**********************************
この記事は1年以上前に書かれたもので内容が古く、
現在実施しているチューニング、サービスとは
内容が異なる可能性がありますのでご注意ください。
現在実施しているチューニング・サービス内容・金額等につきましては、
下記ページよりご確認ください。
★車種別サービスメニュー
http://motojp.main.jp/maker.html
※上記ページからメーカー・車種をお選びください
なお、
下記商品につきましては、サービス提供ならびに販売を終了しております。
・KAWASAKI ZX-10R 2016-2018 オートブリッパー追加
・i2M Chrome Lite/Plus/Pro メーター 各種
・ABSキャンセラー 各種
**********************************
皆さんこんにちは♪
本日はKawasakiが誇るスーパーチャージャーシリーズ 第2段となりました、
Kawasaki Ninja H2SX SE 2018 ECUチューニングを行いました
H2に似てるようで似てない、全く新しいフォルムとなりました
異次元なスペックを持つ独特な雰囲気を放っているところはH2と変わりありません
SEモデルだとメーターがフルカラー液晶なんです♪♪♪
アナログタコメーターとフルカラー液晶の組み合わせ、非常に見やすいですよ
Kawasakiさん良いセンスしてます
Kawasakiモーターサイクルより抜粋 (https://www.kawasaki-motors.com/mc/lineup/ninjah2sx/)
Ninja H2と同じく1,000ccのスーパーチャージャー搭載車ですが、
H2SXシリーズはスポーツツアラーを目指した車両ということもあり、
H2よりも更に中低速トルクを向上させた、乗りやすい味付け
が施されているとのことでした。
それでも、馬力はしっかり200PSを発揮してH2と並べてくるところはさすがです
ですが、ご存じの通りNinja H2は秘めたる力を隠し持っており、
ECUチューニングを行うことで力が解放され凄まじい馬力を発揮します。
こちらは先日実施したシャシダイテストの様子です。
通常ラム圧が一切掛からないシャシダイ上だとエンジンが吸気できる空気が足りない為、
こうした制約の中、実走行を想定した馬力は測定困難となります
そこで、この無風状態に特化したシャシダイ専用仕様(MotoJP St.2仕様)でチューニングすることで、
実走行では最低でもこれぐらいの出力が発揮されるであろう、数値が検証可能となります。
赤グラフ フルノーマル状態 - 167.5hp @ 11,193 rpm
青グラフ ECUチューニング+フルエキゾースト - 230.9hp @ 12,445 rpm
緑グラフ ECUチューニング+フルエキゾースト+MotoJP St.2仕様 - 259.8hp @ 13,820 rpm
ラム圧を加味した通常ECUチューニングでも230.9 hpも発揮されておりますが、
なんと、ECUチューニング+シャシダイ特化仕様ではカタログ値 200PSを大きく上回る、
263.4 PS (259.8 hp) その差 63.4馬力です
フルエキゾーストマフラーに変更されているとはいえ、
いくら何でも60馬力も上がっちゃう????
それもそのはず、、、
Ninja H2は電子スロットルバルブを採用しているため、
右手のアクセルグリップとスロットルバルブが機械的に繋がっていません
すなわち、ECUがアクセルグリップとエンジン回転数、ギアなどの情報を見て、
どのくらいスロットルバルブを開くか決めているのです
そして、Ninja H2はその特性を利用して
電子制御スロットルの開度制限が設けられており、
いくらライダーがアクセルを全開にしても、全開にならない制御があるのです
いい加減な図で申し訳ないです
純正ECUではアクセルを全開にした時、
エンジン回転上昇に伴って電子スロットルバルブの開き方が変化します
エンジン回転が低い所からアクセルをドンと全開とすると..
スロットルバルブ100%開度を目指して、スロットルバルブが徐々に開放されます。
そして、10,000rpmに達したところでちょうどスロットルバルブが全開になります
しかし、10,000rpmを境に今度は徐々にスロットルバルブが閉じていきます...
そして、最終的にはなんと30%くらいまで絞られてしまうのです
※ライダーがその気(アクセル全開)でもスロットルが全開じゃないので出力ダウンして当然ですよね
これが電子スロットルバルブの制限なのです
そこで、ECUチューニングでは後半のバルブが閉じていく領域を補う(開くようにする)ことで、
最後までスロットル全開が維持され、結果出力が発揮されることとなります♪
赤の領域が追加され、10,000rpmを超えてもスロットルが開く用になりました
話を戻しますと、Ninja H2はカタログ値200PSというのは
あくまで電子制御スロットルの開度制限が加えられた状態のものであり、
エンジンスペック本来の出力ではないのです
※ちなみに、2019年度のNinja H2が231PSで発表されておりますが、
恐らく、この電子制御スロットルの開度制限が純正の状態で撤廃されているのではないかと思います。
ZX-10Rを含む多くのNAリッターバイクが200PSを超えてくるこの時代、
スーパーチャージャー搭載のリッターバイク H2SX SEが200PSであるのは、
いくら中低速に振っているからとはいえ、少し疑問が残ります。。。
このH2SX SEも同様に制限が掛けられている可能性もあるのです
そこで
ECUを外してデータチェックをしてみました
...解析の結果、やっぱりありました電子スロットルの開度制限
Ninja H2同様、9,000rpmを超える高回転で出力がセーブされています。
この領域をECUチューニングによって開放することで、ライダーが全開入力をしたときは、
高回転までスロットル開度が全開状態で維持され続けるようになります
それではお待ちかね、検証作業の開始です
299km/hスピードリミッター解除を確認❗️
少し暗いですが最終結果です♪
赤線 純正ECU + S/Oマフラー - 182.9 hp @ 10,501 RPM
青線 ECUチューニング + S/Oマフラー - 197.9 hp @ 10,549 RPM
緑線 ECUチューニング(MotoJP St.2仕様) + S/Oマフラー - 209.7 hp @ 12,104 RPM
こちらもシャシダイに特化させた仕様(MotoJP St.2仕様)でも検証を行い、
純正ECU (赤線)と比較して26馬力も向上することができました♪
ECUチューニングの効果で5,000rpmからのトルクが大幅に向上し、
最後まで伸びのあるカーブとなりました♪
MotoJP St.2仕様では更に高回転の伸びが良くなっています♪
大型触媒の抵抗の為か、H2&フルエキのようなストレートのカーブとはなりませんでしたが、
殆どノーマル車両でも大幅なトルク・馬力アップを果たすことができました♪
ちなみに、H2 (フルノーマル車両 + ECUチューニング[他社施工])との比較ですが、
赤線 H2SXが青線 H2を全域で上回っていることが分かります♪
触媒の影響で高回転の馬力が伸びないのは同じですが、
H2SXはより低回転から凄まじいトルクを発揮していることがよく分かるグラフです♪
ECU Flash同士でも9,000rpmまでのH2SXの加速はH2以上??
