アニマルホーダー | 杉本彩オフィシャルブログ 杉本彩のBeauty ブログ Powered by Ameba

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皆さん、アニマルホーダーという
言葉をご存知ですか?


私も今年になって、
初めてこの言葉を知りました。


アニマルホーダーとは、
異常な動物コレクターのことです。


その人が面倒みられるキャパシティを
とっくにオーバーしてしまうような
多頭飼育をした結果、


動物の健康管理ができず、
精神的・医療的な
ケアも充分にできていない。


また、

栄養不良を引き起こすような
不適切な飼育という
ネグレクトの状態で
動物を飼う行為を、
アニマルホーディングと言います。



このような飼育は、
衛生上にも問題をきたし、
感染症の危険をはらんでいたり、


また悪臭を放って
近隣住民に
迷惑をかけていたりします。



実は、以前より、
このアニマルホーダーに
困っておられる
ご近所のお家から
ご相談を受け、
現在まだ解決していないこの問題を、
私も見守っている最中なのです。



多数の猫だけが飼育されていた
猫屋敷の隣家の方が、
あまりに劣悪な環境で
飼育されている猫たちの姿に心を痛め、

それがきっかけで
私もこのトラブルを
知ることとなりました。


この猫屋敷と

同じ管理会社の
お家に住まわれている

隣家の方が、

あまりの悪臭に、
管理会社にクレームを
出されたことから始まったのです。


私も実際見に行きましたが、
昼間もずっと

ブラインドが下ろされた
薄暗い家の中から、
多くの猫の気配と
鳴き声を確認しました。


そして、

かなり広範囲に渡って、
強烈な悪臭も放っていました。


隣家の方の行動によって、
この現状を

管理会社が知ることとなり、
猫屋敷は退去命令が出され、
飼い主は、猫をすべて、
猫屋敷の近所の、
飼い主の住居に
全部移動させたのです。


しかし、
猫の飼い主の住居にも、
まだまだ多数の猫が

飼育されていて、
住居からも悪臭を放っているそうです。


警察が行こうが
保健所が行こうが、
全く意に介さず、


近所から文句を言われて
自分たちは被害者なのだ


というくらいに、
問題の自覚がないのです。



警察も、
明らかな虐待でないかぎり、
ネグレクトでは手が出せないようです。


保健所も、強行に中に入って
状況を確認するような
強制力がないとのこと。


警察も保健所も、
注意を促す程度で終わっています。


これもまた、
日本の動物愛護法が未熟なために
大きな壁となり、
飼い主が動物の所有権を放棄しないかぎり、
為す術がなく、
猫を保護することもできません。



さらに、
今回のこの問題には、
まだまだ予想もしていなかった
悲劇が待っていたのです。


この可哀想な猫たちを、
なんとか救ってあげたいと、
私にもご相談に来られた、
正義感溢れる

心優しい隣家の方が、
警察や保健所とも連携をとり、
近所の方々にも協力を仰いで、
熱心に取り組んでおられました。


しかし、問題を
大きくしてくれるな
というスタンスの管理会社から、
隣家の方が、
退去命令の訴訟を起こされたのです。


猫屋敷のリフォームに

手抜きがあるため、
未だ悪臭が消えないことなど
訴えておられたら、
同じ管理会社である隣家の方に、
退去命令が出たという、
驚くべき理不尽な対応をされたのでした。



自分たちの環境を守りたい、
劣悪な環境から猫たちを救いたい…



この正当な主張を、
勇気を持って声をあげられたのに、
このような目に合わされるなんて、
本当に酷い話です。


現在、弁護士を立てて、
調停で戦っておられます。


隣家の方は、
自分たちの訴訟問題に
アニマルホーディングの問題を
関わらせることにより、
アニマルホーディングの実害の
判例として、
今後、動物愛護運動に
活用できるよう頑張りたいと
おっしゃっています。


近隣居住者らからの

証言を集めたり、
区の環境課の室長にも裁判所を通じて、
保健所の調査資料等を
提供していただくようお願いされたり、
頑張っておられます。


ブラインドの隙間から見える
可哀想な猫たちに、


「いつか必ず救けてあげるから」


と約束されたそうです。


この件は、
アニマルホーディングを
問題提起するにおいて
良い機会だと
考えていらっしゃるようで、


このように
アニマルホーディングの影響により、
家主との関係が悪化し
訴訟を起こされたということで、

誰にでも起こりうる
深刻な問題なのだと、
広く世間にも理解してもらい、


最終的に

アニマルホーディングを
違法行為で取り締まれない
ものかと、
その一助となることを願い、
戦っていらっしゃるのです。


とても高い志をもった、
勇気とエネルギーのいる行動です。


この結末を、
私もしっかりと
見守っていきたいと思っています。


一口に

アニマルホーダーと言っても、
そのタイプは
ワンパターンではありません。


動物愛護先進国の

ドイツなどでは、
アニマルホーディングが
精神疾患であると解明され、
研究を深め、
対応策がとられています。


私たちの身近に起こりうる深刻な問題です。


この機会に、
アニマルホーダーについて、
理解を深めて頂けばと思います。


以下のサイトに詳しい内容が
掲載されていますので、
一度ご覧ください!


http://www.geocities.jp/talismankatze/mensch_tier1.html


http://app.m-cocolog.jp/t/typecast?__mode=individual&blog_id=609572&id=57970289&user_id=514872