【ある種、面白い】骨法、再び!!【格闘技シリーズ】 | ザ・功罪!!~立場が変われば見方が変わる~

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格闘技や政治・社会問題を中心に事象の「功罪」をバランス良く書きます。また「立場が変われば見方が変わる」という観点から皆様のご意見をお待ちしています。たまに私の独断と偏見のブログになります。言論を通じて戦う「武ログ」です。武道家の私にとって言論も武の内です。

読者の皆様こんばんは。「ある種、面白い格闘技シリーズ」です。今夜は以前もこのシリーズで取り上げた堀辺正史師範の骨法に迫ってみたいと思います!!(骨法がどのように「ある種、面白い」かは読者の皆様のご判断にお任せ致します。私は骨法という武道について、批判も肯定もしません。)

骨法↓

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%AA%A8%E6%B3%95_(%E6%A0%BC%E9%97%98%E6%8A%80 )

堀辺正史↓

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A0%80%E8%BE%BA%E6%AD%A3%E5%8F%B2

堀辺センセ、骨法は奈良時代から約1200年間(!)一子相伝で伝承されてきた純国産武道だと主張しておられます!!


電子媒体から拾った骨法の情報につき、以下に転載します。骨法に対する解釈は、読者の皆様のご自由なご判断にお任せ致します。↓

668:638[sage] 09/10/19(月) 13:40:34 ID:T78dF+ni0(8)
「骨法」の名称は大山倍達氏の著書「100万人の空手」(昭和50年)などからの借用のような気がしてなりません

日本神話の力比べ、古代相撲、手乞い、相撲=素の舞い、
当麻蹴速と野見宿禰の試合や

江戸初期の骨法の使い手、紀州の佐々木五郎右衛門について
書かれています
琉球に唐手が伝えられる以前の話だとも

その他、世界中の闘技、パンクラチオン、中国拳法の記述もあります
世界地図が書かれていて、トルコ相撲、台湾拳法、朝鮮拳法のイラストも


水の無いプールでの世界ケンカ大会も、この辺りからの着想でしょうか^^


※は恥ずかしい自称経歴
1941年10月14日 茨城県水戸市に生まれる。
※1950年 (堀辺正史 9歳) 伝統ある第五十二代目骨法伝承者に選ばれ、父より「堀辺正史源一夢」の名を与えられたと自称。
※1963年 (堀辺正史 21歳) シンガポールで北派少林拳の主席師範に勝利したと自称。
※1970年8月10日 (堀辺正史 28歳) ビバリーヒルズのパンクラチオン大会で優勝したと自称。
1975年8月18日 (堀辺正史 33歳) 換骨術十九世宗家・大東合気武術協会会長という肩書きでの新聞広告。
1977年4月29日 (堀辺正史 35歳) 換骨拳四十世宗家として換骨拳の存在を明らかにする。
1978年3月20日 (堀辺正史 36歳) 東京・東中野の換骨拳総本部から『換骨拳入門』が発行される。著者は吉丸貞雄。
1987年2月 (堀辺正史 45歳) 自著『「骨法」の秘密―ホネを直せば万病治る』発売。
1989年12月 (堀辺正史 47歳) 大河ドラマ『天地人』原作者である火坂雅志が『骨法秘伝』を発表。
1993年11月13日 (堀辺正史 52歳) 第一回骨法の祭典 最優秀選手はミスター骨法
1994年11月12日 (堀辺正史 53歳) 第ニ回骨法の祭典。打倒グレイシーに立ち上がる。
1995年11月25日 (堀辺正史 54歳) 第三回骨法の祭典 骨法完成を謳う。
1996年8月4日 (堀辺正史 54歳) UVF2(東京ベイNKホール)で、グレイシーを打撃技で完璧に打ち倒すことができる可能性を持つミスター骨法がルタ・リーブリ歴2ヶ月のカーロス・ダニーロに48秒で敗れる。
1998年11月 (堀辺正史 57歳) 骨法が完成する。   
12月 (堀辺正史 57歳)自著『骨法の完成―時代を超える最強の未来武道誕生』発売。骨法「旧約」時代の終了を宣言。骨法「新約」時代が幕を開ける。

