◆「学校に行きたくない」と言われても慌てずにすむ必須スキル

 

もうすぐ、新学期がはじまりますね。

 

「明日、小学校に行きたくない」

突然、子どもにそう言われたら、どうしますか?


どうしたの?
原因は?
何があったの?


不安な気持ちを和らげようと、必死になってしまうかもしれません。

「じゃあ、行かなくてもいいよ」

 

なんて、アッサリ言ってしまいますか?


こんな時、親として効果的な対応が
慌てずに、さらっ~~と出来たらいいなって思いませんか?

子どもがあなたに本当の気持ちを打ち明けた時に、親であるあなたがどう関わってあげるかで、その後の親子関係登校の意欲も変わってくる場合もあるのです。

もしかしたら、大きな問題を抱えているかもしれませんあせるあせる

かと言って、無理やり行かせるのも、今はおススメされませんよね。

 

親は、一体どうしたらいいのでしょう??

 

でも、子育てとは「こんな時」つまり、子どもの心がSOSを出している時の連続です!


子どもがなんだか元気がなくて心配な時、、、

問題を長引かせたり、
ムリに行かせたり、
感情を逆なでしたり、
こじらせたりしないで、

問題を見極めながら、親としての効果的な関わり方を知っていて、自分でサラリとできたら、どんなに気持ちがラクでしょうか。

←親がオロオロと子育てで疲弊するのは、効果的な方法を知らないからだと思う
 

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以前、雑誌でたまたま見かけた記事にも、そんな時の記事が載っていました。


「学校に行きたくない」 と言い出した小学1年生の娘さん。


お母さんの助言で次の日に笑顔で学校に行ったとありました。


とても素晴らしいお母さんの言い方だし、この親子関係もとても素敵

なのですが、、、

「親業訓練」を学んでいる身としては、子ども自身の心を強くできるも~っといい方法があるのにな~」なんて、思ってしまいました。

あなたにもご紹介しますね。

【雑誌で紹介していた親子の会話例】

 (娘:小1)
 (母)


「明日学校に行きたくない」
 「(抱きしめて)そうなんや、行きたくないのね・・・」

 「行きたくない・・・」
 「わかる。。。お母さんも行きたくなかったのよ」

 「そうなの?お友達がいなかったから?」
 「うん、そう。お友達がいなかったから。お母さんはいつも一人ぼっちやったから」

 「・・・・・」
 「ねえ、小学校に行きたくないのは何か困ったことがあるの?」

 「困ってないけど、イヤやねん」
 「お母さんみたいにお友達がいないから?」

 「お友達はいるよ。一人だけど」
 「お友達はもっと多い方がいいと思ってるの?」

 「お友達は多いほうがいいと思う。けど、お友達ができないの・・(泣)」

 「そうか・・・。あのね、お友達は多くなくてもいいのよ。お友達は少なくてもいいの。一人でいててもいいのよ。しゃべりたくなかったら、しゃべらなくてもいいのよ。あなたは普通にしてたらいいのよ。

普通にしているそのままのあなたがお母さんは大好き。
お友達が多いことがスゴイことじゃないのよ。
一人でいてもいいの。お絵かきしてたらいいのよ。
しゃべらなくてもいいのよ。
そしたら、誰かが話しかけてくれるかもしれないわ!

・・・(つづく)・・・


このお母さんは、娘さんを励まして、勇気づけて、自信をあげています。

お母さんは、自分も子どもの頃に、友達がいなかったことを打ち明けました。


友達が出来なくて落ち込んでいる娘に、自分も淋しかったと話しながら、
そして、肯定して 「大丈夫だよ」と言ってあげています。

本当にステキな会話~

、、、なのですが、


「親業」を知っていると、こんなことになります。


【親業を使った親子の会話例】

 (娘:小1)
 (母)


「明日、学校に行きたくない」
 「あら、、そうなんや・・・・」(相づち)

 「行きたくない・・・」
 「行きたくないの・・・」(繰り返し)

 「うん・・・」
 「・・・・そっか・・・」(相づちと沈黙)

 「・・・・・(沈黙)」
 「・・・何かあったのかな?聞きたいな」(促しと沈黙)

 「あのね、今日ね、お友達に声をかけたの」
 「声をかけたのね。」(繰り返し)

 「うん、でも無視されたの」
 「無視されて、ショックだったね」(気持ちを汲む)

 「そう。ガンバって話しかけてみたんだけど、何も言ってくれなかった・・・」
 「何も言ってくれなくて、淋しかったのね」(気持ちを汲む)

 「うん、(泣)」
 「お友達になりたかったのね」(気持ちを汲む)

 「うん、なりたかった(泣)」
 「なりたかったのね・・。」(繰り返し)


 「・・沈黙(考える)・・・・」



「でも、いいや。私にはもうお友達がいるから。」
 「お友達がいるのね。」(繰り返し)

 「そう。あのね、その子は○○ちゃんと言うの。髪が長くてね。眼鏡をかけてるの」
 「そう、眼鏡をかけた友達なのね」(繰り返し)

 「○○ちゃんは犬を飼ってるんだって。いいなあ~。明日犬の話を聞いてみよ~」
 「明日、楽しみね。」(気持ちを汲む)


・・・・


こんな感じ。

 

違い、わかります?

