やまやんです。
今回は中国語の有気音と無気音について
解説します。
これ、けっこう難しいですよね。
（有気音：頭にp t k q ch cが付く発音
例：破（pō） 他（tā） 卡（kǎ） 起（qǐ） 吃（chī） 次（cì）
など
無気音：頭にb d g j zh zが付く発音）
例：波（bō）大（dà）尬（gà）急（jí）炸（zhà）字（zì）
など）
いろいろな参考書では
中国語の有気音と無気音をマスターするために
たくさんの方法が提案されています。
みなさんもそのうちの2つや3つは
知っていると思います。
でも今回は具体的な方法ではなく、
基本的な中国語の有気音と無気音の感覚を
書いてみたいと思います。
一本の木で例えるなら具体的な方法は枝の部分
基本的な考えは幹（みき）の部分ってことで、
木の幹の部分が分かっちゃえば、枝の部分も
分かっちゃうだろう、って魂胆です（笑）。
中国語の有気音と無気音をマスターするために
いろんな方法があって、どれをやればいいのか分からない
ということが今まであったかもしれません。
でも、基本を理解してしまえば
そんないろんな方法の大本（おおもと）が
分かってしまうわけですね。
そしたら何にも怖くないぞ！
って思えるはずです（笑）。
■中国語の有気音と無気音の基本
中国語の有気音と無気音の違いは
息の流れ
です。
これに尽きます！
（この記事ではこれだけ覚えてしまえば他は必要ないです！）
簡単に説明すると、
・有気音
口（唇）を閉じた状態→破裂→息→母音(声)
・無気音
口（唇）を閉じた状態→破裂→母音（声）
ということです。
例えば有気音の“po”
カタカナの“ポー”に似た発音ですが
これは口をしっかり閉じた状態から
勢い良く息を吐き出して、ポーと発音します。
ポイントは、破裂したとき先に母音（声）ではなく
息が口から勢い良く出て、その後に母音（声）が出ていく
ということです。
息で破裂させる、という感覚、
そして口の中の空気だけでなく、おなか（肺）
にある空気まで強く吐き出す
ということです。
では、無気音。
“bo”カタカナで“ポー”に似た発音ですが、
これは口を閉じて、破裂と同時に母音（声）が出る
言い換えれば、
母音（声）で破裂させる
ということです。
そして破裂はしますが、それはとても軽いもので
口の中の息は勢い良く飛び出ることはなく、
口の中にとどまる、
口の中で声がこもっている
という感覚です。
息の流れについてのぼくの理解は
もし、息を口の中に入れた水に例えると
有気音はその水を利用して
口を閉じた状態から空けた状態へと破裂させ、
その水を勢い良くしぶきを上げて
前に吐き出すという感覚、
無気音は口を開けて（破裂）も、口に入れた水をできる限り
外にこぼさないように、
もしこぼれたとしても、よだれのように
少しずつ出ていく、
こんな感覚です。
まあそんなこんなでいろいろ書きましたが、
中国語の有気音と無気音の違いはただ一つ、
息の流れ
ということですね。
これだけ覚えればこの記事はOKですね。
具体的なマスターの方法はこちら
→中国語の発音 有気音、無気音の練習
やまやんの
「中国語なんてやり方しだいで上手くなる」