今日は私が商業の世界に入る前に
携わっていた映画の話をします。
この映画は18歳~20歳にかけて
六甲山に籠り、季節や成長を
追うように撮影した
自主制作のSF映画です。
私は目から炎を放つ特殊能力
(軍事兵器)を隠し持つ民族の
生き残りの少女という役所でした。
この頃の自分は大学に通いながら
小劇場を転々と客演し、
学生映画や自主制作に
参加していました。
東京での仕事は無論皆無でした。
(炎の描写CG)
全て自主の撮影というのは本当に
過酷なもので、当時は何でこんなに
きついのに撮り続けているんだろう
と頭の中で混乱していました。
撮り終わった後も
費用が足りない、人手が足りない
私自身に宣伝能力がない
と最悪の状況で
お蔵入りになるのかもと
弱気になっていました。
撮ったものの一筋の光も浴びない
映画というのは多々あります。
参加した側としてはそれはそれは
切なくて悔しいことです。
しかし3年経った今
何と東京、大阪にて
上映して頂く事が決まりました。
(格闘シーン)
映画制作に携われる事
そこに人が集まっている事
お芝居を出来る場所がある事
それを見てくれる人がいる事
どれも当たり前じゃないんだよ。
と、この映画に参加して
製作陣と出会って
身体に叩きつけられました。
なので、今でも自分への課題は
変わりません。
大事なものを守るため、
自分の夢を失くさないため、
自分が出来る仕事は何でもする。
誰が何と言おうと、
必ず意味があると信じて
一つ一つ丁寧に作る。
ただそれだけだと
なのでここでも宣伝させて下さい。
何如せん資金の無い中の
SFへの挑戦なので、拙い部分や
気になる部分はあると思います。
ですが、制作スタッフ皆んな
異様な執念で
完成させた映画です。
ぜひ見に来て下さい。
よろしくお願い致します。
ここまで長々と読んで頂き
ありがとうございました。
何だか昔の事を思い出して
熱くなってしまいました。
そして中々投稿が上手くいかない
私にアドバイス下さり
ありがとうございます。
目黒シネマで一年前に上映された
名作「青春の殺人者」の
監督さんからメッセージも
頂いています。
ありがとうございます。
↓
『160万という超低予算で、
こんなアイデアを映画にしよう
なんてまるで「狂気の沙汰」だ。
でもその「狂気」は観る者を
シッカリ「純粋ロマン」の世界に
誘ってくれるから凄い』
(映画監督/長谷川和彦)