このお母さんは、小学生の娘さんの話を聞いています。

そしてね、自分の考えは、何も言わず、ひたすら 耳を傾けることに集中しています。

すると、何が起こっているのかわかりますか?


自分をまったく否定されない「完全に自由で安全な場」 ができるのです。

何を言っても大丈夫。
自分の弱い部分、
ブラックなところだって、全てをさらけ出してもいいって思える

完全に安全な場

これが、ありのままで良いと受容されるということ。
アドバイスしないことで 100%の信頼が伝わる時があるんです。


これが、すっごく大切


お母さんは、自分の考え言わないことで、

「この状況を抜け出させてあげよう」
「私がこの子を立ち直らせてあげなくちゃ」

という、親の上からの立場でなく、対等な人としての立場で信頼していることが、子どもに伝わります。


お母さんが「あなたをありのままで受け容れてる」って思っていることを
子どもが自身が感じられる!

↑ここが大事

 

 

この実体験がとても大事です!!!

 

 

そしたらね、


この子は、
心のモヤモヤを
自分で解決してるんですよーーー


パチパチ・・



 

アドバイスは、タイミングが悪いと否定が伝わります。

この理論が腑に落ち、実践できるようになると、子育てが劇変します!

だってね、
世の中のお母さんたちは、子どもの為に求められる前に先回りして、アドバイスや助言、提案、講義をしているんですから!

でもね、

 

子ども自立や自己コントロール力、自分らしく満足した人生を生きる力

 

を育てたいなら、

 

「先回り」することや、「親の価値判断」をむやみにインストールするようなことは、特に注意が必要なのです。

 

親は勇気づけたり励まして、良かれと思って評価しているつもりでも、子どもにとっては過度な期待やプレッシャー、価値の枠組みになったりして、コンプレックスの原因になっていきます。

 

 

逆効果になると、もったいないですよね~

 

 

ことばの選別ができると、子どもの自立に逆効果なコトバを言ってしまった時にすぐに気づくことができるので、対処もできます。

 

 

中途半端な子育ての知識のままでは、

何か言おうと思っても、モゴモゴして何も言うことができなくなり、結果的に最悪の自己嫌悪、、みたいになっちゃうかもしれません・・・

 

 

この、中途半端って、一番つらいよね💦

 

 

子育ての正しい知識があると、

子育ては何かを加えなくても、時には「引き算」でも大丈夫で、

 

むしろ「引き算」の方がよい場合が多いとわかると、安心して手抜きできます(笑)

 

サポート役に徹した方が、子どもが自ら「問題解決」する場が与えられるから、

 

結果的に、心の成長を促して、自立心がメキメキ育つ子育てができるのです!


子どもは、元々、素晴らしい力を秘めています


子どもの力をみくびってはいけません!

もちろん、子育てには、大人が介入しなければいけない場面もあるでしょう。

子どもからのサポートの依頼には、どんなモノでも応えてあげてくださいね!

でもね、
あなたがまずは「受容」を日常的に伝えると、

子どもの考える力や問題解決力が、もっともっと、沸き立つように、伸びていきます

たった一言から、子育てはガラリと変わっていきます。

 

でも、ハッキリ言って、今までの方法とは違う真逆の考え方ですから、その効果を疑ってしまうかもしれません(-_-;)

 

←私も実は半信半疑だったけど、3人の息子たちに検証してきましたよ

 

でも、そこは「心理学に根差した根拠ある方法」でした。

 

「今までどれほど子どもの成長のチャンスを奪ってきたのだろう」

 

と、私を含めてたくさんのお母さんが、驚き、愕然として、とっても後悔されるのです(-_-;)

 

 

クローバー

 

 

子どもは自分で自分の問題を解決する力を持っています。

 

そして、これからの子育ては、

 

自分の問題は自分で解決できること 

 

すなわち、

 

自分を見つめながら、よく考えて、自分で納得して行動し、その結果にも自分で責任をとりながら進んでいく力

 

を育てることが今まで以上に大切だと思います

 

学んだ言い方が、ナチュラルに、自然に口に出てくるようになるには、人によってはたくさんのトレーニングが必要なのは、

 

親としての在り方を、時代に遅れずに変えていくためのもの。

 

だからこそ、自己流や曖昧な抽象論にすがらず、基本からしっかり学ぶことをおすすめしたいです。

 

心を強く育てたいのなら、より長期的な視点が必要だと思う。

 

心の成長に本当に効果のある方法を知ることも大切だと思います。

 

どのコトバを、

どのタイミングで、

どんな風に言うのか?

 

 

子どもの心が成長する原理原則は、実はとてもシンプルです。

 

 

クローバー

 

 

中高校生だと問題は少し変わってくるかもしれません

 

 

 

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