2007年3月29日 (堀辺正史 65歳) 性欲が満たされていなかったミスター骨法が幼女に「おじさんとエッチしよう」と声をかける。
2007年11月12日 (堀辺正史 66歳) 性欲が満たされていなかったミスター骨法が電車内で女子高生に後ろから下半身を密着させる。

2008年2月 (堀辺正史 66歳) 骨法がナイフ術に進化。

607:592です[sage] 09/10/17(土) 07:44:01 ID:1/079Y1M0(3)
>>604
80年代後半まで、私と堀辺さんとは交流があったんですよ
彼は太氣拳を正式に習ったことはないんだけど、王樹金先生や澤井先生のお弟子さんたちとは多少の交流がありましたよ
講習会に弟子や友人を行かせて後でコッソリ習うというのが彼の得意パターンでした
名前は出せませんが張策の系統の通背拳の先生の所にも弟子を出入りさせてたみたいですよ
堀辺さんは当時の人間としては大柄で力も強いほうだったし、技術的にも武道家としての実力はそれなりのものでした

突き蹴りはキレはあまりなかったが、掴みながら殴ったり、肘打ちを出したりする独特の喧嘩テクニックを持っていました
組手では壁際に追い詰めたりするプレッシャーをかけるのは非常にうまい人でした
ゴルドーのようなラフで圧力のある組手スタイルでしたね

堀辺さんのチンナや柔術的立ち関節は結構力技でしたし、合気的なテクニックは苦手でしたね
ただ、チンピラ同士の喧嘩を制するときには技を決めてましたから、実戦で誤魔化すテクニックはうまかった


612:東中野の赤き流星[] 09/10/17(土) 10:07:26 ID:K02sQZo7O(5)
>607様 詳しい情報ありがとうございます。
骨法の技術のルーツが判ってきました
以前に骨法の受け技の名称が太気拳の受けの名称と全く同じだったので怪しいと思っていました。

通背拳もパクっていたとは驚きです。

南拳各種にチンナに少林拳と台湾では収穫があった時代だったんですね。


614 + 2:592です[] 09/10/17(土) 17:03:03 ID:1/079Y1M0(3)
堀辺さんは合気上げとかが苦手でしたね
相手を誘導して押えたり相手に合わせて受けたりする合気の技術が性格的にむいていない人でした
いわゆるセガールの合気道に近いですね


立ち関節も合気的ではなくて柔道やコマンドサンボのように腕力を使って耐えた相手でも強引にねじあげる感じでした
ただ、柔道やコマンドサンボの人ほどテコの原理や崩しはうまくなかったですね。

彼の名誉のために申し上げますが、喧嘩は強かったですよ
私と彼とで飲んでいた時のことですが、店で大騒ぎしていた某大学の柔道部員3名を彼がうるさいと一喝したことがあります
その場では大人しくしていた学生たちですが、我々が店を出ようと勘定をすめせていると、彼らも店を出ようと席を立ったのです

私は「これはめんどうなことになった・・。」と喧嘩の覚悟を決めましたが
堀辺さんは無言で店の出入り口においてあった素焼きの鉢植えをつかむと学生のひとりめがけて投げつけ「駅まで走ろう!」と一気に外に駈け出しました
学生の一人に命中し、顔を押さえてうずくまっていました
あわてて私も外に駈け出したのですが堀辺さんの姿が無い
パッと後ろを振り返ると堀辺さんは別の素焼きの鉢植えで学生たちをメッタ打ちにしていました

後で聞いたのですが、走って駅まで逃げると思わせて店のかどで待ち伏せしていたそうですw

彼はどういうわけか非常に闇眼が利く男で、明るいところからいきなり暗い外に出ても外の様子がはっきりとみてとれるようでしたね
彼は玄米を食うと目がよくなるとか言っていましたがw

