3月22日(火)
AM08:10-
みなさん.....おはようございます。
【特別扱い】&【ぼくに限ったエコ贔屓】が大好きな.....佐藤ツトムです。
ぼくのパパ様は.....とてもキッチリしている方です。
キッチリしている方がパパということは、息子であるわたしも、キッチリしなくてはいけないのです。
なので.....。
キッチリ.....朝ご飯をアピールさせて頂きます。
パパ様が.....ぼくのアピールに応えて下さいました。
パパ様がぼく達のお皿を持った瞬間が、朝ご飯のホイッスルでございます。
ご覧の通り、下々の者達は慌てふためきますが、パパ様は忙しないのが嫌いなので、ぼくは泰然自若を演じます。
ぼくは【特別扱い】が唯一許される長男ですので.....なんでも一番です。
ただいま、「待て!」の真っただ中でございます。
下々の者達は、「待て!」と声が掛ってもご飯を凝視しておりますが、ぼくはパパ様を見つめます。
ここだけの話.....こういった些細なセコさが、後に【特別扱い】の恩恵を受けることに繋がるわけです。
ご飯よりも.....パパ様。
ほんとうはご飯なんだけど.....とりあえず、パパ様。
「ヨシ!」.....の声が掛りました。
がっつきたいけど、がっつきません。
パパ様は綺麗好きなので、こぼしたりは大嫌いなのです。
いくらお腹が減っていても、丁寧に、上品に.....。
ちなみに.....下々の者達はどうしてますか?
あぁ.....相変わらず貧相な顔をしてますね。
ひと粒残らず食べた後でも.....手は抜きません。
パパ様は綺麗好きですから、お皿がピカピカになるぐらい舐め倒すことによって.....【特別扱い】に繋がるわけでございます。
はい、ぼくは食欲よりも、なにより【特別扱い】が大好きですから!
円山「佐藤さん、ご飯はどうでしたか?」
佐藤「いや~、今日も最高だったね。あ、お皿は綺麗に舐めとくんだよ。高橋は食ったら終わりの男だから。特
別扱いされたいんだったら、舐め倒さないと」
円山「了解しました」
佐藤「高橋君、君、もう食べ終わったんだろ? 落ち着きなよ」
高橋「いやいや、もう一回順番が回ってくるかもしれませんからね」
佐藤「君、この家に来てどんだけ経つのよ。学習しよ」
パグゾウ君も.....食べ終わったようです。
朝の宴は、終了しました。
パグゾウ君.....口の周りにこびり付いた粕を食べてるのかな?
高橋君.....あんまりベッドを舐め倒すと、パパ様に怒られるよ。
マルちゃん.....食べ終わったからって、すぐ寝たら太るだけでしょ。
ご飯が終わったからといって、個人に走ってはいけません。
ご飯を下さったのは、パパ様です。
「ありがとうございます」があって、然るべきなんじゃないでしょうか?
まぁ、君等がいつまで経ってもそうだから、ぼくは【特別扱い】を得られているわけだけどね。
うっしっし.....。
パパ様はぼくに.....もっと【犬らしく】いていいんだよ、と言います。
けれど、ぼくはブラックでもヒールでも【こすい】でもなんでもいいから.....。
特別扱いされたいんです!
三度の飯より、パパ様です。
それが、ぼくが生き抜く道なんです。
ぼくは.....ぼくの道を突き進みます。