神戸・北野にある英国館に再現されたホームズの部屋のご紹介、4回目になります。
時代考証、ホームズ関連アイテム、すべてが見事に監修されていて、
じっくり見れば見るほど、楽しさ倍増のお部屋です
素晴らしいこだわりにあふれたこのホームズの部屋の中でも、
特に見所が満載だったのが、暖炉とマントルピース周りでした。
まずは、暖炉から。
もうお気づきの方も多いと思いますが、こだわりポイントが見えてますね(^^)
そうです、暖炉といえば、火かき棒!!
一番左側の火かき棒が、少し曲がっています。(わかりにくいかもしれませんが……)
ここが、ホームズファンの「ニヤリ」ポイントですね!(笑)
ホームズの全作品の中でも、1・2を争う超有名エピソードの「まだらの紐」。
その冒頭で、ホームズを脅しに来たロイロット博士が捻じ曲げた火かき棒を、
彼が帰った後、ホームズが涼しげな顔であっさりと元に戻す、という
「ホームズって力もあってかっこいいよ!」なシーン。
この火かき棒が曲がった跡をあえて残してるところが、ファンの心をくすぐってくれますね~
「待ってました!!」って感じです(^^)
そして、上の写真でもちらりと見えておりますが、
写真だとはっきりわかりやすいのですが、実際の部屋では床は影になっていて暗くて、
実は最初気づいていませんでした(^^;
一緒に来てくれた友達が見つけて教えてくれたおかげです。
(あやうく写真を撮りそびれるところでした ありがとう!!!)
これは、「プライオリ・スクール」の冒頭で、依頼人のハクスタブル校長が、
221Bの部屋にに入るなり、疲労と空腹のあまりこの上に倒れた、あの熊皮の敷物です。
「暖炉の前の」という描写に忠実に再現してくれていて、これも「ニヤリ」ポイントですね
そして、マントルピースの上も、チェックポイントが色々と。
一番に目に付くのは、やっぱりこれですよね~
正典の「マスグレーヴ家の儀式」で出てくる、ホームズの変な癖(笑)
読みかけの手紙に突き刺さったジャックナイフ! これがないとね!(^^)
「SHERLOCK」でも、もちろん再現されてます。
ジャックナイフというより万能ナイフかな? 21世紀ですね(笑) でも、嬉しかったです~
そして、こっちも忘れちゃいけないアイテムが色々と。
あの(笑)ペルシャスリッパと、乗馬鞭と、女性の写真!
”つま先が柔らかくて尖っている”ペルシャスリッパ。
これは、ホームズがパイプ用の煙草の葉を入れてて、「ホームズと煙草」といえば、
真っ先に思い浮かぶお約束アイテム。
「SHERLOCK」でも、S2-E2の「バスカヴィルの犬」の冒頭で出てきましたよね~
未見の方は、退屈に耐え切れずに、煙草を探しまくるシャーロックに注目してご覧ください(^^)
これも、「来たーー!!」って嬉しかった瞬間でした(笑)
乗馬鞭は、形は違うけど、「SHERLOCK」でのシャーロック初登場シーンでも出てきました。
いきなり死体に鞭打つシャーロックの変人振りが際立って、素晴らしいファースト・インパクトでしたね(笑)
(「ベルグレービア」でも違う形で出てきたのは驚きましたけど…(^^;)
そして、やっぱり置いてました、この写真!
一つだけ飾られた女性の写真、と来れば、答えは「The Woman」しかありませんよね(笑)
正典の「ボヘミアの醜聞」で、ホームズが報酬の代わりにボヘミア王に要求した、
アイリーン・アドラーの写真です。
部屋の外におかれていた解説にも、アイリーンの写真だと記載されていましたので、
「やっぱり来たか!」(笑)と思いました。
シャーロキアンの皆さんが監修をされていて、この写真を外すわけがありませんよね(笑)
「SHERLOCK」では、写真じゃなくて、アイリーンの携帯になりましたけど、
あのストーリーの結末を思うと、携帯がふさわしかったと思います。
(現代ならではの置き換えですし、意味もありますから)
暖炉とマントルピースだけで、こんなに見るところがあって、嬉しい驚きでした(^^)
他の場所の写真がまだありますので(笑)、そちらはまた次回に~