進学塾VAMOS代表の著書、
「女の子の学力の伸ばし方」を読みました。
なかなか面白かったです。
うちには男の子は居ませんが、性別による育て方の違いを知りたかったので、男の子版も読みました。


さて、以下は本の内容ではありませんが…。

男性脳、女性脳
リーセ・エリオットが率いる英国のロザリンド・フランクリン医科学大学の研究により、これまで「男性脳」「女性脳」の根拠とされてきた「脳の性差」は実際には存在しないという研究成果が発表されています。扁桃体や海馬の大きさも性差がないと発表されています。

とはいえ、私自身は男女の能力の差はないにしても、「性差」というのは日々感じており、子育ての工夫も違ってくると考えています。


男女別学、共学校
日本では、年々共学校が増加しています。
少子化で学校存続のために、共学校の方が今は人気の為、そのように変わってきているのであり、共学の教育がより望ましいという理由からでは無いようです。



一方、アメリカ、イギリス、オーストラリア、ニュージーランド、カナダ、韓国などでは、男女別学が増加中。特に急激に増えているのはアメリカ。

欧米では、男女別学のほうが、学力が伸びて進路の多様性にもプラスであるという研究結果が複数報告されています。


↓データは少し古いですが、今もこの傾向が続いているようです。
アメリカ…男女別学では性別の固定観念を打ち破りやすいが、共学はそれを強化しやすい
(2003年/米国/バージニア大学)

イギリス…男女の学力差を埋めつつ、それぞれの能力を伸ばすには男女別学の教育が最適である。
男子は英語と外国語で、女子は数学と化学でそれぞれ大きな効果が得られた。
(2005年/英国/ケンブリッジ大学)
イギリスの国立教育調査団は、2002年に2954校の高校を調査し、別学校のほうが男女ともに明らかに成績が良いと発表。
イギリスの全国統一模試の上位50校のうち、8割は男女別学の学校である。

オーストラリア、ニュージーランド…男女別学教育を受けた生徒の方が共学校の生徒より15~22%学力が高い。
(2000年/オーストラリア/教育研究機関ACER、2002年/英国/国立教育調査財団)




男女別学のメリット


●「性差がない空間だと自分づくりに専念しやすい。」
←おおたとしまさ氏


「男子は発散型」「女子は内省型」
女子は「親の期待に応えようとする」「自分の本当の感情を内に秘めてしまう」傾向が強い。
←鴎友学園名誉校長の吉野明氏

学習の課題は、女子の方がやらなければいけないという意識が強いが先送りする傾向もある。
一方、男子は諦めやすい反面、チームで競い合うと効果的である。
←すららネットの林俊信氏

●一般に男子は空間認知能力に優れているが、女子は聴覚に優れており、その違いゆえ、注意関心を引きつけるためのアプローチも違う。

男子は命令系統によって縦型の組織をつくるのが好きだが、女子は共感によってフラットな組織をつくるのが好き。

女子校出身の私は、男女別学のメリットと言われている
男女別学校出身者のほうが男女の役割に関する旧来の固定概念にとらわれにくい。
に強く共感します。




デメリットもありますが、メリットしか書きませんニヤニヤ

私自身は、男女別学で、性差を理解した上で、意識的に指導をしている学校に魅力を感じています。


が。年長のプニ…。
まだ年長だから、これからどうなるか分かりませんが、私に似たら、考え方が男らしい感じ、精神的にも幼い感じ…になるかもしれません。


…そうしますと。
女子校はかなりキツい生活になります。
全てが演じているような。

上記のメリットというのは、あくまで平均的な男女についてです。

もし、
プニが男らしい女子に成長したならば、共学校の方がきっと向いているだろうな…と。

私は女子校育ちの為あまりよく分かりませんが、思春期の恋って…勉強にはマイナス面が大きいイメージです。
好きな男の子が、抜群に優秀かつ性格も純朴で誠実な方なら別なのかしら。

入学前の備忘録でした。