クジラ 捕鯨禁止 | ドイツのICHIRO君ブログ

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34歳でドイツに渡りました。

ドイツ語は話せません。ほんのちょっぴりの英語を頼りに

この人は、どんな人生を歩むのか。。。

再STARTの終わりなき小さな物語

ドイツ人は日本を一斉に非難してきます。
次の2点の件です。

「日本はあれだけの事故を起こし、それでもまだ、推進派の安倍を選挙で選んだ事は、愚かの極みだ」

「なぜ世界中が非難してるのに捕鯨を続けるんだ?」

この2点です。

今日は調査捕鯨について書きます。
先月、国際司法の場で南極海における調査捕鯨が禁止されました。

オーストラリアが勝訴し、
日本が敗訴した形になりました。


私には、ある疑問が残ります。

それは、
日本人て、そんなに鯨を食べてるのか?という疑問。


私個人の見解で恐縮だが、
私が知る限り、日本人はそれ程クジラを食べて無いと思う。

その昔、学校給食で出されていたという話を聞く事があるが、
みんな「あれは、美味しくなかった」という感想で口を揃える。

私は日本に住んでいた頃、
興味本意で2回ほど「鯨専門店」でクジラ肉を食した事があるが、

特に若い世代の日本人は、食べた事が無い
という人も多いのでは無かろうかと思うのだ。

だって、家庭で「今日はクジラよ」みたいな事にならないでしょ?
お母さんは鯨をメニューのレパートリーに入れないと思う。

であれば、外食の時に、鯨を食べるしかない。
でも、
レストランや居酒屋さんのメニューにクジラ肉はあまり登場しない。

んじゃ、どこで食べるの?

もちろん、日本狭しと言えど、
ある地域ではクジラを食べる文化が残っているのかとは思うが、
国際司法の場で争われる程の量を食べてる訳では無さそうだ。


「なぜ日本人は世界中が非難している捕鯨を続けるんだ?」
と、ドイツ人に聞かれれば、

私は「多くの日本人は喰ってねぇよ」と答えます。
するとドイツ人は、

「では、なぜ捕鯨する必要があるんだ?」と聞きます。

ナゼだろう。。。


この件に関して、

先日、私の友人の経済学者から
面白い話を聞きました。


日本人は南極で捕鯨をしていますが、

実は、、

南極の海図を作っているのだと言うのです。

海図とは字の通り「海の地図」であります。

反捕鯨団体のシーシェパードが命を掛けて攻撃してくるのは
海図を作らせない為の妨害行為であります。

南極は誰の物でもありませんし、
どこの国にも属していません。

しかし、南極に一番近い国はオーストラリアです。
シーシェパードはオーストラリアの団体です。

逆に、考えると、また疑問が発生する。
それは、
「シーシェパードは、なぜ命を掛けて南極の海図を作らせたくないのか」

火炎ビンを投げたり、船を体当たりさせて
多くの逮捕者を出しながらも、海図を作らせたくない、その理由。


その答えは、
南極には天然資源が眠っている。
という事にあるらしい。

石油とか、天然ガスの事だと思う。

なるほど。


日本は、調査捕鯨とか言いながら、
実は既に、
南極の海図をめちゃめちゃ作りまくっています。

もちろん天然資源が出た場合の
既得権利を有する為です。

オーストラリアのシーシェパードは
何が何でも阻止する必要があった訳ですね。


さて、この話は、友人の経済学者と酒を飲みながら、
朝の4時ごろ話した内容なので真意の程は解りませんが、

この経済学者の見解は、少なくとも、私には、
あまりにも腑に落ちる内容でした。


最後に、

捕鯨した大量のクジラ肉は、一体、どこに行ったの?

みなさんは、クジラを食べた事はありますか?


では、また。
ちゃお!

これは、ドイツの原発反対を意するマークです。


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