぞきながら動きを追うの難しい!! 

あっとう間にファインダーから消えてしまい、何も写って無いコマも…。

 

苦戦した分、撮影には気合が入りました。

シャッターを切っているうち、徐々に感覚がつかめてきます。

 

急降下するオオワシとオジロワシを激写!!

 

機材:NIKON D500 AF-S 80-400mm f/4.5-5.6G ED VR ★ F5.6 1/2500秒 ISO2800(撮影:櫻井)

 

 

機材:Canon EOS 5DMarkIV EF100-400mmF4.5-5.6L IS II USM ★ F7.1 1/1000秒 ISO1000 -0.3(撮影:歌川)

 

 

 

(左) 機材:α9 [ILCE-9] FE 100-400mm F4.5-5.6 GM OSS[SEL100400GM] ★ F5 1/500秒 ISO5000 (撮影:名古屋)
(右) 機材:α9 [ILCE-9] FE 100-400mm F4.5-5.6 GM OSS[SEL100400GM] ★ F6.3 1/500秒 ISO100 -1.7 (撮影:名古屋)

 

 

機材:FUJIFILM X-T2 XF100-400mm F4.5-5.6R LM OIS WR ★ F5.6 1/1000秒 ISO640(撮影:足立)

 

 

機材:FUJIFILM X-T2 XF100-400mm F4.5-5.6R LM OIS WR ★ F5.6 1/1000秒 ISO640(撮影:足立)

 

フジフイルム X-T2はXシリーズ中、最も動体撮影に強い機種。

縦位置パワーブースターグリップ VPB-XT2 との併用で10コマ/秒連写が可能となります。

普段からX-T2を使用していますが、スナップ中心で動体撮影は、ほぼ初めて…

自分の持っているカメラの高性能AFを初めて体験しました。

防塵・防滴・耐低温で、船上の寒さや思わぬ水しぶきにも、心強い仕様です。

 

港から見える大自然を背景に。

 

機材:Canon EOS 7DMarkII EF100-400mmF4.5-5.6L IS II USM ★ F5 1/1000秒 ISO100 -0.7(撮影:オル)

 

 

機材:Canon EOS 5DMarkIV EF100-400mmF4.5-5.6L IS II USM ★ F5.6 1/1000秒 ISO250 -0.3(撮影:歌川)

 

 

日が昇ってからは船を接岸して、港にやって来るオオワシとオジロワシを撮影。

海上での撮影とはまた違う面白さがありました。

 

機材:Panasonic DC-G9 LEICA DG ELMARIT 200mm/F2.8 / POWER O.I.S.[H-ES200] ★ F4 1/500秒 ISO320 (撮影:嶋田)

 

 

機材:FUJIFILM X-T2 XF100-400mm F4.5-5.6R LM OIS WR ★ F5.6 1/1000秒 ISO800(撮影:足立)

 

 

機材:Canon EOS 5DMarkIV EF100-400mmF4.5-5.6L IS II USM ★ F5.6 1/1000秒 ISO250 -0.3(撮影:歌川)

 

 

機材:Canon EOS 7DMarkII EF100-400mmF4.5-5.6L IS II USM ★ F5.6 1/500秒 ISO100 -0.7(撮影:オル)

 

 

機材:α9 [ILCE-9] FE 100-400mm F4.5-5.6 GM OSS[SEL100400GM] ★ F5.6 1/500秒 ISO250 (撮影:名古屋)

 

ソニーα9[ILCE-9]はメモリー内蔵35mmフルサイズ積層型CMOSイメージセンサーを搭載し、
電子シャッターで最高約20コマ/秒の高速連写が可能な動体撮影に特化した最新鋭機。

ミラーレス一眼は動体撮影に弱いという概念を覆し、ニコン キヤノン フラッグシップ機と肩を並べたと言っても
過言の無いスペックを実現しています。使ってみての感想は、オオワシやオジロワシが急降下するような
オートフォーカスにとって最も過酷なシーンでは昨年使用したニコンD5に一歩譲る感がありますが、
それはハイレベルな中での比較、とても見やすいブラックアウトフリーの電子ビューファインダー等、
α9に軍配が上がる点も多いです。

今回の旅ではα9をメインで撮影しましたが、動体撮影カメラとして良くまとまっており今後の撮影行でも出番が多そうです。

先日のCP+で発表になった、FE 400mm F2.8 GM OSS このレンズで今年のF1鈴鹿グランプリを攻めてみたいです。

 

 

機材:OLYMPUS E-M1 mark Ⅱ M.ZD ED40-150mm F2.8 PRO ★ F4 1/3000秒 ISO400(撮影:田辺)

 

 

機材:FUJIFILM X-T2 XF100-400mm F4.5-5.6R LM OIS WR ★ F8 1/500秒 ISO400(撮影:元吉)

