「200字意見文トレーニング」藤原和博さん編著 | わかば国語・作文教室

 




 




これ、いいです!
中学入試、高校入試の論述試験対策としてもすばらしいです。


民間人校長として数々の実績をあげている
藤原和博さんの著書です。

私も中学生にもどってこの授業を受けたい!
と思うくらい、よく考えられた授業法・学習法が示されています。


1.賛成か反対かを明確にする

2.意見の根拠を明確にする

3.説得力のある根拠を用意する



ステップを踏んで練習することで、
まずはこの3点のクリアを目指します。

ここまでならよく見る作文ノウハウ本なのですが、
この本が他と違うのはここから。

4.意見文を使った授業展開や学校運営の方法が具体的にしめされている

5.類題問題掲載数が非常に多い

6.テーマが身近で(大人も)思わず答えたくなる


「4」は実際に集団指導で国語を教えている方に
とっても有益な情報です。

「5」は自学で使う生徒さんにとっても嬉しいはず。
なんと50問もテーマが示されているので、
自分が書きやすいものから取り組んでも
かなり練習になります。


「6」。これが一番大事!
テーマがつまらなかったら
意見文や作文なんて書けませんからね。

たとえば
『参議院は廃止すべきだと思いますか。』
のように、小中学生にとって身近でない話題は書きづらくて当然です。


本書ではこんな書きにくいテーマではなく、
思わず大人もひとこと言いたくなるような
身近で興味のわくテーマが出されています。
例えば…

『「学校の図書館に漫画を置くこと」について、あなたは賛成ですか、反対ですか。』

『「中学生に定期試験は必要ない」という意見があります。あなたはこの意見に賛成ですか、反対ですか。』


といった問題です。

いまどきは図書館にマンガを置くの!?
定期試験がなかったら最高だな~、
などとおもわず心のなかで呟いてしまうテーマですよね。


長い文を書くのが苦手な生徒さん、
推薦入試などで小論文がある生徒さんは
ぜひお試しください。

ただし、書きっぱなしでは効果は半減。
必ず学校や塾の先生かお家の方に見て貰いましょう。

恥ずかしいですか?
そう、恥ずかしいんですにひひ
私も自分の作文を親に見せるのが嫌でかくしていた記憶があります。。。

でも恥ずかしいということは
それだけ本音で、本気で書いた証拠!!
自信を持ってひとに見せましょう。
大丈夫、きっと受け入れてもらえますよ。

それに、書いたものを大人に見せると
誤字脱字を見つけてもらえますし、
読んでもらえると思うと伝えたいことを
真剣に考えるので文章うまくなります。


こちらの記事に意見文のテーマ案を
25個掲載していますので、
ぜひチェックして挑戦してみてください!
「意見文のテーマ案」
http://ameblo.jp/wakaba-sakubun/entry-11600521415.html


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