2007年05月15日 10時25分00秒
サイレントヒルのモデルになった、45年間続くセントラリアの坑内火災
GIGAZINE読者からのタレコミで、アメリカのペンシルバニア州で、45年間も続いている火災があることを知りました。それが「セントラリアの坑内火災」と呼ばれるもので、1962年の5月にゴミ処理場のゴミを焼却して処分を終えたつもりだったのに、その火が実は地下の鉱脈に燃え移っていて、気付いたときには手がつけられない状況だったというもの。
消火が難しいため住民が退去したセントラリアはゴーストタウン化し、それがゲームや映画になった「サイレントヒル」の町のモデルになったと言われています。
詳細は以下の通り。
Centralia Pennsylvania Underground Mine Fire burning since 1962 in Centralia PA.
地下火災の危険を知らせる看板。
セントラリアを訪れているムービーはこちら。
YouTube - “Footage from the real Silent Hill” Centralia, PA
場所はこのあたり。
Centralia - Google マップ
消火にかかるコストや技術面の課題から政府は消火をあきらめ、セントラリアの住民は町から退去することになって町はゴーストタウン化することになりました。今も土地から離れたくないという人がセントラリアに住み続けているそうですが、地下の火災は収まることなく、鎮火には100年以上かかると考えられているそうです。
コナミのホラーアドベンチャーゲーム「サイレントヒル」や、ゲームを原作に作られた映画の舞台になっている町は、このセントラリアがモデルだと言われています。
・参考リンク
セントラリアの坑内火災 - Wikipedia