昨日放送されていたテレビ朝日系列の『シルシルミシル』という番組で、「競輪選手はママチャリでどれぐらいのスピードを出せますか?」という視聴者からの調査依頼に応える実験を行っていました。

実験の場所は大宮競輪場で、阿部大樹選手と岡光良選手という2人のプロ競輪選手が実際に500メートルのトラックでママチャリを漕いで最高速度を計測(前半の250メートルを助走に使い、後半の250メートルで計測)。

事前に岡選手が競輪用自転車で計測をしたところ、最高速度は62.3km/h出たそう。

で、肝心のママチャリでの実験結果はというと、阿部選手が43.0km/h岡選手は44.5km/h。それを受けて、競輪選手がママチャリを漕ぐと43~45km/hのスピードが出るという話に。

ちなみに番組ADが同じ実験を行ったところ最高速度は39.4km/hで、プロ選手との差は4~5km/h程度だったそうです。

これは番組内でも触れられていたことなんですが、プロの選手が漕いでもママチャリって意外と素人とのスピード差が出ないものなんですねぇ。

ただし、これにはとある理由が。

実験のあとに専門家が解説していたところによると、競技用自転車はそれぞれの選手に合わせてオーダーメイドされていて力を発揮しやすいのに対し、ママチャリは万人向けであるため逆にジャストサイズの人はほとんどおらず、プロの競輪選手が漕いでもその脚力が十分に伝わらないのだそう。

確かに漕いでいる映像を見ても、シート位置が低いためにペダルを回す脚がいかにも窮屈そうな印象を受けました。

この番組を見ていて、「そうか、体型にフィットしていないバイクに乗るのは、こんなにも力が発揮できないものなのかぁ」とあらためて感心させられたローディーは、きっと私だけではないはず。

今度ロードバイクを組む時には体型や身体能力にあわせてオーダーメイドできるフルオーダーカーボンロードバイクのANCHOR RMZなんかがいいかなぁ、と変な妄想まで描いてしまったり。

$駑馬十駕 ~とある広告系自転車部員のよしなしごと~-RMZ

まぁ、力を発揮するサイズやポジションがどうのこうの言う前に、そもそも発揮できるだけの力を付けるのが先でしょって言われたら、その言葉にグーの音も出なくなるんですけどね。。。(苦笑)