スロージューサーの宣伝文句に、「ミキサーは高速回転する刃の摩擦熱で酵素を破壊してしまう。　でもスロージューサーなら大丈夫」というのがありますね。

こう言われると、ミキサー買っても意味がないのではないか、、、と思って、悩む方もおられるのではないでしょうか？。

そこで、実際はどうなのか、、、、ヒューロムスロージューサーH2Hのレシピ本に書いてあった実験を実際にやってみました。

実験の内容は、市販のパイナップルジュースと、スロージューサーで搾ったジュース（コールドプレスジュース）にそれぞれ鶏肉を浸して、酵素によってタンパク質が分解される様子を観察する、、というものです。　

さて、今回はそれにバイタミックスで作ったスムージーも加えてみましたよ。

パインナップルを使うのは、タンパク質分解酵素の、「プロメライン」という物質が大変豊富だから、、、ということだそうです。

さて、以下の写真は市販のジュース、バイタミックスのスムージー、スロージューサーのコールドプレスジュースにそれぞれ鶏肉を浸したところです。

ミキサーは普通、、食材を粉砕するには水分を加える必要があるのですが、これをやると実験結果に支障が出る可能性がありますね。　でも今回はパイナップルだけの水分で粉砕することができました。

ところが、スムージーがスポンジみたいになって、鶏肉が沈んでいきません。(^_^;)、、、なので、むりやり沈めました。（う～ん、不透明なので、分解されていく様子が見えないよ～、、、）

実験を始めて18時間後の様子です。　レシピ本には、「半日で鶏肉は溶けてしまう」と書いてあったのに、、、なんで？？　　、、、とか思いながらスプーンでそっとすくってみると、、、、

おっ！、、、なんかちょっと変化してるみたい、、、、。

スプーンでかる～く混ぜてみると、、、、。

ご覧のとおり、もうすでに溶けてしまって、辛うじてその形を留めていたことがわかりました。

実験結果は、、、

最後に、それぞれのジュースをスプーンでかき回してみました。
スムージーもほとんどの鶏肉が溶けていましたが、溶ける寸前の塊を見つけました。
しかし、これも、もう少しで溶けてしまいそうです。

市販のジュースはかき回しても全くかわらず。。。。
スロージューサーの方は完全の溶けていました。

今回の実験結果からわかったこと。

市販のジュース　⇒　市販のジュースは販売するためには「熱処理して殺菌しなければならない」と法律で決まっているので、熱に弱い酵素は破壊されてしまいます。　、、なので、栄養もきちんと残っているのか、怪しいところです。

その担当者の方もやはり、「熱処理をして殺菌しなければならないから」、、とおっしゃっていました。それから、「他社で酵素を謳った飲み物を販売されている会社も多いが、商品として販売している以上、やはり加熱殺菌する必要があるので、酵素は含まれていない（もしくは変異してしまっている）と、我が社では考えています」、、とも言われました。

結局、酵素というものは、自然の作物から摂らなければ意味がない、、と感じた瞬間でした。

バイタミックスのスムージー　⇒　ミキサーの刃で高速回転しても、酵素はきちんと残っていることが確認されました。　スロージューサーのメーカーが言う、「高速回転の刃の摩擦熱で、、、云々」という話は、そりゃぁ、ずっと高速で回転していればそのうち温度は上がってきますが、スムージーを作るのはバイタミックスなら精々30秒から１分もかかりません。　そのくらいでは酵素は破壊されませんね。　

スロージューサーのコールドプレスジュース　⇒　今回の実験では、スムージーよりも速くタンパク質を分解した、、イコール、ミキサーよりも酵素がより残った（？）、、という結果になりましたが、この程度ではほとんど同じ、、と考えて良いと思います。　　

以上、、長文を読んでくださり、ありがとうございました。

今回の実験に使ったスロージューサーはこれです。

世界で一番売れてる、ヒューロムスロージューサーＨ２Ｈ。
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