あけましておめでとうございます!


(すでに2014年が始まって2週間経っておりますが・・・)



個人的なお話で申し訳ないのですが、仕事が最近バタバタしており、なかなか更新できませんでした。


にも関わらず、毎日なかなかのアクセス数を頂いておりまして・・・。


ちょっとまた今月から頑張って更新していこうと思います。


今年も宜しくお願いしますね!




さて今回は


L.A. はスペイン語が由来


というお話をしましょう。



去年の11月、私は、アメリカはカリフォルニア州ロサンゼルス(Los Angeles) に行ってきましたが。


Los Angeles の綴りって、何か不思議だと思ったことはありませんか?



実は Los Angeles はスペイン語由来の言葉で、


Los Angeles天使たち


という意味があるのです。



Angeles は、英語にも angel 「天使」 という語があるので分かりやすいですね。


英語では複数形は angels ですが、


スペイン語では複数形は angeles になります。



Los は、英語における定冠詞 the と同じ役割を持っています。


スペイン語には名詞に「男性」「女性」「中性」という区別があり、その名詞に応じて定冠詞を使い分ける必要があります。


また、名詞が単数形か複数形かによって冠詞の使い分けがあります。



新里式 英語超学習法

(参考: スペイン語の定冠詞の区別)



angeles は男性名詞で、なおかつ複数形なので、定冠詞は los が選択されます。


los + angeles 「天使たち」


(英語で言えば、the angels)



18世紀に移り住んだ移民たちが 「天使のいる街」 と形容したことがその語源らしいです。



しかしその一方で、Los Angeles にはもはや天使などいない、と皮肉って、

失われた天使 (Lost Angeles)」


という表現も多く見られます。




実はアメリカにはこのようなスペイン語語源の地名・州名がたくさん存在します。


スペインがかつてアメリカを植民地化していた歴史を考えると、納得できる気もします。



California カリフォルニア州、その周辺には多くのスペイン語由来の地名が存在します。


その周辺ではスペイン語を話す人が非常に多く、英語もスペイン語訛りのスピーカーが多いです。



San Francisco サンフランシスコ


(カリフォルニア州。Saint Francisco 聖フランシスコ が語源)



San Diego サンディエゴ


(カリフォルニア州。Saint Diego 聖ディエゴ が語源)



San Jose サンホセ


(カリフォルニア州。Saint Jose 聖ホセ が語源。「ホセ」 はいかにもスペイン語らしい)



Las Vegas ラスベガス


(ネバダ州。Las は女性名詞複数形につく定冠詞。Vegas は Vega 「肥沃な草原」 という複数形名詞)



Colorado コロラド


(コロラド州。英語で言う colored 「色のついた」 という意味。現地の川の色が赤かったことが語源)



Florida フロリダ


(フロリダ州。英語で言う florid 「花のような」 という意味。現地にスペイン人たちが着いたときは春の季節で花が咲いており、その光景を見て命名されたと言われている)





もちろん他にも例はたくさんあります。調べてみると意外なことが分かって面白いですよ!



そういえば初めて私がフロリダで現地の英語を聞いたときは衝撃的でしたね。


全然違うんですもん。