 

 

機材:FUJIFILM X-T2 XF100-400mm F4.5-5.6R LM OIS WR ★ F5.6 1/1000秒 ISO640(撮影:足立)

 

 

  

(左) 機材:α9 [ILCE-9] FE 100-400mm F4.5-5.6 GM OSS[SEL100400GM] ★ F5.6 1/500秒 ISO125 -0.3 (撮影:名古屋)
(右) 機材:FUJIFILM X-T2 XF100-400mm F4.5-5.6R LM OIS WR ★ F6.4 1/500秒 ISO400(撮影:元吉)

 

 

乗船したクルーズ船、「はまなす」。港には少しだけ流氷の欠片が残っていました。

 

 

沿岸の木にも羽を休めるオオワシやオジロワシが。

 

機材:FUJIFILM X-T2 XF100-400mm F4.5-5.6R LM OIS WR ★ F11 1/400秒 ISO200 -0.3(撮影:元吉)

 

 

羅臼での撮影を終え、バスで釧路へ。

途中エゾフクロウの撮影と、鶴居村菊池牧場でねぐらに帰るタンチョウ鶴を撮影します。

 

次の撮影地点への移動中、ちょっと早めの昼食。

 

プリプリのイクラが乗った美味しいお蕎麦を堪能。

たらふく満たされたお腹で次に向かうは、エゾフクロウの撮影ポイント。

 

エゾフクロウ、いました。

夜行性のため、木のうろの中でじっとしています。

 

昨晩の素早い動きのシマフクロウとはまた違った、可愛らしい姿が見られました。

 

機材:FUJIFILM X-T2 XF100-400mm F4.5-5.6R LM OIS WR ★ F5.6 1/480秒 ISO1600(撮影:足立)


 

機材:FUJIFILM X-T2 XF100-400mm F4.5-5.6R LM OIS WR ★ F5.6 1/400秒 ISO500(撮影:元吉)

 

 

フジフイルム X-T2とXF100-400mm F4.5-5.6R LM OIS WRでの撮影で使用した三脚はマンフロットの「befree live」、

小型フルードビデオ雲台MVH400AHが付いた小型軽量ビデオ三脚キットです。

 

ビデオ雲台は基本的に横位置撮影となります(望遠系の三脚座付きレンズであれば縦位置も可能です)が、

今回の撮影のような風景・野鳥撮影においては非常に使いやすいです。

今月3月にリニューアルした新しい「befree live」が発売になりましたので、
ミラーレス一眼の望遠レンズで機材一式を軽くしたい時にオススメの三脚です。

 

 

続いて訪れた鶴居村菊池牧場は、天気が良ければ沈む夕日を背景にタンチョウ鶴が飛ぶ姿が撮影できるスポット。

この日は夕方から雪がちらつきはじめ、夕日は撮影出来ませんでしたが、冬らしい風景が撮影できました。

 

使用機材と撮影者によって印象が変わりますね。

シンプルな被写体だからこそ、個性が現れる…?? 

 

機材:NIKON D500 AF-S 80-400mm f/4.5-5.6G ED VR ★ F5.6 1/400秒 ISO160 -0.3(撮影:櫻井)

 

 

機材:OLYMPUS E-M1 mark Ⅱ M.ZD ED40-150mm F2.8 PRO ★ F5.6 1/500秒 ISO1600(撮影:田辺)

 

 

機材:Canon EOS 7DMarkII EF100-400mmF4.5-5.6L IS II USM ★ F5 1/1250秒 ISO2500(撮影:オル)

 

機材:FUJIFILM X-T2 XF100-400mm F4.5-5.6R LM OIS WR ★ F5.6 1/500秒 ISO1600(撮影:足立)

 

流し取りも…!!

 

機材:α9 [ILCE-9] FE 100-400mm F4.5-5.6 GM OSS[SEL100400GM] ★ F18 1/8秒 ISO200 +1.3 (撮影:名古屋)

 

 

夕方釧路市内に到着。この日の撮影はこれで終了、旅行中唯一のゆっくり過ごせる時間となります。

お疲れ様です!!

 

「反省会」…と称しまして、ホテルからちょっと歩いて毎年恒例で訪れているお寿司屋さんへ寿司

生ビール今回の旅前半の撮影を皆で振り返り、釧路の夜は更けてゆきます。日本酒

 

 

美味しかったお寿司と、毎年お世話になっている「幸すし」さんのご主人を撮らせていただきました。

ごちそうさまでした!!

 

 

いよいよ明日は最終日。
天気予報は晴れ。ここ数年は天候に恵まれず訪れていなかったタンチョウ鶴のねぐら「音羽橋」ですが、

明日16日は数年ぶりに期待出来そうな予感です。

 

 

次回、最終日に続きますバス=3