619:東中野の赤き流星[] 09/10/17(土) 20:43:35 ID:K02sQZo7O(5)
>617 592様
堀辺師範の著書ザ・喧嘩の120ページに
ある健康食品会社の依頼で日光へ消費者参加の2泊3日の講習ツアー
で護身術の講座が有り堀辺師範と空手の先生と合気道の先生が、
ツアー後地元のバーで飲んでいたら
レスリング部の大学生達が、空手の先生を
人間違いで因縁を、付けてきて、喧嘩になり空手の先生と合気道の先生が、倒され
最後に堀辺師範がレスリング部と乱闘に
なって地面に落ちて
た角材でぶん殴ったり各種の骨法の蹴りを
使ったり、最後にビール瓶で相手を流血
させて学生3人を病院送りにしたそうです。


632 + 2:592です[sage] 09/10/18(日) 20:05:06 ID:0Ls419EU0(6)
うーん、説明不足でした・・・。
騒いでいた柔道部員たちはほかの客にも迷惑になるほど大騒ぎしてましたし、店員も何度か注意してましたが、ゴリラ見たいな連中相手に強くは言えないようでした。
そこで、堀辺さんが一喝したわけです。
彼は金銭欲は強くてケチな男でしたが、正義感は強かったし、いい恰好したい虫が騒いだんでしょうw

我々が勘定をすませていると、学生たちが「おい、俺らも出ようぜ!」「やるか!!」と我々を睨みながら席を立ってきたのです
彼らは数の上でも体格でも我々より上でしたし
彼らからは、あのムカつくオヤジどもを締めあげてやるか!という明らかな殺意を感じましたよ

638 + 1:名無しさん@一本勝ち[] 09/10/18(日) 22:11:30 ID:A7lTPAbi0(3)
なるほど、592さん、情報ありがとうございます

誤解して言い過ぎたことを謝ります


ところで
詠春拳がどうやって骨法に取り入れられたかご存知ですか?
自らが香港、台湾で習った
弟子が習っていたなど、いろいろ言われています

よかったら教えてください (その他、骨法の他武術との関係なども)
是非お願いします

639 + 1:592です[sage] 09/10/18(日) 22:27:19 ID:0Ls419EU0(6)
>>638
前にも言いましたが、堀辺さんは台湾で南拳をかじってます

太祖拳や鶴拳には詠春拳のチーサオと非常に近いテクニックはありましたし
太氣拳の推手や剛柔流のカキエも類似の技術です
詠春もかじっていたかもしれませんが80年代初頭は不動うちのテクニックはまだそれほど教えてなかったと思いますよ


堀辺さんはこの手の技術は好きでしたね
最も本人はあまりうまくはなかったですね

641:638[] 09/10/18(日) 22:44:00 ID:A7lTPAbi0(3)
>>639

592さん、早速のご返事ありがとうございます!

なるほど、南派の太祖拳や鶴拳などが原型なんですね
詳しい情報感謝します!

ところで堀辺氏には合気武術以外にも
空手や少林寺拳法などの修行歴があることが噂されています

このことについて何か情報がありましたら
教えていただけませんか?

また、当時のケンカに強い堀辺氏の力の根源は
何だと思いますか?武田流だけで強くなったのでしょうか?

聞いてばかりですいません
なにかご存知でしたら是非お願いします

本当に詳しい情報ありがとうございます!


644 + 1:592です[sage] 09/10/18(日) 23:50:48 ID:0Ls419EU0(6)
堀辺さんの強さのベースは空手とボクシングですよ
少林寺拳法ではなく北派少林拳ではないですか?
突きのフェイントで反応を引き出すのはうまかったですよ
これは空手の技術だと思います
ハッとその場で地面を素早く踏んで前手をぴくっとさせるんです


すると人間は前に突っ込んでくる人と全く反応しないで待つ人
そして、さっと間合いを切って後ろに下がる人の三種類になります

これを使って相手のタイプを判断して殴るのはうまかった
だからキレのない突き蹴りでも強かったんですよ


こう言っては失礼ですが武田流はハク付けや理論武装用の飾りでしょうね
645 + 3:592です[sage] 09/10/18(日) 23:57:29 ID:0Ls419EU0(6)
蹴りを流す技術もうまかったですよ
これは太祖拳や鶴拳の技術だと思います
相手の前蹴りなんかには手をまっすぐ落としてふくらはぎを外からパッとよこに払うんです
そうやって背後をとってチンナで首を絞めてましたね
前腕と脛がぶつかったら痛いですからね 絶対にぶつけずに蹴りをすくうのが得意でしたよ




ただ、そういった自分の得意な実戦テクニックは弟子に教えない人でしたw

647:638[sage] 09/10/19(月) 00:12:30 ID:T78dF+ni0(8)
>>644

592さん、詳細な情報ありがとうございます!