かもしれません
実際のテスト走行でもH2SXの乗りやすい中低速トルクが更に向上したことが体感でき、
アクセルオンオフのドンツキはもはや皆無、回せばNinja H2のような高回転の伸びが発揮され、
更にはクイックシフター・オートブリッパーもスパスパと大分調子良くなりました♪
本当にこれほど乗りやすいバイクは無いと言うくらい素晴らしい仕上がりとなりました
********************************************************************************
【Kawasaki H2SX (SE) 2018-2019 ECUチューニング可能項目】
********************************************************************************
【1】 燃料マップ調整
… フルパワー仕様に合わせた燃料補正をサブコン等、外部コンピューター無しで行います
※マフラー&エアフィルターに合わせた燃調をご希望の場合、
MotoJPオリジナルマップ適用もしくは現車セッティング(車両預かり)が必要となります
【2】 セカンダリーインジェクターバランス調整
… セカンダリーインジェクターの介入度を増やし、高回転時の燃焼効率向上を狙います
【3】 点火マップ調整
… ノーマルエンジンに最適な点火タイミング調整を行います
【4】 電子スロットル開度マップ調整 (FULL/MID/LOW)
… 電子スロットルバルブの開度制限を解除し、低中速トルクを大幅に増やすことが可能となります
【5】 アクセルオフ時の燃料カット調整
… アクセルオフ時の燃料カットを調整し、過剰なエンジンブレーキ、ドンツキを軽減します
※キャブレター車のようにマイルドになり乗りやすくなりますが、燃費悪化となる場合がございます
【6】 アイドリング回転数変更
… アイドリング自動調整機能のターゲット回転数を変更することが可能です
【7】 レブリミッター変更
… エンジン回転リミッター (燃料/点火)の設定値調整が可能です
【8】 スピードリミッター (299km/h)解除
… 299km/hで動作するスピードリミッターを解除します
【9】 排気デバイス無効化
… 排気デバイス機能および撤去時のエラーコードを無効化します
※再度機能を有効にするにはECU再書き換えが必要となります
【10】 純正O2センサー/クローズドループ無効化
… 純正O2センサー撤去時のエラーコードを無効化します
※再度機能を有効にするにはECU再書き換えが必要となります
【11】 各種エラーコード無効化
… センサー・アクチュエーター撤去時の各種エラーコード発生を無効化します
※再度機能を有効にするにはECU再書き換えが必要となります
【12】 タイヤ外径変更
… タイヤ銘柄変更によってタイヤ外径変更が発生したとき、
トラクションコントロールが正しく機能しなくなることがあります
ECU内部のタイヤ外径データを正しく修正することでこれを改善します
【13】 ラジエター冷却ファン温度変更
… ラジエター冷却ファンの作動開始/停止温度の変更が可能です
※より積極的に水温を下げることで、オーバーヒートを抑制します
★Kawasaki H2SX (SE) 2018-2019 ECUチューニング … \53,784 [税込]
※【1】-【13】の項目を全て実施頂いても金額に変更はございません
********************************************************************************
<Kawasaki H2SX 2018-2019 オプションメニュー>
********************************************************************************
【14】 MotoJPオリジナルマップ適用 … + \10,800 [税込]
… 吸排気仕様に特化した燃料調整をサブコン等、外部コンピューター無しで行います
※これまでの施工実績で培ってきたオリジナル燃料・点火マップデータを最適な形で適用させて頂きます
【15】 H2SX (SE) 燃料現車セッティング … \85,320 [税込]
… スーパーチャージャー搭載車の吸排気仕様に特化した最適な燃料セッティングを
シャシダイナモを利用して行います(※原則車両預かりでの対応となります)
********************************************************************************
Kawasakiが誇るモンスターバイク、H2シリーズを更に刺激的に
乗りやすい車両に仕上げることが可能です
ECUチューニングをご検討の方はMotoJPまでお気軽にお問い合わせください
【お問い合わせ・お見積り・施工のご依頼はこちら♪】
http://motojp.main.jp/orderform.html
/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/
ECU Tuning, Performance Parts
株式会社MotoJP
〒245-0064 神奈川県横浜市戸塚区影取町1771-2
Tel: 045-392-3308 Fax: 045-392-3306
URL http://motojp.main.jp/
/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/