蘭庭院。
山号は金平山。曹洞宗の寺院。
六角堂(俗称 栄螺堂)はこちらで管理されている。
蘭庭院は禅林街と呼ばれる所の上寺通りに位置する。
(上寺通りと下寺通りがある。)
栄螺堂は蘭庭院の境内ではなく、上寺通りの入口付近に建っている。
会津のさざえ堂と同じく内部に螺旋廻廊を持つ珍しい構造。


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禅林街(上寺通り)。
上寺通りの突き当たりに位置する「太平山長勝寺」を中心に
33の禅寺(全て曹洞宗)が集まっている。
弘前藩2代藩主津軽信枚が弘前城西南の抑えとして
寺院を集めたのが禅林街の始まり。
同じ宗派がここまでまとまって建つ場所は全国的にも稀らしい。


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蘭庭院。
もちろんここも33寺の1つ。
こちらに栄螺堂を見学したいと伝えると
栄螺堂の鍵を貸してもらえた。

$史跡へ行こう!ブログ-蘭庭院栄螺堂鍵
栄螺堂の鍵。
この時はアポなしの訪問でしたが快く対応して頂けました。


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栄螺堂。
天保10年(1839年)建立。
豪商中田嘉兵衛が、海難死亡者及び天明・天保の大飢饉での餓死者の無縁仏を
弔うために建てられたという。
正面の入口は東側。
栄螺堂の建つ敷地は広くないので広角レンズは必須。
弘前市指定有形文化財。

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かつては長勝寺が管理していたが、
蘭庭院22世拙雄和尚が毎朝読経を行ったのを機に
蘭庭院が管理することとなった。
六角堂とも呼ばれるが平面は八角形。

$史跡へ行こう!ブログ-蘭庭院栄螺堂内部01
栄螺堂入口。
正面に見えるのは聖観音菩薩。
右回り廻廊と直進階段を併用して昇降する。

$史跡へ行こう!ブログ-蘭庭院栄螺堂内部02 $史跡へ行こう!ブログ-蘭庭院栄螺堂天井
内部螺旋階段。
およそ1回転半で頂上へ。
天井には竜と雲の絵が描かれている。

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下りの直進階段。


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こちらは長勝寺(三門)。
写真の三門も含め文化財が多数ある。
弘前藩津軽家の菩提寺。
栄螺堂及び蘭庭院には駐車場がないので、
長勝寺の駐車場を利用した。
長勝寺から栄螺堂までは500mくらい。
蘭庭院もその途中にある。



所在地  青森県弘前市西茂森2-9-1(蘭庭院)
見学自由(内部拝観は蘭庭院に確認)
駐車場  無