本当に詳しいですね!ビックリです!

やはり空手をやっていたんですか・・・
足で踏む、というと剛柔流をやはり連想してしまいます

そしてボクシングの経験も本当にあったんですね

ということは、上にもありましたが、
父親から受け継いだ骨法は南拳みたいだった=空手(父親がやっていたかは不明)、
学生時代にやったボクシング、

はある程度本当だったんですね

それにプラス台湾の南派拳法(北派の影響も)

大変よくわかりました 本当にありがとうございます!

648:592です[sage] 09/10/19(月) 00:14:02 ID:nS0Fl2NY0(5)
喧嘩芸時代の方でしょうか?
彼の喧嘩芸のビデオは見たことがありますが、あきらかに稽古不足で腹も出ていましたね
おそらく30代以降は突き蹴りはほとんど練習せずに理論武装とつまみ食いばかりしていたのでしょう
元々技にキレのあるタイプではなかったですから年をとったらああなって当然でしょう

649 + 1:638[sage] 09/10/19(月) 00:19:03 ID:T78dF+ni0(8)
>>645

なるほど、堀辺氏の技はかなり台湾の南派拳法の影響が強いんですね

てっきりブルース・リーの詠春拳と
松田隆智氏の本からの影響だとばかり思っていました

何度もありがとうございます!

また宜しくお願いします!

650:592です[sage] 09/10/19(月) 00:20:37 ID:nS0Fl2NY0(5)
彼が稽古で汗を流しているのは見たことがなかったですからねw
道場に遊びに来ても技のつまみ食いや切り売りをするだけでしたね
ただ、前述の相手のタイプを見切る能力と壁際に追い込む能力だけは高かったですね
基本が嫌いで理論武装と組手だけが好きな人でしたよ
子供のころから空手はやっていたそうですから、若いころの財産と自己流の喧嘩テクニックだけでやっている人でしたね

652 + 1:592です[sage] 09/10/19(月) 00:28:46 ID:nS0Fl2NY0(5)
>>649
北派少林拳は向いてなかったのだと思います
そもそも剛柔流の母体は鶴の用法を取り入れた太祖拳だとおもいます
ですから、堀辺さんにとっては南派拳術は受け入れやすかったのでしょう
ただし、あくまでもつまみ食いです
小手先の小技を取り入れただけですね
根本から理解できていれば、もっと体の使い方もうまくなっていたと思うのですが
地道な基礎練習は嫌いな人ですからねwww


653:592です[sage] 09/10/19(月) 00:38:45 ID:nS0Fl2NY0(5)
彼のビデオや写真を見てもらえればわかるのですが、構えた時の姿勢が非常に悪い
空手や南拳をきちんとやっている人間なら脳天から首、背骨、お尻までが一直線に杭のようになっているはずです
こうしない突き蹴りは予備動作も大きくまっすぐに突きが出せません
ジャブで橋をかけてもその上(或いは下)を渡れないのです
橋からそれて斜めに流れてしまっては橋手の意味がありません
だから、掌握や不動打ちといった技術も下手だったんですよ


今はやりのコツカケやがマク・チンクチといった剛柔流のカラダ作りがダメでしたね
ただ、10代のころの写真を見た感じでは首も伸びてきれいにガマクはかかっていますから
ボクシングの悪い部分の影響でしょうね

654:638[sage] 09/10/19(月) 00:39:47 ID:T78dF+ni0(8)
>>652

わわわ、ということは骨法の母体は実は剛柔流なんですね!

そしてプラス太祖拳etc・・・

すごい展開です! 推理小説のナゾ解きのようです!

592さん、本当に何度もありがとうございます!!!

655 + 1:592です[sage] 09/10/19(月) 00:43:42 ID:nS0Fl2NY0(5)
私の知る限りでは剛柔流に南拳諸派の小技を取り入れ、詠春拳で纏めて、武田流で理論武装したのが骨法という武術だと思います