サウナしきじを訪問するたび、
思うことがあります。
『サウナの聖地』と
皆に崇め奉られるほどの
最高の状態を常にキープするのは
どれほど大変なことか。。
安全で清潔でととのう空間を
提供してくれているのは誰なのか?
それは、しきじスタッフ全員が
『どうしたらお客様はととのうか?』
を常に考え行動しているから、
維持されるのだと思いますが、
その先頭で引っ張っているのが
「ミスターしきじ」小山さんです
彼の清掃の基準は、
『そこでアイスクリームを落としても食べられるレベル』
(たぶん)
直接聞いたわけじゃないけど、
かなり高次元の理想があるはず
床はもちろん、湯桶やイスの裏、
シャンプーボトル、シャワーノズル、
タイルの目地、ベンチ、鏡。。。。
もう、とにかく、浴室の隅から隅まで
ピッカピカに磨き上げます
掃除だけじゃなく、
ある時は水を大量にかき出して
水風呂の鮮度・水温を保ったり、
サウナ室のタオルを頻繁に交換したり
湿度が低いとサウナストーンに
水をかけてロウリュを発生させたり。
『~さん、今日は早いですね』
『スチームサウナの温度が低めだったから1度上げましたよ』などなど、
客への声かけも積極的に行ってます
浴室だけではなく、
ロッカー、休憩室、仮眠室。。。
隈なく繰り返し掃除するため、
彼の仕事には終わりがありません。
しかしその結果、
ひかり輝く、神々しい空間が
生まれるんです
そして、彼は、無言で語りかけます。
『濡れ頭巾ちゃん、本日はととのっていただけましたか?』と。
ワタクシは思わず、感謝の落涙で
頭巾を濡らしてしまいます。。
他の温浴施設の方にも、ぜひ
彼の仕事っぷりをみて欲しい
あと小山さんには講師として
『サウナしきじ 奇跡の清掃』という
カリキュラムで一般企業の研修を
やってもらいたいし、本も出版もしたいところだね
そんなしきじの感動体験のあとは、
昭和町ひょうたん横丁にある、
暖簾が美しい『美代志寿司』へ
この店も清掃が行きとどいていて、
白木のカウンターがピッカピカ
オススメで閖上の赤貝があったので
ヒモをつまみに、身はにぎりで
あとは鯛の昆布〆、コハダ、車エビ、
煮はまぐりなど江戸前の粋を肴に
菊正宗のぬる燗をいただきました
おや
つけ台とカウンターの間に、
小石を敷き詰めた↑溝?
みたいなものがあるぞ
大将に聞いてみると、、、
5年くらい前まで、
地下水をこの溝の中に掛け流し、
手洗い用として使っていたそうだよ!
これは、、まさに、、
天然水の『手水風呂』だよ
いまは、
近隣の大規模土地開発の影響で
水が出なくなっちゃったみたいだけど
やはり水質がとてもよくて、
お客様からも重宝されてたんだってさ。
寿司をつまみながら、
水風呂に入れるなんて。。
夢みたいだ
最後は、
狭い階段の二階にひっそり佇む
ソウルバー『Buono Bouno』で
ネヴィルブラザーズを聴きながら
ハートランド
でもこの店、
音がはんぱなくいい!と思ってたら
真空管アンプなんだってさ
『どうしたらお客様はととのうのか?』を考え続け、行動する。
これはサービス業の永遠のテーマなのかもしれません